バキ童のおかげでエヴァを見たことないとすぐ言えた
ぼくが今よく見ているyoutube、バキ童チャンネルでこんな動画があがっていた。
低俗なんだけど知性に溢れている、しょうもなさとアカデミックさが一緒になっているようなこのチャンネルがとても好きなんだけど、その中でぐんぴぃ(バキ童/サムネの男の人)がこんな事を言っていた。
智代(サムネの女性、クラナドの登場人物)が18禁ゲームか、そうじゃないかを答えたあと、すぐにこのことを言えるぐんぴぃを、ぼくはすごいと思った。
意外と有名な作品に対して「知らない、見たことない」と言うことって、結構勇気がいる。
少し前にファスト映画とかが流行った理由に、ぼくはこれも関係あると思っている。
世間には「フォレストガンプを見たことある前提で映画の話をしてくる人」が一定数いると思っているし、「ニコニコ見てたのなら東方をプレイしたことがある」と思っている人も、また然り。
もちろんぼくはそれを悪い事とは思ってない。
でも、生きていてこのタイプの人と仲良くしなくてはならない場合、それらに実際に触れるよりも「知識」として脳に叩き込んでおく方が楽だと判断する場合がある。
「人生は、チョコレートの箱と一緒だ…って台詞、いいですよね」
「紅魔館までしかしたことないけど、チルノの説明見て笑ったなあ」
僕が実際にフォレストガンプも見たことない状態かつ、東方やったことない状態で言ったセリフだ。
フォレストガンプは最近見たし、東方に至ってはプレイしたことない。
二つともインターネットのまとめとかミームで知っている。
ぐんぴぃの言う「クラナドは人生」ってフレーズもそうである。
実際ぼくもクラナドを見たのは3年前である。
中学生のとき、友達のNくんがクラナドのよさを説いていた時に、知らないなりに話を合わせていた時にこのフレーズを連発していた。
ごめんよNくん。
昨日、大学生のころからの知人と電話した際にアニメや映画の話になった。
ぼくは素直に言うことにした。
「実はエヴァンゲリオン見たことないんだよなあ」
そう言うと知人は、エヴァンゲリオンは難しいこと、映画とアニメは展開が違うこと、いろんなことを教えてくれた。
そして、今日アマプラで新エヴァを見た。
思ってるよりも話が理解しやすかった反面、アニメのがもっと難しいとか知らなかったら先にアニメ見始めて挫折していたかもしれない。
ちゃんと正直に言わなかったら、このとっかかりを知人は教えてくれなかった。
ぼくは27になるが、ぐんぴぃや知人との経験から、知らないことを素直に、すぐいうことの大切さを再確認することができた。
ありがとう。
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