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【6/1開催】共創DAOのイベントが想像以上に学びになった件。

こんにちは、Daishoです。

今回は先日2024/6/1に行われた「瀬戸内をリアルと組み合わせたDAOの聖地に!|DAOの可能性@四国&オンライン6/1」のイベントについてまとめました。

ここ最近DAOを追ってたのですが、そんな中でも新しい発見や学びがたくさんあったので興味ある方はぜひ読み進めてみてください。

以下から先日のイベント録画の視聴ができます。


(以下、当日のイベントの文字起こしと一部要約になっています。)

開会の挨拶(共創DAOの経緯)

共創DAO co-Founder 本嶋孔太郎さん(マックさん)

共創DAO co-Founder マックさんこと本嶋孔太郎さんからご挨拶がありました。

こんにちは、こんなにも多くの方々にご参加いただき、大変ありがたく思います。私は、昨日まで森・濱田松本法律事務所に所属していましたが、この4月に高松に移住し、共創DAOや香川、四国、瀬戸内のコミュニティにコミットしています。本嶋と申します。マクドナルドのマックで覚えていただけると嬉しいです。

まずは、このイベントの趣旨や私がなぜここで活動を始めたのかについて簡単にお話しさせていただきます。共創DAOとは、分散型自律組織(DAO)という新しい組織形態を基盤にしたプロジェクトです。この概念に対して多少のイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、非常に新しくグローバルな取り組みです。

今回のイベントも、多くの方々が関わり合いながら作り上げたチャレンジングなプロジェクトです。後ほど、DAOの説明やプロジェクトの詳細をお伝えしますが、皆さんのご理解とご協力が必要です。

私自身がこのプロジェクトを通してやりたいことは、人間が今後やっていくべきこと、特にAIが進化する中で、人間がどのように価値を創造していくのかを追求することです。平和な環境を作り、人と人、技術と人が絡み合い、新しい価値を生み出すことが重要だと考えています。

コミュニティを通じて人と人が接触し信頼関係を構築することで、新しいアイデアやプロジェクトが生まれると信じています。このイベントが、そのような取り組みの第一歩となることを願っています。

なぜ高松なのかという点ですが、私はこの地域が日本の豊かさを象徴していると感じています。四国、瀬戸内の地域が持つ自然や文化は、人類が目指してきた理想的な生活の一つだと思います。これを次世代に伝えるために、この地域を発信し、体験してもらう場を作っていきたいと考えています。

このプロジェクトは、高松や四国、瀬戸内だけでなく、世界中の人々と共に作り上げていくものです。皆さんのご支援とご協力をよろしくお願いします。ありがとうございました。

Web3.0とNFTの違い

あるやうむ 畠中さん

皆さん、こんにちは。あるやうむの畠中と申します。先ほどお話ししたマックさんは今年高松に移住されたということで、素晴らしいと思っています。ちなみに私も4年前に札幌が好きすぎて東京から札幌に移住し、あるやうむという会社を立ち上げました。

私たちの会社では、NFTやWeb3、DAOなどの技術や仕組みを全国の地方自治体に提供しています。今回、基本的な言葉についてご説明するために資料を準備しましたので、ご紹介させていただきます。厳密な内容ではないので、詳しい方はお手柔らかにお願いします。

まず、Web3という言葉を新聞やニュースで聞いたことがある方はいらっしゃいますか? おお、たくさんいらっしゃいますね。では、Web3とNFTの違いについてご説明します。

Web3とは、ブロックチェーンという技術を使った領域のことを指します。ブロックチェーンは、みんなでデータを管理する技術で、その世界全体をWeb3と呼びます。

NFTとは、ブロックチェーン上で発行されるデータの一種で、誰が発行したかや、誰から誰にデータが移ったかが分かるデータです。これがNFTです。Web3の中に、NFTや暗号資産(仮想通貨)が含まれています。

