土地に呼ばれるのか、出会うのか?
今年、わたしは三度訪れた土地がある。
奈良の吉野だ。
なぜ吉野なのか、と言われると「知っている人がいるから」なのだけれど。
それにしても近所でもない場所に三度も行く機会があるのは、何かしらのご縁なのだろう。
吉野では「呼ばれる」という表現がキーになる。
例えば「呼ばれないと行けない神社」と言われる場所がある。
そして、吉野に暮らす人の語りの中に「あー、それは呼ばれたんだね(呼ばれなかったんだね)」という言葉が出てくる。
この表現を用いるとすれば、わたしは「三度、吉野に呼ばれた」ことになる。
土地に魅せられて
井戸端人類学 F2キッチンで好評のシリーズ。「文化人類学の実を食べた人たち」で今回登場するのは、郡上八幡に魅せられた人。小木曽まさしさん。
大学時代は民族音楽サークル「民音之会」でケーナと出会い、南米ボリビアにまで修行へ行った末、憧れの郡上八幡で生活を始める……。
実はわたし自身、所用で打ち合わせに途中参加だったので話を聞きながら「ケーナ?ボリビア?それから郡上八幡???」と気になる要素満載。
彼は魅せられて郡上八幡へ行ったらしいのだけれど。
わたしの場合、どうだろう?
吉野に行ってみたいなぁと思う場所はあったけど「魅せられて」というのとは少し違う。
毎回、あるタイミングでトントン拍子に行くことが決まるのだ。(呼ばれている、とわたしも感じる要素でもある)
記号を用いると。
では、小木曽さんは郡上八幡に呼ばれたのか?
打ち合わせのなかでは、イベントの副題にあるように「魅せられる」という言葉が時々出てきた。ということは、先ほどのようにあらわすと。
となる。
魅せられて、と言いたくなるほどの土地に出会うというのはどんな感じなのだろう?
ぜひお話を聞いていただけたらと思います。
今回の聴き手の一人、水口さんは民族音楽サークル「民音之会」を作った張本人でもあります。
そして、もう一人の聴き手、井上さんも小木曽さんとおなじくらいの時期にキャンパスにいたので小木曽さんの民音之会とは違う一面についても話が出たら、多面的にお話も聞いていただけるのではないかと思います。
イベントは12月16日(土)19時~21時
井戸端人類学 F2キッチン イベント#7
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文化人類学の実を食べた人たち
第4回 土地に魅せられた人の話
話し手:小木曽まさし(郡上八幡産業振興公社 「郡上八幡博覧館」担当)
聞き手: 井上真悠子/水口良樹
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日時:2023年 12月16日(土)19:00~21:00
参加費無料
参加登録はpeatixより。
(登録した方にアーカイブもご案内しますので、当日は参加が難しい方もぜひ)
*カンパ大歓迎です*
今後の運営に活用するためのカンパを募集しています。
ご協力いただける方は、<参加(無料)>と合わせて任意の金額(500円、1000円、2000円、3000円)を選択いただき手続きをお願いいたします。
話し手:
小木曽まさし
(郡上八幡産業振興公社 「郡上八幡博覧館」担当)
1983 年生まれ 岐阜県 多治見市 出身。京都文教大学在学中、民族音楽クラブ「民音之会」 に入部。 何も知らないまま南米アンデスの縦笛「ケーナ」を先輩から渡されケーナを始めた。途中休学してボリビアへケーナ修行に行ったこともある。
大学卒業後は旅行会社への就職を経て、2009年念願の郡上八幡での生活をスタート。
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土地に呼ばれるのか、出会うのか?
今回は郡上八幡に魅せられた人の話です。
郡上八幡に魅せられながら、たまたま出会ったケーナと共にペルーやボリビアへ修行した話を聞きながら、みなさんと文化人類学の実を味わいたいと思います。
主催: 井戸端人類学 F2キッチン
e-mail: idobata-a-f2@googlegroups.com
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