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26での頸椎損傷「事実は小説よりも奇なり」❷

5/18の続きです。

突如、ボルトを入れている部分に激痛が走りました。おじいちゃんドクターに「めっちゃ痛いんですけど!」というとそのおじいちゃんドクターは「あれ?あ、ちょっと麻酔の部分からズレてたみたいだ」と。そんなことあるのかと思いながらもその部分にまた麻酔を打ち込まれて何事もなかったかのようにそのまま続行。正直、怪我した時より激痛。(後日この痛みよりはるかにキツい激痛が待っているとは知る由もなかった。)その後の手術のことは正直あんまり覚えていません。ただ裸だったので寒かったこととだんだん怖くなってきて頭をいじられている間も腕を動かしたりしてどこまで動くのかをチェックしていました。後日、知人に聞いた話によるとそのおじいちゃんドクターは急に呼び出されて寝起きでちょっとボケていたと聞きました。笑

手術後、ハローベストでしっかり頭が動かないように固定され、その日の夜はナースステーションの横の部屋で過ごしました。朝6時過ぎに寝れないまま、ハッと思い出し、ナースコールを押すこともできないので「すみませーん!!」となかなか出ない声を振り絞って看護師を呼んで携帯を取ってもらい激痛に耐えながら動かない指で何とか彼女に電話しました。するとものすごーーーく不機嫌でした。実は私は離島への旅行中の怪我で夜から連絡を返しておらず、やましい事をしているのではないかとずっと怒っていたそうで、もう知らないサヨナラとなっていたそう。笑

首が折れて体が動かない話をすると初めはいつもの冗談と思われていましたが徐々に電話越しで冗談ではないということを悟り、青ざめていくのがこちらまで伝わってきました。そこから大号泣でした。当然ですよね。2時間くらい電話のスピーカーで彼女の鳴き声が響き渡っていました。そこでさらに本当に大怪我をしたんだなと実感しました。

ここで結論から言うとその彼女とはその年の年末に怪我とは別の理由でお別れをしました。怪我からのすれ違いも一因ではありましたが。

本当に今まで思った事のない結婚したいと思える相手でした。でも正直とても大切だった相手のことを考えるとこれでよかったと今では思っています。TVとかの良い話でよくある大切な人には1番幸せになってほしいと心から思えたからです。そんな事を思えるようになったとはすこし大人になったなと。怪我の功名ですかね。笑代償デカすぎでしたが。笑

その彼女との事はあんまり思い出したくないので一旦彼女話は終了です。未練たらたらか笑

話戻ります。朝を迎えて電話の後、女性看護師から小学校低学年ぶりくらいに蟯虫検査なのか何なのかわからず終いですがお尻にフィルムみたいなのをブち込まれて羞恥プレイを受けながら、その看護師と蟯虫検査話に花を咲かせました。そして頭にボルトが刺さったフランケンシュタイン記念に写真を撮ってもらいました。

その後、何時間経過したか覚えていませんが大きい病院に転院するために救急車で空港に向かい、自衛隊のプロペラが2つ付いたどでかいヘリコプターに乗りました。旅客機を止めて出発したそうです。VIP待遇です。

そのヘリコプターのプロペラの音が信じられないくらい大きいのと台風のような風圧に驚きながらテイクオフ。ツタンカーメンのような状態で固定されながらプロペラの爆音に耐えていました。いっときして周りを見渡すと付き添いの知人と自衛隊の方々はヘッドホンをつけていて私だけつけ忘れられていました。笑 さらに驚くことにこう言う時って後ろの扉を開けっぱなしで飛行するんですね。高所恐怖症なので怖すぎました。開けっぱなしのままで2時間の飛行でした。

無事飛行場に到着するとそこからまた救急車に乗り病院に向かいました。(病院とはほぼ無縁だった男が何度救急車に乗るのやら。)

無事病院に到着するとようやく両親と再会。見た事ないような顔をしていました。そこでまた改めて申し訳なさと事の重大さを理解しました。

その日はICUで過ごしたのですが隣のベッドでとても体の大きな男性が体重が重すぎるせいで色々障害が出てきている話をしていて、親に聞くと大量のお菓子を隠し持っていたそう。痩せろやって思いました。笑 夜になると小さい子供が「痛いよー。」ずっとすすり泣いていました。可哀想だとも思いましたが、それよりも恐怖でした。

その翌日かまた次の日だったか覚えてませんが、いよいよ首を切開し、ボルトを入れる大手術の日を迎えました。何かあった時は責任取れません的な同意書にサインを親が書かされているときは若干の恐怖を感じていましたが案外冷静でした。ベッドで手術室に運ばれて行く時は「あーこれ医療ドラマでよく見る光景だー」と思っていました。

ちなみに怪我した時からここまでずーーっと仰向けの状態からピクリとも動いていません。笑

手術室に入るとドクターに1つの決断を迫られる問いかけをされました。


「あ、首を切開するので後ろバリカンで刈り上げて良いー?」

「え?嫌です。タラちゃんですよね?」

「うん。タラちゃん。笑 清潔にしとかないといけないからね。」

渋々了承し、マスクをつけられ、全身麻酔のガス?みたいなものをあてられました。

ここで付き添いの知人に手術前に「昔、全身麻酔をした時に意識保てるかチャレンジしたけどすぐダメだった。チャレンジしてみて!笑」と冗談で言われたのを思い出し、レッツチャレンジ!!笑

どんどん気体が体に入っていく中で意識が飛ばないように踏ん張っていました。

「あれ?これ意外に持ち堪えれるんじゃない?」と思っていっとき耐えていると。。。


はい。またお尻痛くなってきたし疲れたので今日はここまで。また明日に続きます。多分。

そう。またもったいぶりです。笑

noteの仕組みはよく分かりませんがこんな誤字脱字だらけのお粗末な文を昨日見てくださった方がいらっしゃったようで。更にコメントまで。感謝感激です。飽き性な私ですが頑張って出来るだけ書いていきたいと思いますので宜しくお願いします。

貴重なお時間を割き、最後まで読んで頂きありがとうございました。

んじゃ、また明日🌸🍀

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