より良い経営者を目指したら、経営者を辞めることにした話。
はじめに
まずは簡単に自己紹介を。
はじめましての方もいれば、お久しぶりですの方もいるのかな?
えだもんこと枝元 宏隆と言います。
実は、昨年12月からマレーシアへ移住しました。
大学在学中から起業し、熊本を中心に飲食店をやったり、ネット通販やったり、保育園を作ったり、ママ派遣を立ち上げたり、美容室をやったり、セルフエステ店をやったり、不動産の法人を作ったりしてきました。
気がつけば10年、上手く行った事業もうまくいかなかった事業もいくつもありますがスタッフにも恵まれ、経営に関わる企業は従業員規模も100人以上になり、起業、創業から経営を経験し、一昨年は中小企業診断士としても資格登録に至りました。
ここまで読んだら、
え?ただ人生なんか上手くいってるやつじゃん。
なんだよ、自慢かよって思う方もいるかもしれませんが、ここからが本題です。
こんな僕ですが、ここ3年ほど自分が何者なのかわからなくなり、霧の中を彷徨い続けている。
でも日々、事業は進む。会社は成長していく。なぜか僕の心は晴れない。
なにをやっても一瞬の楽しさ、面白さはあっても起業した時、創業した時の熱量や喜びがかえってこない。そんな毎日を過ごしていました。
経営がもっと上手くなれば、このモヤモヤは晴れるのではと手探りでやってきた経営を体系立てた知識にしようと学び始めた、中小企業診断士。
知識は増えるし、できることも増えた。資格試験も無事に1年で合格。
それでも霧は晴れやしない。
スタッフの能力をもっと引き出せれば、マネジメントが上手くなれば、そうスタッフのためと思ってコーチングスクールの門戸をたたいたのが2023年の8月。
きちんと効果のあるコーチングセッションを提供するため、まずは理論を自分で実践してみる。
マインドの使い方をマスターしレクチャーできるようになるために、自分自身が使いこなせるように取り組む自己適応の日々が始まりました。
自分自身の本音であるWant toと繋がる現状の外側へゴールを設定し、突き動かされて日々を過ごす。
シンプルにいうとやることはただそれだけ。
それだけなのに自分自身のやりたいことがなにかもわからない。
趣味すら思いつかない。もちろん自己適応も思うようにいかない。
そのなかで機会を得たプロコーチである学校長とのコーチングセッション。
「結局さ、えだもんは自分で事業をやりたいんじゃないの?」
たった一言。
その一言であんなに濃かった霧は晴れていました。
仕事と関係のないことをやってはいけない。
生産性のない時間を過ごしてはいけない。
やりたいことなんか優先してはいけない。
それが、僕の霧の原因でした。
そうだ。
僕は自分で事業をやりたいんだ。
会社がだんだんと大きくなるにつれ、経営者を名乗り、経営者なんだからこうあるべき、懸命に学んだ中小企業診断士で得た知識は一段と経営者とはこうあらねばならないを補強し、自分で霧を濃くしただけだった。
そう、やりたいのは経営者じゃない。起業家だった。
ただそれだけのこと。
そして僕は、より良い経営者を目指し、コーチングを学び始めた結果、経営者を辞めることを決めました。
その日から自分がやりたいことがまた見える世界が変わりました。
世界各地でその地に根ざす事業を作りたい。
起業した時に描いていた若さゆえに無謀に思えた強い思いがフラッシュバックしてきた。僕の日々は大きく変わりました。
半年で自分自身に起こった変化。
マレーシアへの移住
世界各地で事業やりたい、そういっているのに海外旅行に年に数回行く程度。
旅行に行く際も仕事を絡めることや一緒に行く誰かと時間を共有することが目的なことも多く、純粋にその地を目指したり知ったり楽しむといった旅行はしてきませんでした。
だったらやっぱり海外に住むしかないなと。
せっかくなら日本と真逆の国に行きたい。
