デスクトップPCを1回も開けたことない人へ
こんにちは
PC、掃除してますか?
いやいや、PCのことなんて全然分かんないし、買ってから1回も中身見たこともないよw
って人。
ビッグモーターよりヤバいぞ。
ってことで今回は
・PC掃除の基本
・おすすめの掃除道具
・まとめとアドバイス
を紹介していくよ!
PC掃除の基本
PCの一番基本的なメンテナンスともいえる、掃除。
なんで掃除が大事かというと、PCの性能に直接関わってくる放熱に直結する超重要要素なのだ
そもそもホコリは基板についたまま放置するとショート(パーツの故障/最悪の場合発火)の危険性もあるので、パーツにホコリが積もってる状態なんてもってのほか!
ホコリは積もってしまった状態より、吹けば取れる程度だと掃除しやすいので、季節に1回はPCケースを開けて、ホコリが溜まってないかを確認しよう。
ケースの開け方はケースによって違うけど、だいたいは+ドライバが必要になるので用意しておこうね。
買った時の納品書に書いてあるケースの型番+マニュアル とかでググれば安心!
さて、満を持してPCケースを開ける…前に、何点か気をつけておく必要があるので先に紹介
ちゃんとPCの電源を落とす
”電源を落とす”…といっても、シャットダウンするだけじゃ実は足りない。
主電源を落とす必要がある。
だいたいどのデスクトップPCも、ケース背面からコンセントまで伸びるケーブルがあると思う。
そこのケース側の付け根に、IとOって書いてあるスイッチ(主電源)があると思うので、それをO側にパチッと倒すことで名実ともに電源を落とすことができる。
(ちなみにIとOは1と0を意味していて、ONとOFFを意味するゾ)
(さらに言うとよく見る電源アイコンはこのIとOを組み合わせた形です)
主電源を切ったらもうコンセントを抜いても大丈夫!
PC側はこれで掃除準備OK、あとは人間側の準備。
静電気対策をしよう
夏場ならあまり心配はないけど、乾燥した冬場だと静電気が怖い。
静電気はPCの天敵!ケースを開けて中身を触る前に、体に溜まっているであろう静電気を逃がすためにも、テーブルとかイスの脚とか、水道管の蛇口とかの金属を必ず触っておこう。
あと化繊の服は避けた方がいいかも。
(静電気絶対許さない教の人は全裸でやるらしい)
ホコリ確認箇所
ケースを開けましたね?
偉いッッ!!
ホコリが溜まってないか確認する場所としては
・各所ヒートシンク(CPUとかGPUとか)
・ケースについてるダストフィルター
・パーツに積もったホコリ
・(その他ケーブルとか)
などがある。
空気がよく通る場所を重点的に確認しよう。
特にヒートシンク(エアコン室外機の中身みたいなやつ)は放熱の要!
CPUクーラーやGPUのヒートシンクなど、ファンで強制的に空気を通すパーツはホコリが溜まりやすく、ずっと放置してるとうまいこと排熱できなくなってしまう。
GPUのファンはすぐ取り外せるものはほぼ無いので下記オススメする道具を使ってもらうとして、CPUのファンは案外簡単に取り外せる。
CPUクーラーの型番とかでググって、ヒートシンクの角とかで指を切らないように気をつけながら取り外してみて、ファンの裏側を見てゾワッとしよう。
ホコリが溜まってたらお掃除チャンス!
さて、PCパーツのように、水と静電気に弱く隙間の多いものの清掃となると、家にある掃除用具だけではちょっと物足りない。
ということで、筆者が常備してる掃除用具セットをご紹介しよう。
おすすめの掃除用具
PC掃除の基本のキ、エアダスター。
ホコリが溜まってる箇所は、空気が通る方向とは反対側から吹き付けて、ホコリを吹き飛ばそう。1本500円~、何本かセットで買うとおトク。
使う時は屋外で!
