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副業を頑張るやつはどうせ本業で成果を出せないやつ

こんにちは(@ally_of_earth)。

私は会社や組織に依存しない生き方を目指して、10年前から本業以外の投資や副業に力を入れて、日々活動をしています。

その甲斐もあって、最近では会社から頂く給与がなくても一馬力で家族を最低限養っていける程度の副収入を得られるようになり、少しずつ自分の理想の人生に近づいているなという実感があります。

一方で、Xなどで副業のすばらしさを投稿すると

・本業で成果を出せないかわいそうなやつ
・若いうちは副業なんてしない方がいい
・副業なんてするなら本業にフルコミットしろ
・経歴にコンプレックスがあるから収入でマウントを取りたいだけ

のような批判をされます。

確かに複数の収入源があり、最悪仕事をいつ辞めても全く困らないという状況になると、良くも悪くも精神的に余裕ができるので、本業へフルコミットして自己犠牲のもとに休日にも無償で会社の仕事をしている人に比べれば、会社内での成果は出せないかもしれません。

また、過去に感じたコンプレックスをモチベーションに変えて自分なりに「真っ当に進んでいる人達をまくってやろう」と考えた戦略であることは間違いありません。

そう考えると、批判の内容も一理あるのですが、自分なりに最適解は何かを考えた結果、今のやり方になっているので少し自分の考え方をまとめてみたいと思います。

副業を頑張るやつは本業で成果を出せないやつ

私の副業に関するポストをみて、この批判をする人達の裏側には

・副業で成果を出せるような余裕のある人が本業で成果を出せるはずがない(自分には想像できない)
・せめて本業は窓際族であってほしい
・自分の方が正しい選択をしていると思いたい

というさまざまな思いが込められているように思います。

そもそも、家庭や収入、時間の使い方など自分の人生の選択に心底満足している人は、他人の事例を見てこのような気持ちにはならないので、何かしら日々の生活に不遇を感じているところがあるのかもしれません。

逆の立場で考えれば、そう思いたい気持ちも分からなくはないのですが、その負の感情をSNS上に公開してしまうのは、今後の自分の将来性を狭めるため、あまりいい選択ではないのかなとも思います。

そして、会社員として成果を出すのと個人事業主として成果を出すのでは、同じ仕事でも求められることややるべきことが大きく異なるので、どちらかが上手くいけば、どちらかが上手くいかないというトレードオフの関係ではなく、批判も少し的外れであるように思います。

両方やると、このあたりが分かりますが、片方しか経験したことがなければ、感覚的に理解いただけないのかもしれません。

「副業で成果を出すやつは本業で成果を出せないやつ」という考えについてですが、私は「本業の成果」と「副業の成果」を完全に分けて考えなくていいのではと思っています。

個人が仕事をするうえで「成果とは何か」はその人の価値観により変わってくるので難しいところですが、分かりやすい指標として「成果=収入」と考えると、私は本業と副業を上手く組み合わせることが、最も確実に効率よく個人が高い成果(=収入)を得られる方法だと考えています。

例えば本業で成果を出すというのは、次のようなことが該当するかと思います。

・仕事で評価されて役職が付き、役職手当がつく
・他社に転職して収入が上がる
・インセンティブの高い仕事で収入が増える

これらは本当に素晴らしいことで、実際に私も転職によって年収がかなり上がった経験があるので、本業で成果を上げて収入をあげるのは良い事だと思います。

ただ、変化の激しい時代に自分の所属する会社がいつどうなるか、いつまでもやりたい仕事ができるか、ちゃんと順当に出世していけるのか、いきなり転勤を命じられないか、など将来に関してはかなり不確定要素があり、自分ではどうにもならないことも多いです。

この辺は、いろいろなところで同じようなことが騒がれているので、特にここで語る必要もなく、当たり前の事実として皆さんが認識されていることかと思います。

一方で、変化が激しく企業の生き残りが難しいと言われているなか、逆に変化に対応しやすい個人においては、どんどん場所や時間に縛られずに働けるツールが進化して、より企業に対して価値提供がしやすい環境になってきています。

私はライティング案件や広告などがメインですが、いろいろな方のお話を聞くと書籍の執筆、設計受託、研修の講師、アプリ開発、スポットコンサル、教材開発など様々な形で個人活動をされている方が沢山います。

なので、個人単位で言えば以前と同じ働き方で成果を出すのは難しいが、新しい働き方を組み合わせれば、誰でも企業役員クラスの収入が得られる可能性がある時代と言えます。

このような時代的背景から、社会の潮流をとらえて会社員として働きながらも自分の強みを生かして、副業をやっている人(やろうと挑戦している人)は素晴らしいと思うのです。

