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はじめての一人旅 1日目:しまなみ海道

なんとなく読みはじめた「移動する人はうまくいく」という本の教えで、年に4回国内、4回海外旅行をするべき、とあった。
理由はそのまで自分に落とし込めなかったけど、とにかくうまくいきたいとは思いまして。早速行ってきました、しまなみ街道!!

30歳にして初めてやってみた一人旅を通して、私はかなり世間知らずであることが分かった。アホすぎて恥ずかしいレベルだけど、今後何かの役にたつかもしれないのでまとめてみる。

自転車に乗っている時間が最近好きで、瀬戸内海に点在している島を経由して尾道から今治まで渡ることができる、「しまなみ海道」を自転車で渡ってみることにした。

新幹線でたどり着いた新尾道駅から、バスで尾道駅付近へ。

尾道駅から見た向島

海沿いを少し歩いて「尾道港レンタサイクル」でクロスバイクを借りた。
事前予約したらEバイクとかかっこいい機種を選べるっぽかった!
借りたところ以外にも、全部で10ヶ所に返却できる場所があるとのこと。

ちなみにこの日の予報は曇りのち雨。自転車旅で雨はやばい(笑)
今治まで渡り切るのは諦めて、島3つ渡ったところで自転車返してフェリーに乗って尾道に戻る作戦に決めました。
大体30kmくらいの距離。自転車代3000円。

尾道港にて。朝9時、この時はまだしっかり晴れてる!
ひとつ目の島、向島へは自転車ごとフェリーに乗って渡してもらう。

ここからしばらく、フランスの旅行者さんたちの後をついていく形に。

この青いラインがサイクリングロードで、愛媛まで続いてるんだって。
いろんな橋があってかわいい。
これを渡るらしい。
めっちゃ海沿いコース。気持ちいい!
10月頭でまだ暑かったから、曇りがありがたい。
一つ目の橋、因島大橋は車道の下を通るスタイル。おもしろい。

フランスの方々とはこのあたりでお別れ。
ど平日の水曜日に行ったので、人が少なくて良い。

橋の中からの景色。真下が海ー!!!
2つ目の島、因島には砂浜があった。浜辺のカフェは残念ながらお休み・・・
振り向いたら恐竜が海を見ていた。どういう意味だろうか
みかん畑の間を抜けて坂道を登っていく
橋に向かうときに毎回激坂

当たり前だけど、島を渡るには毎度激坂を登るので、弱虫ペダルの巻島先輩を思い出しながら気合いで漕ぎました。なぜあの時Eバイクにしなかったんだろうと数時間前の自分を責めながら・・・

最後の橋、生口橋

3つ目の島、生口島へ到着。
ここまで2時間半。結構いいペースだけど、これには理由があって・・・
週の真ん中、水曜日、それも朝早い時間にやってきたため、行きたかったカフェがことごとく閉まっていたのです!!
もうほんと、こういうとこだよー笑
お陰でここまで雨には降られなかったから、良しとしよう!
生口島は観光スポットが結構あるので、楽しみにしておりました。

潮聲山 耕三寺の裏にある「未来心の丘」 全部イタリアから運んだ大理石でできているらしい
さすがに雨が降りそうで、急いで寺を降りてご飯屋さんを探す
最終目的地、しおまち商店街。

んんーシャッター閉まってるぅ!
商店街の先の瀬戸田港近くで、ついに豪雨に降られました。

Overview Coffee Setoda Roastery

目的の「SOIL Setoda」というホテル兼おしゃれレストランはやはり閉まっていて、隣のこれまたおしゃれな売店でお弁当を買って、お店の方に許可をいただいて向かいのコーヒーショップでいただいた。3つの店舗はグループで経営しているのだとか。

移住してきた若者たちがここを中心に町興しをしているんですって。この日は今後起業する方たちに向けてワークショップをやっておられた。
アツいぜ瀬戸田。次はここでワーケーションしたいなぁ

3時間走った後の1食目、うまーい!
少し歩いて見つけたBONAPOOLで休憩

港の近くにまた綺麗な施設があった。BONAPOOLという、就労支援×宿泊×交流スペースの複合施設らしい。新しい波が来ている瀬戸田のこれからに思いを馳せながら、みかんスムージーをいただいた。

次のフェリーまで1時間半、雨の中散策してみる。

瀬戸内カラーのポスト

残暑厳しい10月初め、ここまで自転車旅してきて汗を沢山かいた。雨にも濡れて、このまま尾道帰るのはなー・・・と思ったらいいところに素敵な銭湯が!!

商店街にあった素敵な外観の銭湯 yubune

ラッキーなことに貸切。内風呂は壁のタイルにかわいいアートがあったり、外に4〜5人座れるかな?っていう小さなサウナがあって。扉の前にベンチとウォーターサーバーも。しとしと降る雨の中ぼーっと外気浴。最高すぎでは・・・頭の中では早くも旅の振り返りをしていました。
ゴール地点のご褒美として、気持ちよく整わせていただきました!

2階のスペースも落ち着く。しまなみ海道の本がありました。
帰りのフェリー「シトラス号」とお世話になった自転車と後ろの橋、全部黄色

自転車は、この島の返却地点に戻るのが面倒になってしまい、結局フェリーに乗せて(追加料金あり)尾道に帰りましたとさ。

はぁー短くも濃い前半戦でした。
いろんな出会いと想定外の出来事があって。
こうやって「移動する人」は濃い人生を送っていくってことなのかなと思いました。最高じゃないか。

帰りに尾道の「出汁と酢」で一杯。ビールが染みます!
豆皿とマッチは店長さんの好みで集めているらしい。またいい出会い。

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