『コボちゃん』植田まさし
コボちゃんは
1982.4.1より始まった
読売新聞朝刊にて連載の4コマ漫画です。
多分3年くらい前にですが
現行の「新コボちゃん」以前の
「コボちゃん」
(蒼鷹社版全60巻) を読み終えたので
備忘録を兼ねて。
最初に住んでいた
実家のボロアパートの時
子供部屋のボロボロの襖に
読売新聞のコボちゃんを切り抜いて
何故か敷き詰める様に貼っていたのが
コボちゃんの一番古い記憶。
コボちゃんの単行本は
31巻位まで買っていたんですよね。
(1993/07/01発売)
チェックリストのメモを作って
少しずつ買い揃えていました。
この巻を買った日に
同級生の平八と遊んだからよく覚えている。
初期の20巻代位までは特に思い入れがあって
買って貰った時や
読んでいた環境含めて
家族との温かな記憶にも結びつく。
とうに閉店していますが
祖父母の家の近くの
川口市前川のこの辺りに
(Google マップで見たらもう建物ごと無い( ; ; ))
岩渕書店だったか
そんな名前の小さな本屋があって
コボちゃんが沢山並んでいた。
祖父母の家からよく歩いて行っていたな。
店内はラジオが流れていて
基本的にいつ行ってもお客さんがいなくて
おばあちゃんや
身内のおばさんが店番をしていて
好きな雰囲気でしたね。
蕨駅にあった
シャルム書房も大好きで
よくコボちゃんやかりあげクンを
買ってもらっていました。
(確かこのヘイワ堂になっている場所)
高校生の時
僕は夕方から始まる定時制だったんですけど
一時期の休み時間、
真っ暗な最上階の踊り場で
置いてあるパイプ椅子に座り
外の産業道路の灯りだけで
コボちゃんを読むことにハマりました笑
意味不明な行動は思春期ならでは(?)
車のランプの流れを見ながら
まったりするのが好きだったな。
あと当時
僕だけの感想だと思うんですが
コボちゃんの最後のページ左の柱に
「昭和○年○月より○年○月まで読売新聞に掲載されたものを収録致しました。」
という記載があるんですが
それを見ると
理由もなく寂しくなっていたんですよね。
引越して
二つ目の寺の裏に建つ実家にいた頃
僕は夕方から学校だったので
ちょうどバイトもしていない時期の
平日の昼間。
家族も仕事や学校へ行っているので
一人でとても静かな環境
そこでその感覚を認識しました。
胸の奥がきゅーんとなる寂しさみたいな。
この感覚って
子ども時代以降は
味わってない気がしますね…
小学校での土曜日半ドン前後の
下っ腹がキュンキュンとするようなウキウキ感と
同種の感覚なのかな。
コボちゃん作中でも初期から多くある
「ビワ」ネタ
おそらく
植田まさし先生の幼少期
ビワは特別なご馳走だったんでしょうねえ。
コボちゃんで描かれるのは
暮らしも環境も含めて
決して裕福ではないけれど
家族のひとつの理想の形です。
だから癒される。
僕が読み取った
コボちゃんのテーマは
「幸せとはなにか 」
でした。
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