あの夢グループの通販でおなじみ、夢通訳機「グッドトーク」を持ってグアテマラへ
2021年このご時世での海外ホームステイ滞在、プチ留学。しかも未知の国、グアテマラ。
無事にグアテマラまで到着することができるのだろうか。そんな不安だけを全身に纏いながら成田を出国した2021年7月9日。
いや、私には味方がいる。
こちら。
みんな大好き夢グループの夢通訳機「グッドトーク」
私は祖母の介護をしながら見ていたBS番組の間で頻繁に流れてくる夢グループのコマーシャルが大好きでした。
その中でも私が好きなのがこの「夢通訳機・グットトーク」
なんと夢グループ社長が喋った独特な英語も聞き取り通訳してくれるという優れもの。
これは、買うしかない!
そう思い今回の旅のお供に選びました。お守りです。
今回のルートはこちら。
成田空港→仁川国際空港→ロサンゼルス空港→グアテマラ
仁川国際空港は、日本語表示もあるという情報を得ていたので、難易度低めだったのですが、心配だったのは
ロサンゼルス空港→グアテマラ!
7時間のトランジットタイムがあるのですが、いかんせん怖いのです。
航空会社が変わるので一度チェックインし直さなければなりません。考えただけでクラクラしました。
日本→韓国→ロサンゼルス
この間は、韓国の航空会社なので機内食に『コチュジャン』が必ず付いてきました。
用途がわからなくても…
『コチュジャン』ついてくるじゃん…
怒涛のコチュジャン攻めを経て…
ロサンゼルス空港に到着。どのブースも笑いが溢れている税関をなんとか突破。さすがアメリカ。
こんな時にもっと英語を喋れたら、冗談のひとつやふたつ、かませるのに。そうしたら、どれほとま楽しいことでしょうと、つくづく思いますよね。私など、パスポートとコロナの陰性の紙と、帰りのチケットのコピーを素早く出すことで精一杯でした。
荷物を受け取り、Wi-Fiをつなげようとしますが全くわかりません。
飛行機で私の前の席に座っていた、3人組の若い子ちゃんたちを発見したので早速Wi-Fiについて聞こうとしたら、とても驚かれてしまいました。
彼女たちは、後ろの日本人なんて気にしていなかったのですね。そうか。そうだよね。
なんとか自力で空港のWi-Fiをゲット。警察犬を連れていた係の方に『Guatemala』と言ったら、エレベーターで3階にいって。と言われました。
業務用みたいなエレベーターに乗り、チェックインカウンターがあるフロアーへ。
バカみたいに広いのです。
さてさて、と。
……
……
あれ……?
空港の電光掲示板に『Avianca』の文字が見当たらないのです。
「えっ?」
『アシアナ』はあるのですが『アビアンカ』はない。似てるけどないのです。
無駄に広いロサンゼルス空港でただ不安になる私。幸い時間は不安になるくらい沢山あります。ちょうどロサンゼルスは大谷さんフィーバーだったのですが、大谷さんは助けにきてはくれません。
カートに荷物をのせて、同じ階を行ったり来たり。ぐるぐる、ぐるぐると歩きまわり、疲れたらイスに座り、電光掲示板に『Avianca』の文字を探していました。Aviancaの文字はあり、出発時間も同じなのですが、行き先がグアテマラではないのです。
『一旦、他の国を経由してグアテマラにいくのかな?』
疲れ切っていたので、ふとそのような考えが浮かびましたが、そんな訳がありません。
そして、18時。
カートの回収をしていたおじさんに訪ねました。「Avianca?」「Guatemala?」「Avianca?」「Guatemala?」とひたすらアビアンカとグアテマラを連呼していました。
おじさんは「そこだよ!」と
おじさんが指を指した先にはもう一人のおじさんがいました。
みるとカウンターの表示が「Avianca」に。
足早におじさんの元へ駆け寄りました。「Guatemala?」と聞くと「そうだ!」と。
おじさんを抱きしめたくなりましたが、理性でやめました。
「このおじさんともっと話したい」
私の脳裏にあれが浮かびました。
そう、夢みたいな魔法の道具。
夢グループのグッドトークがあるじゃないか。
私は貴重品ポシェットから、これを取り出しました。おじさんは『どうしたんだい?』という不思議な顔つき。
まず手始めに
スペイン語に設定。
「こんにちは!」
「(スペイン語で)こんにちは!」
おじさんはとても喜んでいました。
その後も「どこに住んでいますか?」「狂犬病がこわい」「野良犬がこわい。」
など他愛のない会話に夢通訳機は大活躍してくれた。私の緊張は一気にほぐれた。
おじさんは、自身のスマホのグーグル翻訳で対応してくれた。
いつしか、私達は空港に響き渡る声で笑いあっていた。
ありがとう夢グループ。
そして、おじさんは、夢通訳機を「かっこいい!」と褒めてくれたのだ。しかも何度も。
丁度、私のスマホの電池の残量が極わずかになっていたので、この通訳機はありがたかった。かなりバッテリーがもつのだ。
私にとっては、ドラえもんの秘密道具に感じられた。
おじさんは、グアテマラの中でも恐れている首都グアテマラシティーに住んでいるようだ。でも大丈夫だと行ってくれた。
我々がお喋りをしている間、気づいたらグアテマラ行きの長蛇の列が出来ていた。
おじさんが先にカウンターにすすみ、私がチェックインを終える頃には姿が見えなくなっていた。このまま搭乗まで『夢通訳機』で遊べると思ったのに…
結局、行き先は間違って表示されていたとのこと。
ありがとう。おじさん。
そして、
ありがとう、夢グループ。
私の不安は夢グループによって救われたのです。