見出し画像

蒼角 ガレージキット彩色見本制作メモ

2025年冬のワンダーフェスティバルで新作ガレージキットとして販売された『ゼンレスゾーンゼロ 対ホロウ特別行動部第六課 蒼角』の彩色見本をKumakuma様よりご依頼いただきました✨

リアルタイムでXに制作過程をポストしていましたが、通しで確認出来た方がキットを購入された人が見やすいと思い、まとめました。
これから制作される方の参考になれば幸いです。

スケール:1/6 高さ:29.5cm
3Dモデリング:(@daco_daco)
PD:Kumakuma( @KUMAKUMA7230)

組付けを行った状態

組んでみて、格好良いと可愛いが両立している造形だと感じたのでそこを活かした塗りに出来るよう方向性を決めました。

脚にはディテールがあるので塗り分けて、付属のデカールを貼り付けます。
こんな感じ。

肌の表現に苦戦しましたが多分なんとかなったので他のパーツをひたすら塗り進めます。
結局はいつもの美少女フィギュアと同じ感覚でクリアカラーの塗料を使って調色しました。

靴のデザインも格好良いです!

マスキングが多くて大変そうに見えるかもしれませんが、直線状の構成が多いので比較的楽に作業できます。
底は別パーツなので作業しやすくて助かります🙏

足裏は見えなくなるけどディテールがあるから塗るか…!と思ったら左足の後ろの方は組んだ後でも見えました。

手を組み付けてから、袖の黄色い部分が僅かに見えることに気が付いたので塗分けました。

ベルトの留め具(?)のようなパーツは段差がカッチリとした造形だったので黄で全体を塗った後にGSCマスキングゾルを流し込み、黒を塗ります。
ゾルを剥がして境界がガタついているようでしたら筆でリタッチをします。

お面のパーツは表面がシボ加工されているので質感が出しやすいです。

既に満足度が高い!造形凄い…
サイズは1/6ですが蒼角の身長が低いのでフィギュア的には1/7くらいに感じるかもしれません。
しかし武器も台座も大きいので、組んだら1/6だ!って感じがします。

武器は30cm弱あります!
こちらもシボ加工されていて助かります🙏
蒼角と合わせた時に良く見えるように塗り重ねていきます。

なんとこれだけで1パーツです。複製技術も凄いです。

背面なので気になる人は。という場所ですがジャケットの合わせ目を消して後嵌め加工をします。
接着剤をはみ出すくらいに盛ってパーツを合わせ、ヤスリがけをして1パーツに。
胴体の右腕側のダボの角を面取りするように少し落としてあげると塗装後に組み付けが可能になります。

ここにデカールを貼れるのか?と不安になるかもしれませんが、熱湯をティッシュに含ませて押し付ければ綺麗に造形にフィットします。

胸のデカールだけはカットラインも含めて少し造形からはみ出してしまうので、デザインナイフなどで一周り小さくカットしておくと良さそうです。

角の塗分けラインにもモールドがあるので助かります。
顔を描きます

キットには精密なデカールが付属しますが、アイホールと閉じ目が丁寧に造形されていたので今回は手描きをしました。
デカールを貼った上からエナメルなどで加筆するのも良いかと思います。

完成です!
塗分けも多くて塗装としてのやり込み要素が多いキットでしたが、コツコツと丁寧に作業を進めていけばかなり満足度が高い、素晴らしいキットでした!

黒背景ver.
白背景ver.


顔が見えない角度でも見応えたっぷりです。
台座はいろいろ考えながら何度もリテイクをしたので記憶が曖昧…。
全体のバランスを見ながらノリと勢いでなんとかしました。

素敵な撮影はnineさん @evolve910 です!

最後に

初めてnoteにまとめてみましたが、要所だけ書き出したつもりが長くなってしまいました…;
最後まで読んで下さりありがとうございます。
これから制作したい人や購入を考えている人のお役に立てたなら幸いです。

こちらのキットの再販情報などはKumakumaさん @KUMAKUMA7230 のポストをご確認下さい!

いいなと思ったら応援しよう!