ダスターだけでは取り切れないホコリは、ちょっと硬めの静電ブラシ(静電気の発生しにくいブラシ)とダスターを併用しよう。画像のものは700円弱。
ヒートシンクなどホコリが取りにくい細かい所は、ワイヤー芯の歯間ブラシとかが有能。8本入り500円未満。
最後はあれば便利程度のものだけど、一応ご紹介。
水分厳禁の基板の本格的な掃除に欠かせないのが、無水エタノール。
水分をほとんど含まずすぐに乾く上、油分の除去にも使える。
使い古しの歯ブラシなどを浸して、ゴシゴシ磨くとメッチャ綺麗になる。
PCパーツだけでなく、指紋でベタベタになったスマホの保護ガラスを拭いたり、綿棒に含ませてしつこい汚れを浮かせたり、シール剥がしなどにも使える。
ただし、液晶を直接拭いたり、合成樹脂などにそのまま使用するのは厳禁。
無水エタノールはそこそこ強い薬剤なので、掃除しようと思ったものに最悪ヒビ割れが入ってしまうことさえある。
掃除するものがアルコール類厳禁じゃないか、マニュアル等を必ず確認してから使おう。必要なら使い捨てゴム手袋とかもお忘れずに。
100mlで1300円ほど。
無水エタノールなしで2000円弱、ありで3000円弱。
以上、紹介した掃除用具は一回用意しておけば数年は持つし、消耗品は切れても補充はメチャ安い。
掃除サボって、ン十万するパーツを高温で焚きながら1年2年で使い潰してしまうより、遥かに安く済む。
そう、掃除をサボるとPCは短命になるんじゃ。
逆に言うと、掃除だけでもPCの寿命は伸ばせる。
何十万も出していいものを買うのだから、大事に使ってあげようね。
分かったね?
というわけで最後!
まとめとアドバイス
ここまでのおさらいをすると、
・静電気には気をつけよう
・最低、季節に1回は中身を見る
・ホコリは溜まる前に飛ばそう
・掃除用具を常備しておこう
って感じ。
入ってしまったホコリについてはこんな感じで定期的に掃除をすれば大丈夫だけど、実はそもそもPC入るホコリの量を減らす方法がある。
それは、机より高い位置にPCを置くこと。
肉眼では見えていないだけで、部屋の中には粒子の小さいホコリから粒子の大きいホコリまで、大小様々なホコリが常日頃から舞っている。
生物の身体はうまいことできていて、鼻腔にはホコリや異物の侵入を防ぐ鼻毛はあるし、気管に入っても咳や痰として追い出すことができる。
PCも比較的軽い(小さい)ホコリは、吸い込んだ所でどこにも引っかからず通過しやすいけど、重いホコリは粒子も大きいし、ヒートシンクやファンの軸などに巻き込まれやすい上、パーツにも積もりやすい。
この、重いホコリが一番多く留まるのが床付近なのだ…
筆者も、ケースが大きかったのもあって初代PCは床に置いてたけど、1年後ケースを開けて戦慄したよね。
以後、机のスペースがかなりギリギリでも机の上にPCを置くようになったし、事実それでケース内に溜まるホコリも減った。
(筆者が小さめのPCを組みたがるようになったキッカケも、実はソコにあったりする。
床には置きたくない、でも机の上に置くと場所が…そうだ、小さいPCにしてしまおう…的な。)
閑話休題。
机の上にあると邪魔だからと床に置いて、PC良く分からないしヘタにいじって壊すのも怖いから…と中身すら1回も見ていない人は、PCパーツにとっては拷問に等しい所業をしているんです……
お願い……君たち………開けて……
マリ箱
いやいや、PCのことなんて全然分かんないし、買ってから1回も中身見たこともないよw
って思ってた人は、自分が掃除しない事がどんなにヤバいことか分かっていただけただろうか。
知らないものが怖いのも分かるけど、まずは知ることから始めよう。
そんで、大事に使ってあげよう。
大事に使えば愛着も湧くし、分からなくても分かろうとする気持ちも湧く!
…はず。
少なくとも、筆者はそうだった( `・ω・´)
ということで、PC掃除アレコレの記事でした。
参考になったって方が居たら、ぜひスキ!お願いします🙏
いつもスキありがとうございます、何かしらの励みになります🙇♂
風通しのいいPCで、よりよいPCライフを!
おしまい