自営業の敗北と社畜ふたたび①

一昨年末に葛藤にのたうちながら自営業を畳んだ。

自営業という字面からは何かの店舗を運営していたかのように見えるかもしれないがそこは違って個人設計事務所を運営していた。

設計業ですと自己紹介すると、これまたへー建築関係ですか?すごいですねーとの反応が99%を占めるのだが、これまた違っていて、自動車メーカーで自動車車体部品を製造する設備の設計てす。

そう答えを返すと大抵の人は、へーすごいですね…?と語尾に点々と小さなクエスチョンマークが付くことになる。

子供に将来の夢は?と問うてもほぼヒャクパー出てこない類の仕事だが、こんな業種もあるんですよ知っていましたか?

そういった業種の会社に新卒で就職し数年を勤め上げた後、不安八割自信二割の無茶をおして独立開業となった。

なぜそんな自信割合で独立をしたのかの理由だが、そこにはやむにやまれぬ事情があった。

第一次家庭崩壊の危機がそれだ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?