背景にある思想も少し説明します。

サトシ・ナカモトという正体不明の人物が、特定の人間や中央銀行に依存しない通貨を発行したいという目標を持っていました。そのため、みんなでデータを管理し、取引データを保管する仕組みを作りました。これにより、データが消えたり改ざんされたりするリスクを減らすことができます。

これがWeb3とNFTの基本的な仕組みです。

これから、Web3でよく出てくる言葉について説明していきます。まず、暗号資産(仮想通貨)についてです。暗号資産は、ブロックチェーン上で発行される通貨のようなもので、例えば日本円のような既存の通貨とは異なります

(ここで一部音声が途切れてしまいました。おそらく以下のスライドの内容を読んでいたと思われます。)

(音声が復活し、スライドの③の説明からになっています。)

将来的には、このような技術が使われるようになるかもしれません。

例えば、日本では皆さんが銀行口座を持っているのが当たり前ですが、銀行口座を持っていない人が多数いる国もあります。パキスタンでは、人口2億人のうち銀行口座を持っているのはわずか2割です。そのような国では、暗号資産のように銀行口座がなくても自分たちの通貨を使える世界の方が便利です。

次に、NFTについて説明します。

NFTは、誰がそのデータを発行し、誰から誰にそのデータが移ったかがわかる技術です。要するに、データの発行者と流通経路がわかる技術がNFTです。

例えば、アートの分野では、偽物と本物の区別がつかないと非常に困ります。この技術を使えば、本物の証明が簡単にできます。また、チケットも相性が良く、偽造防止に役立ちます。最近では、ジャニーズのチケットを偽造した人を捕まえるYouTuberも出てきていますが、NFTを使えばチケットの真偽を簡単に区別できます。実際に日本でそういったサービスを作って活躍している方もいらっしゃいます。

他にも、NFTはゲームアイテムにも応用されます。例えば、将来的にはポケモンやドラクエのアイテムをNFT化して、ゲーム間で連携できるようになるかもしれません。

また、コミュニティの参加証としての利用もあります。アートを持っている人たちや同じゲームアイテムを持っている人たちが集まることで、コミュニティが形成されます。さらに、権利の証明にも使えます。例えば、アイドルと月に一回電話できる権利をNFTに紐づけて売ることも可能です。不要になったら売買もできるので、いろいろな権利がやり取りできる世界がやってくるでしょう。

次に、DAOについて説明します。

DAOは、全員で意思決定することを志向した総方向型のデジタルコミュニティです。イメージとしては、町内会や社会人サークルのオンライン版です。ボスがいない組織で、必要に応じて投票して物事を決めたり、幹部だけが見られるチャットを作ったりするのにNFTが使われます。

ここまでがNFTとDAO、Web3の概要です。これから具体的なサービスについてお話される方もいらっしゃいますので、それを参考にしていただければと思います。ありがとうございました。

DAOとは何か?(より詳しく)

共創DAO co-Founder 本嶋孔太郎さん(マックさん)

ここからは、先ほど少し触れた「DAOとは何か」という部分について、もう少し詳しく説明させていただきたいと思います。

本日は概念的な部分と具体例を交えながら、パネルディスカッションやワークショップを通じて、DAOについて感じ取っていただければと思います。

また、実際にDAOに参加できる機会も用意していますので、詳しくは分からないけれど「こういうイメージかな」と感じていただけると良いと思います。ただし、法的にも色々と問題があるため、その点についても説明していきます。

DAOは自律分散型の組織というイメージで、まずはDAOの目的、理念、ビジョンといった方向性があります。これは通常の企業と同じです。それと同様に、DAOとして何かを作り上げるアセット(不動産、アプリケーション、アイドル、コミュニティ、農地、お祭りなど)が中心に存在します。さらに、集めたお金や暗号資産、それが発行する独自通貨がコアに存在し、その目的に共感した人たちがステークホルダーとして集まってきます。これがDAOの構成要素です。

従来は、中心となるプロダクトがあり、それに大企業、スタートアップ、個人が関係していました。しかし、DAOではそれぞれの関係者が自分たちの目的を達成するために動き、それが連鎖してコラボレーションを生み出し、アセットの価値を高めると同時にDAOの目的も達成するという設計になっています。

