人口集中が引き起こす問題
こんにちは。エコスバーです。
先日総裁選がありましたね。皆さんは投票には行きましたか?結果は岸田文雄氏が当選し、日本の新たな政治が10月4日からスタートします。これを機に政治について考える人も増えたのではないでしょうか?
日本はとても素晴らしい国で、良いところが沢山あります。しかし同時に、改善すべき問題点も沢山あるのも事実です。今回はその中でも特に大きな問題、「人口減少」について取り上げていこうと思います。人口の減少は国力を低下させる大きな問題です。その要因は色々考えられますが、私は都市部への人口集中が1つの大きな要因ではないかと考えています。その理由を説明していこうと思います。
なぜ都市部への人口集中が起こっているのか?
2000年以降の円高によって製造業への打撃、公共事業の減少、人口の減少などがあり、地方の経済、雇用状況の悪化しました。その結果若年層を中心に都市部への大規模な人口移動が引き起こされました。
なぜ都市部への人口集中が人口減につながるのか?
移動したのが若年層中心だったため、地方の人口再生産力は著しく低下します。結果地方は加速度的に人口減が進む事態となりました。一方、都市部は若年層の流入によって一時的に人口が増えましたが、流入した若者にとって都市部は結婚、子育てに適した環境ではありませんでした。実際に地方から大都市圏に流入した若者の出生率は低く留まっています。この傾向は海外でも確認されていますが、日本では人口移動が大規模だったため大きな打撃となっています。また、地方の人口減が都市部よりも速く進むためいずれ都市部への人口流入も減り、都市部の人口減もより進むことになります。
これらの事態は歯止めが効くのか?
基本的には、日本の人口の減少が止まることはないと思われます。理由は、少子高齢化によって今後の若年女性数の減少にあります。たとえ出生率が多少改善したとしても、出生率が減少し続けるため、最低でも数十年間は減少し続けると予想されます。
出来ることは何か?
現状、人口の減少を完全に抑えることは難しいですが、地方からの若年層の流出を抑えることで緩やかにすることはできます。そのためには地方都市を若者たちにとって魅力的な場所にする必要があります。そして緩やかにしている間に少子高齢化に対する解決策を見つけ出すことが出来れば、希望を見出すことが出来ると思われます。また、移民政策は日本を多民族国家に転換するほど大胆な受け入れが必要となるため、あまり現実的ではありません。
私は海外に住んでいた経験もあり、日本は本当に素晴らしい国であることを確信しています。
しかし現在我が国は人口減少という未曾有の問題を抱えており、他国に遅れを取ろうとしています。これは国民1人ひとりが深く考えねばならない問題であり、決して政治家たちが何とかしてくれる「他人事」ではないのです。ですが、未だに若者の投票率と政治への関心は低いままです。これからの日本の未来を作るのは私達若者とこれから生まれてくる子どもたちです。今一度国の未来について考える時が来ています。
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