副業>本業ではないが両方組合せるのが最もリスクが低い


副業の素晴らしさを語ると「副業のほうが本業より素晴らしいのか!けしからん!」と反論がきそうですが、それは全くの別物と考えています。

副業はあくまで個人で請けるものなので、資本的なバックがなければ遂行できないような大きな案件は対応できませんし、すべての時間を投じたとしても、会社員が経験できるようなものはリソース的に対応できません。

私の現在働いているプラント業界なんてものはまさにそうで、副業では絶対にできない何十億、何百億の設備の建設に携わることができ、社会的意義の大きさ含めて素晴らしい仕事だなと日々感じています。

ただ、特に技術職の場合は、本業一本をどれだけ極めたとしても役員にでもならない限り並程度の収入しか得られず、出来る人ほど能力と収入が見合っていないなと感じることが多いのも事実です。

なので、本業の経験を生かした副業で、自分の能力と収入をつなげて人的資本を最大化していくのが、変化の激しいこれからの時代を上手く生き抜くうえで重要だと考えています。

本業だけに特化すると市場の変化について行きづらい、個人活動だけに特化すると会社に属していないとできないような大きな仕事は経験できない。

いずれも一長一短なので、どちらにも張っておくことが、個人の生存戦略としては最適なのではないかと思っています。

副業の案件を取っていくのに必要なこと

ここで、少し話は変わるのですが、良い条件の副業の案件を頂く上で最近特に大切だと感じていることを書きます。

良い条件の副業の案件は、仕事にもよりますが企業の看板を抜きにして個人で営業活動を行う必要があります。

私の場合は、ブログやSNS、Youtube、これまでの受託の実績などから、それを評価してもらえそうな業種の企業にアプローチをかけ、単価の高い仕事をさせて頂いています。

これは、私が以前から個人の活動を続けており、たまたま上手くいった実績があるので出来ているやり方になります。

ただ、そうではない人でも、本業での経験がしっかりとあれば一つの裏技を使うことで高単価の案件を受けられる可能性があります。

それが「紹介」です。

正直なところ、個人で請ける仕事というのはそこまで高度なスキルが求められるのではなく、その業界でのある程度の経験があれば対応できるというものも多いです。

ただ、相手方にとっても、どんな人か分からない人に発注して失敗したくないので、リスクヘッジとして仲介業者などを挟むわけです。

つまり、個人活動での実績がない人でも、すでに個人で仕事を受けているような人と積極的に交流して、信頼できる人として認識してもらえれば、良い案件を「紹介」してもらえる可能性もあるということです。

そして、ある程度の実績が出来ればその実績を使って次は新規営業ができる側に回るので、効率的に収入を上げることが可能となります。

上手くいっている人への無意味な批判は将来の可能性を狭める

結局のところ、何が言いたいかというと、SNSでも現実世界でも、何かの分野で上手くいっている人を批判するのは、「紹介」という素晴らしい機会を得るチャンスをなくし、自分の将来の可能性を狭めることになるのでやめませんか?ということです。

例えば、私は数年前、お互いに大きな成果は出ていなくとも、個人活動について、自分と同じような肯定的な考えを持つ人達と定期的に情報交換をして交流を深めていました。

その頃は、なかなかお互いに案件を紹介できるほどの力はなかったのですが、数年たった今では、それぞれが違う道で成長して、良い条件や将来につながるような案件を紹介するという良い関係も出来てきています。

私自身、自分が条件のいい仕事を獲得出来たら、まずその人達に紹介できないかを考えながら、少しでも頑張る人がもっと豊かになればいいなと思って活動しています。

仕事においては職務経歴書や社名など誰にでも分かる指標が重要なのかもしれませんが、個人の活動で言うと、いい条件の案件は人と人とのつながりによって縁をたぐりよせるのもとても大切です。

今、自分にはそのような縁が必要なかったとしても将来に不確実性が大きい中、どうなるかは誰にも分かりません。

そんな時代に、挑戦する人を馬鹿にして満足感を得る行為は、その人が成長して影響力を持ったときに、良いものを紹介してもらう機会を損失し、更にはその界隈でも活動しづらくなり、自身の将来性を狭めます。

それを分かりながらも批判しているのかもしれませんが、一度改めて考えてみてはどうかなと思います。

計算高くすり寄るのが良いとは思いませんが、他人の成長を肯定的に応援できるような人であるように自身の成長に目を向けてみてはいかがでしょうか。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。


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