身近なアナログから減らしていきたい

  • 「Jtas」を”砂漠の中で1キロ先にあるコンビニ”ではなく”今すぐ飲める水”にまずはしたいですという話

執行役員の舞原さんとディスカッションさせていただいた内容ですが、自分自身も忘れないように一つの案として皆さんにシェア。

客室清掃管理 SaaS「Jtas」には、フルプランとライトプラン(主に清掃指示書の作成)があります。とある大手ホテルクライアントにおいてはライトプランを活用いただいており、...ということは、本当に現場の業務がちょっと良くなるサービスだけでもめちゃくちゃ需要あるのではないかという話。

例えば、Jtas が用意したテンプレの中からホテル仕様にした清掃指示書を選んでもらい、表示したい文言だけを選んでもらえる(別途オプションで追加カスタム可能)というプラン。

正直、清掃指示書作成で何が大変かというと、ながら作業で作れない ということ。

一般的に清掃指示書をエクセルで作成しているホテルも、手書きで作成しているホテルも、基本的にはその日のチェックインが終わってから作成しています。
理由としては稼働率が変わってしまうと後で実際に売れている部屋かどうかわからなくなりかねないこと。そして、写しミス、変更ミス等インシデントも発生しやすいからです。
基本的には24時~25時に最終チェックインが終わり、その日の売り上げを閉め、PMSで日付を翌日にしてから行われます。
では、それまで清掃指示書作成に必要な情報はどうしているのかというと、なんとすべて手書きメモ。。
書き写す時間は1時間弱ですが、1日の様々なメモ情報の中から必要なメモを清掃指示書の必要な場所に書き写してやっと完成するのが清掃指示書なので、そもそもちゃんと書き写せているか不安ですし、膨大なメモの中から必要な情報だけ選んでそこに書き写すので、初めのうちは結構苦労します。(特に複雑な清掃指示書だと研修で全然理解することができず、そのままよくわからずに清掃指示書が難しくてやめるみたいなフロントさんも一定数いるくらい)
なのでPMSに情報を打ち込んでさえいれば自社ホテルにあった仕様の清掃指示書に変えてくれるライトプランはかなり魅力的なのだと思います。
そしてもう一つチャンスがありそうだと思っているのが チャット です。

ホテルは、アナログな業界ですしLINEは情報漏洩になるのではとかLINEはプライベートのものだから、といった理由から、実はLINEを業務に使うことをめちゃくちゃ嫌います。
なのでいまだに清掃会社との連絡を電話でしますが、別にチャット・メッセージが嫌なわけではありません。でもチャットが使われない理由は、実は適したものがないからなのではないかと思っています。

LINE、LINEワークスも上記理由で難しい。
フェイスブックのメッセンジャーも個人アカウントの観点から×。
チャットワーク、スラック、トークノート等はおそらくあまり知られていないと思います。

使ったとしても既読がつかない仕様が業務に合わなかったり、できることがありすぎて使いこなすのが難しかったりと、現状課題にあいません。

セキュリティに問題がなく、しっかりと指示が伝わるチャット機能であれば需要はかなりある。

そう強く思ったのは2日目の清掃研修で客室清掃オペレーションを担当しているチュンさんに同行させていただいたときのこんな1コマ。

ホテルからチュンさんへ着信
チュンさんほかの電話に出ていて出れず

チュンさん:すぐかけなおすがホテル側が今度は出られず

チュンさん:別のホテル担当者に電話して今不在着信あったこと伝える、確認してみるねと言われる

最初のホテル担当者からまた電話があり、依頼内容を知る

切った直後、先ほどの別のホテル担当者から同様の内容を聞く

これがもしチャットであれば

フロントの相馬です。
〜〜〜〜お願いできますか?

チュンです。
〜〜〜〜承知しました。

2行で終了です。(メモ代わりにもなるし言った言わないもゼロ)

ちなみに前職の大手ホテルではわざわざ館内放送で清掃責任者を呼び出してから内線で指示を伝えていました。
→追記:後日談として現状どうなっているのか確認するとトランシーバーが導入されたとのことでした。

想像のはるか何倍もこのようにアナログな清掃業界、ホテル業界、観光業界なのでまずはライトプランでアカウントをしっかり増やしてシェアをとっていき、フルプランにアップセル等していきたいなぁとか思ってみたり。。皆さんとめちゃくちゃディスカッションしたいです!🔥

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?