自分は頑張ったのに賞与減額に理不尽さを感じたSEに不足している観点
はじめに、この投稿はこちらの記事の内容をもとに作成しています。
記事に載っているSEが訴える理不尽さは以下の通りです。
テクニカル支援で複数のプロジェクトに投入されているシステムエンジニアです。毎月、私の売り上げは3社で合計1.4人月です。現実はそんなに働いていませんが1.4倍を売り上げているのは事実です。それなのに賞与が10万円減額されています。業績悪化とのことですが、個人売り上げから考えて納得できません。
賞与が減額されたことは働く身としては辛いことでしょう。
また、記事にもあるように、この疑問点への回答は、賞与は業績に応じて支給しており、「会社の業績状況により支給しないことがある」です。
ただ、それだけで終わってしまうともったいないので、私からみたこのSEに不足している観点を僭越ながら挙げたいと思います。
1.4人月はそれほど多くない
経験則ですが、1.4人月はそれほど多くありません。私の前職(大企業SIerのSE)での経験上、2人月以上は当たり前で3人月以上投入された経験があります。それに私より多いエンジニアもかなり見てきました。(倒れて休職したエンジニアも多数いました。。)
不幸自慢をしても意味はないですが、私が3人月以上投入されたときは、5プロジェクトに携わり、そのうち2プロジェクトは1人プロジェクトで要件定義から実装、納品までを行いました。そのほかは、チームで開発してチームリーダーとしてもプロジェクトを遂行していました。そんな感じなので、月の残業時間は150時間以上で稼働時間は300時間を超えていました。(今は残業に厳しいのでここまで働かされることはないと思いますが。)
それは「あなた」の売り上げではない
「私の売り上げは3社で合計1.4人月です。」と言っていますが、それは「あなた」個人の売り上げではありません。会社や所属部署、チームがこれまで実績を出して顧客からの信用を築き上げてきたことによる売上です。
「あなた」の売上と言いたいのであれば、会社を辞めて自身のみの実績や信用で同じ額を売り上げましょう。会社を辞めない場合でも、少なくともバイネームでお客さんから指名されるぐらいのエンジニアになりましょう。そのようなエンジニアになったら自分の売り上げだといっても誰も(私も?笑)文句は言わないでしょう。
会社という組織から出よう
前職にいたときに感じていましたが、組織に守られているのに組織に不満を並べる人がとても多く感じます。
会社員(正社員)というのは法律でかなり守られている存在で、会社は特別な理由がなければ解雇させられません。なので、窓際係長や追い出し部屋のような悪しき風習があるのですが。
現状に不満がある場合に人が取れる行動は以下の3つのみです。
- 解消するよう努める
- 他の場所に移る
- 妥協する
今回の場合、「解消するよう努める」はかなりハードルが高いので、「他の場所に移る」か「妥協する」でしょう。
ただ、他の場所に移るといっても、他の会社に移れば同じ状況になる可能性が高いので、フリーランスまたは経営者となって事業を興すのがよさそうです。最近はフリーランス市場が賑わっているので、ある程度のスキルがあればエンジニアはフリーランスとして仕事を得ることは容易です。
そのような自信や度胸がないようであれば妥協しましょう!
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