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アップサイクルで広がる新たな可能性 - edge.の挑戦-



環境意識が高まる中、「アップサイクル」という言葉を耳にすることが増えました。しかし、この概念に対する理解はまだ浅く、特に「リサイクル」との違いが分かりにくいと感じている人も多いかもしれません。そんなアップサイクルの魅力と、edge.ブランドを通じた取り組みについて紹介します。

アップサイクルとは?

アップサイクルとは「本来捨てられてしまうはずだった廃棄物にデザインで付加価値を加え、別の製品へと再生させること」とです。リサイクルが材料を原料に戻して再利用するのに対し、アップサイクルは今ある形を活かして新しい価値を生み出す点が特徴です。edge.では洋服に限らず、暮らしを取り巻く様々なアイテムをアップサイクルの対象としています。例えば、ファッションだけでなく、廃棄される食材や生活雑貨などにもアップサイクルの可能性があるとし、衣食住に新たな価値を与えるアプローチを行っています。

廃棄される運命だった服飾雑貨

edge.が目指すアップサイクルの未来

私が、アップサイクルに注目し始めた背景には、アパレル業界での経験があります。そこで目にした膨大な量の廃棄物から、使い道がないとされていた材料を再活用する可能性を感じたのがきっかけでした。edge.を通じて、使い捨てではなく、循環を重視した価値観を広めることを目指し、学生たちとともに新たな製品の開発に取り組んでいます。特に、限られた材料を使って素敵なデザインを生み出すための創意工夫は、環境意識の高い若者たちの間で支持を集めています。

使わなくなった時計・ヘアピン・キーホルダーなどを装飾した作品

学生と共に生み出すエコでクリエイティブな価値

edge.では、学生たちもアップサイクルのプロジェクトに参加できるように取り組んでいます。素材選びからデザインまでのプロセスに関わることで、学生たちは実践的な経験を積み、アップサイクルの価値を身近に感じることができます。このように、作品制作や商品開発を通じて学生が環境問題への意識を高めるだけでなく、彼らのアイデアが新たなアップサイクルの可能性を切り拓く原動力にもなっています。

捨て耳やデニム、造花を組み合わせたヘッドドレスに着色中

ポップアップとインターネットで拡がるアップサイクルの輪

edge.のアップサイクル商品は、ネットやポップアップショップで展開しています。ネットショップでは、一般の消費者が気軽にアップサイクル製品を目にして、実際にポップアップショップを訪れることで、edge.の活動の雰囲気や、製品が持つ背景をより深く理解していただけます。

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山梨の氷室どよう市でのポップアップの様子

アップサイクルの魅力はファッションを超えて、暮らし全般に拡がり、環境に優しい未来の可能性を感じさせてくれます。edge.の活動を通じて、多くの人がアップサイクルの価値に触れ、持続可能な社会の実現に貢献できること伝えていきたいと思っています。

次回・・・

次回は、デニムのアップサイクルについてお話します。