第7音保留解決時(Ⅱ7→Ⅰの2転など)に起こる可能性のある、教科書には書かれていない禁則
第7音保留解決時(Ⅱ7(各転回形)→Ⅰの2転など)に起こる可能性のある禁則※1 で、『和声 理論と実習』『新しい和声』には書かれていないものがあるので、この記事でそれを紹介する。
※1 禁則であると、筆者が考えているもの。
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もっとも、『和声 理論と実習』では、
・標準配置:上三声でなるべく3種類の音を揃える(三和音の1転以外)
・標準連結:なるべく共通音を保留しつつ、密集→密集、開離→開離
に重点を置いて説明しているので、それを守っている限りでは起こらない禁則だから、書かれていなくても大丈夫なのかもしれない。しかし、より特殊な配置、連結を使おうとする際には、この禁則を知っておいた方が良い。それは、
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