ここで私だけのメニューを堪能したい/17冊目 小川糸 『食堂かたつむり』 ポプラ社
始めに
見てくださって、ありがとうございます。
えだまめです。
クリスマスムードが高まっていますね。
クリスマスソングが流れていたり、街がイルミネーションに彩られていたり、とても楽しい雰囲気でワクワクします。
さて、今回は『食堂かたつむり』の紹介です。
この本を読み終えたら、きっとお腹が空いてきます。なので、夜に読むのはおすすめしません。
温かい飲み物をお供に、ほっこりと楽しんで読んでみてくださいね。
食堂かたつむり
それは、山あいにある実家の物置小屋で、主人公の倫子が開いた食堂です。
恋人に浮気されて住処と職を失った倫子は、地元で念願の自分のお店を開きます。
トルコ料理屋で働いていたこともあって、料理を仕事にしました。
その特徴は、1日1組限定で、その人達だけのためのメニューだということです。
お客様の情報を細かくヒアリングし、メニューを決めて、おもてなしをします。
コース料理の時もあれば、一品だけの時もある。
読んでいて、とても美味しそうです。
おかん
おかんとは、倫子のお母さんです。実家でスナック「アムール」を経営しています。おかんと倫子は性格が正反対ということもあってか、ギクシャクしています。
同じ敷地内でお店を経営しているので、顔を合わせることも多いので、関わることも増えます。
倫子とおかんの関係性はどうなっていくのか。
ぜひ、貴方の目で確かめてください。
生命を頂く
この本を読んでいると、料理とは生命を頂くことだと、強く実感します。
食堂かたつむりの食材は、山からとってきたものも多いのです。身近にあるのです。
加工されていたり、パックに詰められていたり、そんな風になっている食材を見ていると忘れがちですよね。
生命を頂くというのは、必ずしも消極的な意味を持つわけではありません。
生命の活力を分けてもらっている。
私は、そう感じます。
終わりに
どうでしたでしょうか。
少しでも、魅力が伝われば幸いです。
あなたにとって、この本がお気に入りの1冊に仲間入りしていただけるなら、こんなに嬉しいことはありません。
あなたのおすすめの本、次に紹介する本の予想、この記事の感想などありましたら、ぜひコメントをください。待っています!
見てくださって、ありがとうございました。
また、木曜日にお会いしましょう。
えだまめでした。
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次に紹介する本のヒントは、
題名にフルネームが入った、住野よるさんの作品
です。