初めてづくしの釣り体験
2021年9月22日、人生で初めての釣り体験をしました。
釣り餌の試作品を使って実際にサビキ釣り体験をしようという名目で開催されました。向かったのは糸島にある野北漁港です。
この日はecycle_projectのメンバーが対面で全員初めて集まった日でもあります。オンラインでのミーティングは幾度も行っていたため、画面上でお互いの顔は認識していましたが、実際に会うと思っていた雰囲気とは違う人もちらほら。初めて会うようで初めてではない。。。不思議な感覚もありました。
釣りを頻繁に行うという立石さんに竿の持ち方から餌の入れ方まで丁寧に教えて頂き、ようやくサビキ釣りがスタートしました。サビキとは、この釣りで使う、エサに似せた小さな疑似バリ(=サビキバリ)を連ねた仕掛けのことです。サビキ仕掛けの下には、寄せエサとなるアミを入れるカゴを組み合わせ、サオを上下に動かすことで寄せエサを拡散。それにより小魚の群れを集めて、最後はサビキに食いつかせるという流れです。
寄せエサには、既存の商品をいくつか使用したのですが、チューブタイプでも多少は手が汚れることがわかりました。
カゴに寄せエサを注入→仕掛けを上下に動かして寄せエサを拡散→魚が集まる→魚が釣れるという流れで10分ほどで魚が釣れることを想定していたのですが、現実はそんなに甘くありません。誰も釣れない時間がしばらく続きました。
そして1時間が経過した頃
重みが竿に乗って手に確かな振動がやってきたのです。味わったことのない感覚に心臓がバクバクしました。「頼むから逃げないで」と願いながら竿を引き上げると、
なんとそこには魚が!!!
1時間待ったからこそ喜びが非常に大きかったです。
この日は天気がよくて釣り日和だと思ったのですが、何度エサを撒いてもなかなか釣れず。全体で釣れたのは私のも含めてたった2匹でした。釣りの難しさ、自然の厳しさを思い知らされた一日でした。
でも実際に体験してみて、簡単には釣れないのが釣りの醍醐味だということがわかりました。釣れなかったら悔しくてまた来たいし、釣れたら釣れたでまた来たくなります。
そんな魅力あふれる釣り体験がより楽しいものとなるような釣り餌を開発したいという想いが強くなった貴重な一日でした。