日本が単民族国家で経済が成熟した国ならば、多民族国家で発展途上国がいいな。
そんな感じで行ったことすらなかった国、マレーシアへと英語も大して喋れないままに移住しました。
それっぽい理由もすらすら出てきましたが、なんかなんとなくマレーシアがいい!と直感的に思ったのもあります。
やっとマレーシアに住み始めた実感が出てきて、この国の素晴らしさや逆に不便なことを少しずつ肌で感じています。
僕がこの地で、どんな価値を提供したいのか、提供できるのかじっくりと向き合っていきます。
フィナンシェ
海外移住との落差がひどいですが。笑
食事も別にコンビニでもなんでもなんか食べれればいい。
一人なら別に究極たべなくてもいい。
だって時間がもったいないから。
仕事の鬼となっていた僕にとって食事は無意識にそういう位置付けになっていました。単純に好きな食べ物すら聞かれて悩んでしまうありさま。
自分自身のやりたいことに許可を出し始めてから、ある日ふっと、自分がフィナンシェが好きだったことを思い出しました。
なぜ好きだったのか、なぜ食べなくなってしまっていたのか、好きということを忘れていたのかも自分でもわかりません。
創業直後の暗黒期に、今日も1日しっかりやれたなの自分へのご褒美がローソンで大好きなフィナンシェとアイスカフェラテを車内で楽しむことでした。そんな自分の大切な思い出すら自分で蓋をしていました。
今日も1日やりたいことに取り組めたなと思えた日には、またフィナンシェを自分へのご褒美に買う日々が戻ってきました。
ちなみに先日、フィナンシェ専門店なるお店が大阪にあることを思い出し、訪問してきました。もはや、そのために大阪に用事を作ったと言っても過言ではありません。
もちろん全部買いましたが、個人的には店内で食べれる焼きたての極上プレーンかアールグレイが個人的は好きです。
好奇心の復活
昔は人のことを覚えることが特技でした。
一度会っただけで、一度話しただけで名前や顔、どこであったかどんな話をしたのかを忘れない。
それが、ここ数年は何度か会った人の顔も名前も覚えられない。
声をかけられても、なんとなくその場をそつなく会話し過ごしていました。
なぜ、覚えられなくなってしまったのか。
蓋を開けた日々を過ごす中で自分の答えが出てきました。
やりたいことを思いつかないために、増やさないために、自分自身が自分以外の世界に対して好奇心を持つことを無意識に抑制していたから。
今では昔のように一度話した人やすれ違った同じマンションの人を思い出せるまでに回復。
日々のいろんなことへ興味が向き、ワクワクが止まりません。
振り返ると感じる変化は他にもたくさんありますが、これくらいにしておきます。
今では学びたいものや興味を惹かれるものがあれば飛行機を使ってでも触れに行く。
気がつけば月間1万キロ以上移動するそんな日常へと移り変わりました。
本音にしたがい、やりたいことをやる。
自分らしさをつかって、やってみたことないことをやる。
そんなエネルギッシュで熱狂できる日々が僕に返ってきました。
さいごに
コーチングには人生を変える力がある。
自分の人生を本音で生きることを決断すれば、いつだって人生は変えられる。
本当に、そうだなと思っています。
自分のやりたいことに蓋をしていた、耳を塞いでいたのは自分だった。
いつだってチャンスは目の前にあったはずなのに目を瞑っていたのは自分だった。
そしていつの間にか、自分の可能性を一番信じていなかった自分だった。
それが、霧の中にいた少し前の僕です。
自分の人生を変えていく転機がほしい。
別に今が悪いわけじゃないんだけど、この先このままでいいのか悩んでいる。
もっと自分の一度きりの人生を熱狂して生きていきたい。
そんな人はぜひ、コーチングを受けてみてください。
ちなみにそんな楽しそうなえだもんと話したいぞって人はコーチングに関係なくFacebookなんかでぜひご連絡ください。ぜひ、お話しましょう。