【作品が生まれるまでの過程について】
ハンドメイド作家さんからよく聞かれる質問。
以前も書きましたが
ecru では
@ecru_123 が発案し
@atelier_chrono がデザイン・製作します。
そこをもう少し掘り下げてみます。
2人で朝の散歩や外食に行く時や
移動の車の中では
子育てについての話と同じくらい
仕事の話をします。
夫婦で仕事の話?とびっくりされますが
夫婦でありビジネスパートナーであり
親友でもあるので
自然に仕事の話にもなります。
妻からは
「こういうのがあったら良いよねー」
というハッキリとした形のない企画が
雨のように降ってきます。
それの中から
形になりそうなアイデアを拾い
「こういうのは?」と提案します。
「違う。これよりはもっとこんな感じ。」
大体最初はお互い思ってるイメージが違います。
諦めずにまた提案します。
形がうっすら見えてきたな
と思ったら
「これは良いんだけど ここがこれだとちょっと…」
手厳しい。
ある程度そんなやりとりを繰り返し
ようやくサンプルを作ります。
形になってみたら
「ここはこうならない?」
というのが出てきます。
構造や労力的なところでこちらも譲れない部分や
出来ないことは伝えます。
色々と話し合っていく中で何かが弾けたように
「これをこうしたら良くない?」
「良いじゃん!」
という2人の中で折衷案が降りてきます。
ようやく形が出来たら
ちょっとそれを使ってみます。
使ってみると
「もう少しここがこうなってくれたら」
「やっぱりこうした方が良いかも」
という部分が出てくるので
それを修正したサンプルを作ってようやく発売。
でも発売した後により良いバランスや構造を
閃いたら微調整しながら
アップデートしていくという感じが
ecru の作品が生まれる過程です。
お互い見てきた物が違うのですが
方向性はハッキリ決まっているので
話し合いをより沢山した末に
生まれた物は完成した時のテンションも違います。
写真のkids hangerは
今までで一番
意見を言い合って完成した作品。
こどものものを集めた
atelier Chronoでのイベント
「cobito store」で
沢山の作家さんのこども服を
ディスプレイするのに使いました。
今は お互いが行きたいお店に行ってみたり
美術館・博物館に行ったり
同じ本を読んだり
同じ人の音声配信を聴いたり
色々と共有しているけど
まだまだ一回目からOKとはなりません。
新しい物を生み出すのは
なかなか大変ですが
時間と心の余裕を持ってリラックスした状態で
楽しんでやりたいです。
ecru の活動は
今はsekkuシリーズの製作が主ですが
間の時間を使って
何か新たな物が出来ないか模索していきます。
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