ワンピース考察:空への打ち上げ方法

 以前の考察で、ワンピースの世界には上空に黒い星が存在すると述べた。今回は空島より高空にあるその場所にどうやって到達するかという話をする。

 結論から言うと、リヴァースマウンテンの水路に強力な海流を流し込むことで、ノックアップストリーム以上の上昇海流を発生させると自分は予想している。

 それを暗示する描写と思われるシーンをいくつか挙げると、

1.ゾロVSカバジ戦の「納涼打ち上げ花火」
2.空島へのノックアップストリーム
3.ウソップの武器「カブト」の構造
4.ウォーターセブンの水門エレベーター
5.海列車ロケットマン
6.魚人島のウォーターロード
7.魚人島でのジンベエの技がワダツミを貫通
8.ゾウの噴火雨
番外.劇場版『FILM GOLD』ラスト

あたりが思いつく。

1.については、正確にいうと
曲技「山登ろー」→曲技「納涼打ち上げ花火」
の流れであり、山に登ったあと空に打ち上げられることを示していると思われる。
その前後の「カミカゼ百コマ劇場」と「一輪刺し」も何かの暗示である可能性がある。

2.についてはそのままだが、最終局面ではノックアップストリームと同じような巨大な海流を5本か6本同時にリヴァースマウンテンに流し込むのではないかと想像する。

3.については、空島の貝で強化した大型パチンコ『カブト』の構造が、そのままリヴァースマウンテンを真上から見た形そっくりになっており、これはリヴァースマウンテンそのものが何かを射出する仕掛けになるという暗示であると考える。
さらに追加すると、2年後の魚人島ではバクン草を据え付けることで『黒カブト』にパワーアップしているが、このバクン草の起動方法は『水』である。

4.について、ウォーターセブンは締め切った水門に水を入れることで、通常の水路では行えない船の上下移動を可能にしている。
水を使った上下移動である。

5.について、海上に設置された特定のルートを高速で移動している。
最終局面で想像通りの場面が描かれるのであれば、このシーン同様の激しい荒天になるのではないかと予想する。

6.について、作中においてメインストーリーには一切絡まない「水の通路」をわざわざ描写しているのは、最終局面で水を使った移動方法を出すことを想定しているからだと考えられる。

7.について、空気を吸って巨大化したワダツミに対して、ジンベエの攻撃『無頼貫』により発生した水がワダツミの体を貫通するという描写がある。これと重なる描写が最終局面に登場するのであれば、通路としての水の使用とは少しズレている。
このことから、自分は水の通路を作るのは古代兵器プルトンではないかと予想している。
余談だが、このときやられたワダツミは、ギア4が解除されて空気漏れを起こしたルフィとそっくりな動きをしている。最終局面の敵はルフィと同様の技を使う可能性がある。

8.についてはイメージそのまま、リヴァースマウンテン山頂から高空に向けて打ち出される大量の水を暗示していると考える。

番外.について、『FILM GOLD』の終盤は、舞台となる巨大船の船底に落ちたルフィが船内設備を利用した水流によって甲板に押し上げられる。

探せば他にもあるかと思うが、さしあたって自分はこれらの描写から、

『最終決戦の場所は高空にある黒い星であり、そこに到達する手段はリヴァースマウンテン山頂から打ち上げる超巨大なノックアップストリームである』

と予想している。

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