見出し画像

息子の名前に込めた願い

息子の10才記念に作品を作りました。
objet 「s a j i 」
 
ecru 初の壁掛けオブジェです。

息子の名前を決める時、縁起の良い
銀のスプーンから
「匙(さじ)」という名前にしよう!」と2人で決めました。

銀のスプーンは食べ物に困らないように、とか
幸せになれますように、とかの願いが込められていて
魔除け、お守り として贈られるというのもあり
「匙」はとっても良い名前だと思いました。
 
しかし、市役所に出生届を出しに行くと
「人名漢字ではないので使えません!」と言われました…
 
2人して愕然…!頭の中は真っ白に。

娘が弟の名前をお腹にいる時から
もうずっと呼んでいたので
「さじ」という響きは絶対に変えたくありませんでした。
 
娘はひらがなで「きなり」でしたが
男の子は漢字が良いかな〜ということで
ものすごい悩んで「匙」と
決めていたのでそこからの当て字は更に悩みました。
 
最終的に僕が決定することになったので
お茶の「茶」に時間の「時」で「茶時 (さじ)」に決めました。
 
珈琲の時間が好きな僕達からはティータイムのような
ホッとするように優しい子になって欲しい という願いの
意味も含めました。
 
結果的にすごく気に入ったし意味も増えたし
この名前で良かったんだな…と思ってます。

そんな息子の名前に因んだオブジェ作品となります。
 
銀のスプーンではないのですがecru らしく
真鍮のスプーンを作り、革張りのボードにネジ留めし
下のプレートに名前を打ちアート作品のようにしました。
 
スプーンの大きさはティースプーンくらいです。
 
そして、スプーン部分を atelier Chrono にある
古時計の真鍮の振り子にも見立てています。

なので一応スプーンがユラユラ横に振れるようにしています。
 
革を張った台座のサイドには全12本の真鍮釘を打って
時計の文字盤とリンクさせました。
 

茶 と 時 が見事に意味に含まれました。
 
壁掛けでも、立て掛けてでもどちらでも使えますので
飾る場所は選びません。
 
息子の名前に込めた思いはecru に関わってくださる皆様にも
同じく通じる願いだと思います。
 

楽しいことがあったり 嫌なことがあったり
人生は振り子のように
右へ行ったり、左へ行ったり色々なことが起こります。
どちらかへ偏るのが
幸せor不幸せ
ではなくいつも真ん中に。

何てことのない日常に幸せを感じれるように。

どちらかに振れてもいつも真ん中に戻れる
幸せが続きますように、という願いも込めた
振り子のような匙のオブジェ。
 
節句飾りとは違い一年中
毎日ずっと飾って
経年変化を楽しんでもらえるオブジェです。
 
このプロダクトがまるで
銀のスプーンのような贈り物になれば嬉しいなと思います。


------------------------------------
ecruは子育て期間も
楽しくおしゃれに過ごせる
キッズプロダクトを提案しています。
------------------------------------

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?