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国語の授業のネタ 新聞の見出しの役割と危うさ

SNSが一般化され本や新聞記事をじっくりと読む生徒が少なくなっています。新聞を取る家庭も少なくなり、新聞を読むのは学校くらいという生徒も多いです。

同じ記事を取り扱っていても ①新聞社によって違う捉え方をしている。        ②見出しだけで判断することは危険であるので本文を読んだり調べたりする。このことを学ぶことはSNSの読み方にも通じるかと考えます。

なかなか同じ題材なのに新聞社によって表現が違う見出しが見つからなかったのですが令和2年12月9日(水)の2019年の国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)の結果の見出しが同じ内容を取り扱っているのに新聞社によって真逆の見出しを書いていてとても分かりやすいです。我が家は朝日と読売の2紙を取っていて切り抜いていたのですが後に池上彰氏も「新聞ななめ読み」であと2紙を加え4紙の見出しと記事を取り上げて比べています。

朝日新聞では「小4『理科は楽しい』でも平均点は低下」

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読売新聞は「小中理数 世界5位以内」「学力調査 中2数学 過去最高点」

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2紙を読むと朝日の見出しは日本の子どもたちは理科は楽しいけど学力はついていないと読み取れ、読売の見出しを読むと日本の子どもたちは理数に関して世界の中でも高い水準なのだと頼もしく感じます。

池上彰氏はあと毎日新聞と日本経済新聞も加え、同じデータでも印象は逆と4紙を比べています。

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見出しは概要をつかむのにとても大切です。でも印象だけに惑わされずに本文を読んだり違う資料を調べたりして自分で考えて判断できる子供たちを育てていきたいものです。


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