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#空飛ぶ車詐欺にご用心 中国でのケース

何かと話題の空飛ぶ車ですが酷い投資詐欺に
利用されたケースもあります

日本の航空機にはなかなか型式/かたしき証明をださない
創価公明国交省も なぜか中国製空飛ぶ車には
マンセーといった感じで認証もスムースのようです

しかし 空飛ぶ車の中にはとんでもないものがありますよ


最近 よく話題に上る空飛ぶ車/空中プラットフォーム
Ehang社のhpより

自分はかなり懐疑的なんです(理由は最後に述べる)が 
やはり 怪しい中国系企業の問題が顕在化しました
まずはかなりな被害を出した韓国の様子からです

中国の自律型空中ドローン会社「イーハン」(Ehang
の株価が技術/契約偽装で、水増しされたという
内容の空売りレポートが出て60%以上暴落


2020年11月、ソウル漢江公園で開かれた
中国イーハン(EHANG)社製のEH216モデルの
デモンストレーション

同社は今月12日、証券市場で一時129.5ドルと
最高値を記録するなど、今年に入って487.8%急騰した。

しかし、同日空売りレポートが出た為、株価が
大暴落し、一日で時価総額25億ドル 約2兆7695億
ウォンも蒸発した。

「この会社は、人または貨物を運搬できる
大型ドローンを生産する企業で、韓国国内の
投資家から大きな関心を寄せられていた。」

昨年11月には韓国国土交通部とソウル市が
開催した「K-ドローン管制システム飛行実証
イベント」に同社の2人乗り機体(EH216)が
参加し、コメ袋を載せて約7分間ヨイドと
漢江上空などを試験飛行した。

ソウル市はこの会社のドローンタクシ
ーの購入に、4億ウォンを支払った

数々の構想をぶち上げていたEhang社

問題は、韓国国内の投資家らが同社株を
大量に買い付けていた事だ。

韓国証券預託決済院(KSD)によると、
前日基準で韓国国内の投資家らは同社株式を
5億4948万ドル(6087億ウォン分、購入していた。

この会社が詐欺ではないと証明する事が出来ない場合
、韓国国内の投資家らは大きな損失を避けられない
見通しとなっている/朝鮮日報より

今回の騒動は気鋭の経済リサーチ社である
Wolfpack Researchのレポによるものです

この調査によると主な問題点は次のようです

ひとつは EHangangの主要取引先であった
上海Kunxiang Intelligent Technology Co.Ltd。
これがほぼペーパーだったということです

大口取引相手は契約9日前に設立された

Wolfpack Researchより


もぬけの殻となっていたEHangang

両社間で6500万ドルの売買契約を結ぶという
のに この会社は契約のわずか9日前に設立
されたばかりでした
Kunxiangのウェブサイトに記載されている
3つの住所のうち、1つはKunxiangの入って
いないホテル、
1つは11階建ての建物の13階の住所
最後の1つは平日の午後にKunxiangの
従業員が1人しかいなかった事務所でした

このようにお粗末な実情で恐らくは
業績などの見せかけで 株価等への
好影響を狙ったものということです

もうひとつ 更に重要な点は EHangang自体の
生産工場への潜入調査です

工場にも人が見え無い

これを見ると玄関のフロントからショールーム 

内部の製造現場から 倉庫までまったく
もぬけの殻となっているのがわかります

更に浮かび上がる幾つもの問題点
EHangangへの疑惑はこれだけではありませんでした

かなり杜撰な価格設定

EHangangとKunxiangの間の最初の販売契約では
、Kunxiangは1機あたり1億5,000万人民元〜
2,150万ドルの価格を支払うとされていました

これは 1機で20億円以上となる価格です
軍用のUH-60ブラックホークが37億円
UH-1の後継で最新のUH-Xでも12~13億円
といわれているので この20億円がいかに
高価かわかります

すると強烈な値引き表示となった
4か月後に2番目の契約が締結される前に、
EHangは単価が高すぎて信じられないことに
気づき、最初の契約の価格の1%である150万人民元〜
215,000ドルに値下げしています

つまり次の契約時には 最初のたった
1%程度の1機あたり2000万円ちょっと
まで価格が安くなりました

飛行認可についても詐称か?
EHangangは米国、カナダ、およびヨーロッパなどの
国々で、「乗客用」 EHang216の多数の「飛行認証」
および「長期」承認を発表していました


実際にはレクリエーションテスト飛行の許可のみ
米国、カナダ、ヨーロッパの航空規制当局や
航空規制専門家によると、 EHangは指定された
高度下において 指定された時間に、指定された
エリアにおいてのみドローンのレクリエーション
テスト飛行の許可のみを受け取りました。
これらは、 EHangの「乗客グレード」の主張を
支持することを許可するものではなく、どのような
種類の「規制の突破口」にもなっていないわけです

空飛ぶ車などの儲け話ご用心

こうしたメカは米陸軍が戦後にフライングジープ
を計画して以来 半世紀以上にもわたり
とてつもない予算と人員を使っていまだ
現実化していません

むろん民生なら装甲も必要ない搭載量も
少なくていいなどの利点もあるでしょう

しかし 根本的なシステムが未完な以上
ムリがあると言わざるをえません
不可能とまでは言わないが 実現には
幾つものブレイクスルーが必要でしょう
ケチな小役人や三流新興中小企業の
口車に乗ったら とんだクラッシュに
巻き込まれるでしょうね 






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