何の為に学ぶのか?
この春、うちの職場にも新入社員が2名入ってくれました。
2名とも中途採用ですが、平均年齢40代後半の職場に20代2名!
ですが、思っていたほど年齢差感じません!まだまだ若いです!
さて、今朝の朝礼ネタから、
「人は何の為に学ぶ」のでしょうか?
皆と一緒に考えてみました。
新人君の一人は、「自分の能力を高める為」、「選択肢を拡げる為」
もう一人の新人君は、「自分が生きていく為」、「食べていく為」
なるほどー、たくましいな。
一方、ベテラン組からは、
「選択肢を拡げる為」
「誰かを助ける為」
「人生を豊かにする為」
「面白いから」
と、様々な意見が出てみんなで盛り上がっちゃいました。
両世代から出た、「選択肢を拡げる」というのは、
将来何かにつけても、自分の食い扶持を繋いでいく事を可能にする
という意味だそうです。
先日の東大の入学式の祝辞での上野千鶴子さんの言葉の中に、
世の中とは不条理であり、積み重ねた努力や希望が全て報われるとは限らない。
という内容がありました。
ここまで来れた事は、もちろん自分ひとりだけの力では無く、
後押ししてくれた人たちや環境に感謝すべしというものでした。
社会人である今なお、
学ぶ機会を与えてくれる会社や多方面の方々に
感謝の心を持たねばなりません。
そして、
自分が生き抜く為に学ぶ!という意思も大切ですが、
心の片隅には、
『誰かの為に自分の力を使うが為に学ぶ。』
というものも、持っておくと良いでしょう。
「自分の為だけに」という思いが強すぎると、
不条理な世の中では、心が折れてしまうかもしれません。
世の中には、お金の為に働いているという人も少なくありません。
きれいごとを言うつもりはありませんが、
お金の為だけに働いている人に幸せそうな人はあまり見た事がありません。
自分の存在がお金に支配されているのかもしれません。
じゃあ、自分の存在意義って何だろう?
誰かの役に立っているのだろうか?
自分の将来設計の為の「学び」と限定せずに、
『培った能力、知識を誰かの為に』、
と、「学び」を定義しても良いのではないでしょうか?
学びの中から自分の存在価値を拡げていきたいものです。