26での頸椎損傷「事実は小説よりも奇なり」❹
こんばんは。
最近改めて心に響く言葉がありました。
ドラえもんの「のび太の結婚前夜」に出てくるしずかちゃんのお父さんのセリフで、のび太との結婚を不安に思っていたしずかちゃんに対して「あの青年は人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことができる人間だ。それがいちばん人間にとって大事なことなんだからね。」と。
一見当たり前のような言葉だけど上記の感情を一切の濁りなく心に持つというのは簡単そうで難しいと思います。
今回このような怪我をして当たり前だったことが実は本当に感謝すべきことだったんだなと改めて思います。
そう深く思えたのも、リハビリの最中などで音楽に触れる機会が増えたのですが、ONEDRAFTの「ワンダフルデイズ」という曲の中の【当たり前な時ほど人は忘れる 立ち止まって気づく景色が綺麗】という歌詞にビビっと衝撃を受けたことが1つのきっかけでした。
今この恵まれた世の中で当たり前だと思っていることが改めて振り返ると当たり前ではなく本当に感謝すべきことだと実感出来ます。慌ただしい日常の中であえて一度ゆっくり振り返ってみることも大事かもしれませんね。
ちなみにこの曲はアニメ「銀魂」のEDにもなっていましたね。とてもいい曲なので一度ぜひ聴いてみてください!
前口上が長くなりましたが昨日の続きです。
女性看護師にベッドで介助浴してもらう部屋に連れて行ってもらったのですが、当然体がぴくりとも動かないので、服を全部脱がしてもらいます。この時点でとんだ羞恥プレイです。
その後女性看護師2人にベッドから入浴専用の金属のストレッチャーに移してもらうのですが、これが怖いのなんの。自分では落ちないようにすることすら出来ません。
無事なんとか移乗してもらったタラちゃんはその看護師2人に体を洗ってもらいます。
そう。陰部やお尻まで。究極に恥ずかしいことに加え、その時の自分を客観的に見ると釣り上げられて市場に流れ作業で運ばれ、処理されていくマグロになった気分でした。この時が怪我してから1番の衝撃かつ人間の尊厳を失ったなと思ってしまった瞬間です。
もちろん自分より大変な思いをしている方々に対して失礼な感情だとは分かっているもののあの当時はそれを思う余裕はなく本当にキツかったです。
なにせ身体を洗ってくれた看護師2人は若くて歳の近い比較的美人な方々だったのですから。笑
しかし、それに追い討ちをかけるような事に気付きました。
なんと胸から下が熱い冷たいの判別がほぼつかないのです。
熱の判別も外的には判断できなくなっていました。その代わりに熱い時はほんのり本当少しだけぬる〜く感じる程度で冷たい時に限ってはとんでもない激痛が走ります。大量の針で刺されているような感覚です。
手に至っては後日、自分で洗うようになった時にはあまりにも痛すぎるので叫びながら洗っていた程です。
現在は手の温度感覚は完全に戻ったものの胸から下の温度感覚はあまり変化はありません。ですので、湯船に浸かっても気持ち良くもなんともありません。笑
でもなんだかんだ怪我して以来、身体を拭いてもらうだけで身体を洗ったのは久しぶりだったのでスッキリはしました!
身体を洗ってもらって部屋に戻って気付いたのですが、肌が乾燥しやすくなっているのか手と足の皮はもうボロボロでした。手は魚の鱗のようにボロボロでひび割れしていて本当に自分の手なのかわからないくらい気持ち悪かったです。
この日は本当に心がポキッと折れる音が聞こえるくらい傷心した1日でした。
死にたいと思っても体が動かないので自分で死ぬことすら出来ないのです。
そしてようやくリハビリがこれから始まります。
これからの話はまた明日にします。なんか今日は暗い話ばかりになってしまい申し訳ありません。。
また今回の怪我によって生まれた私の周囲でのアナザーストーリーもありますのでその事もいずれ書き留めていけたらなと思います。それはもう本当に漫画のような出来事でした。正直、自分の怪我の事よりアナザーストーリーの方が入院中大変でした。自分の回復状況など本当にどうでも良いくらいに。
このnoteは身バレだけは絶対にしたくないのでその話は恐縮ながら有料にさせていただく事になるかもしれません。お許しください。そこでもし収益を得ることが出来た場合は遠慮なくまだ回復を信じて続けているリハビリ費用にまわさせていただきます!まだ就職できていないので正直余裕は全くありません。笑 私の育成ゲームと捉えていただければ幸いです。笑
こんな事書いて誰にも閲覧されなかったら惨めですね。笑
あー、これから私は就職し収入を経て結婚出来るのかなー。不安です。どうせなら怪我前より少しでもお金持ちになりたいな。笑
アナザーストーリーはまたいずれ投稿します。
貴重なお時間を割き、最後まで読んで頂きありがとうございました。
んじゃまた明日🌸🍀