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フェリーをチェックする朝

朝、起きると私はいつもしている事がある。フェリーの運航状況をチェックするのだ。ちなみに今朝2020年11月7日は平常通りの運航です。とあった。05:04決定とある。朝早くからご苦労様である。

この「ハートランドフェリー」は利尻・礼文航路と奥尻航路があるフェリー会社だ。

フェリーが頑張って運航していると私自身も「よし!頑張るか!」という気分になるし、全便欠航だと「フェリーも休んでるんだから、休もう!」という気分になる。なんとも自分に都合が良い様に解釈するのだ。

最近は仕事が休みの日に礼文島に行くことが多いのだが、ツアーのお客さんやテレビ取材スタッフ(youtuberかもしれない)がフェリーに乗っているのを目にした。旧タイプのフェリーには座席がほぼなく、靴を脱いでくつろぐ雑魚寝スペースがある。去年今ほど世間が騒がしくないときは島の住民と観光客がぎゅうぎゅうに雑魚寝スペースでくつろいでいたが今年は様子が違った。雑魚寝スペースには観光客が幅をとってくつろぎ、島の住民は優先席のある部屋に皆が非難するように肩を寄せていた。たまたま私が乗った時がそうだったのかもしれない。しかし、若い三脚とカメラを持った男性たちが本来なら10人はくつろげる場所に寝ている姿は少し疑問符だった。

噂が光の速さで伝わり、それが10年、20年と語り継がれていくのが島の、田舎の現実である。都会の人よりも疫病に恐れるのは仕方がない。

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