全体的なイメージは企業に近い部分もありますが、そのやり方が全く異なります。自律分散型という言葉に戸惑うかもしれませんが、我々が目指しているのはデジタルの世界と既存のリアルな中央集権的な世界をつなぐことです。

既存のシステムから新しいWeb3のシステムにソフトランディングするまでのプロセスを体感していただける状態です。

具体的には、例えばクラウドファンディングがありましたが、お金を出すだけでなく、その使い道を決めたり、自分たちでコミットして不動産を改善したり、畑を耕したりすることが可能です。また、地域の公共財を運営するコミュニティがオンラインの力を使って組織を運営し、利害関係を超えた協力が生まれます。

DAOの特徴として、ブロックチェーン技術を使うことで、活動が見える化され、アジャイルに進めることができます。これにより、利害関係や国境を超えたプロジェクトが可能になり、現代の資本主義や人口減少の問題を解決する手段となります。

4月22日に法令の改正がありました。これはオンラインコミュニティ「ルールメーカーズDAO」によるもので、合同会社を使った形でDAOを運営し、オンラインでの資金調達が可能になりました。

NFTを購入すると、合同会社のオーナーになることが法的に担保されます。つまり、NFTを所有することで、合同会社のオーナーになることができるという新しい仕組みが提供されます。

具体的な例として、合同会社がさまざまなアセットの権利を持ち、それに対して多くの人々がオーナーになることができます。

実際の活動はDAOの構成員が業務委託の形で行い、活動に応じて独自通貨であるトークンをプレゼントします。このトークンは、ストックオプションのように扱われることがあり、暗号資産として価値が上昇する設計になっています。これにより、貢献した人々に対してトークンを配布することが可能になります。

DAOのユースケース

BrigtAnyColors

皆さん、初めまして。Bright Any Colorsと申します。今日は名古屋と大阪から来ました。初めましての方も多く、少し緊張していますが、よろしくお願いいたします。Bright Any Colorsの活動についてご紹介させていただきます。

ブライトエニーカラーズ(略してBAC)は、あらゆる人がそれぞれの色で輝く社会を作ることをミッションに掲げています。

目的は、日本における寄付文化の構築と、テクノロジーを活用した社会課題の解決です。具体的には、定期的にチャリティイベントを開催しており、最近新しいプロジェクトも開始しました。

目標は、学生支援を目的としたチャリティイベントの開催と、テクノロジーを活用した新しい体験とエンタメの提供ですまた、デジタルノマドや外国人短期滞在者、地域創生をテクノロジーと組み合わせることで、空き家に新しい価値を創造していきたいと思います。

支援対象は主に学生で、全国の社会貢献団体やコミュニティです。

経歴についてですが、2023年9月に社会課題の解決に関する支援事業を企画立案し、2023年10月30日に合同会社BACwithを設立しました。

2024年4月22日には、日本DAO協会様のホームページに第1弾合同会社型DAOとして掲載されました。

具体的な活動と実績ですが、2023年12月23日に名古屋の名キャンパスで第1回BACチャリティイベントを開催しました。

当日は700名ほどの方にご来場いただき、大変盛り上がりました。出展いただいた団体はWeb3コミュニティが27団体、社会貢献団体が11団体でした。

特別ゲストとして、社会活動家で俳優の東ちづるさんと、Web3の専門家のパジさんにご参加いただきました。

次に、2024年4月20日と21日に京セラドーム大阪で第2回BACチャリティイベントを開催しました。

様々な社会課題を学ぶピッチや、ダンスパフォーマンスなど多くのイベントを実施しました。

また、2024年12月1日にはポートメッセ名古屋で第3回BACチャリティイベントを開催する予定です。

最後に、空き家プロジェクトを始めています。デジタルノマドと地域創生を掛け合わせ、魅力的なプロジェクトにしていきたいと思います。

滋賀県彦根市の足軽屋敷や広島県三原市の海の見える家など、いくつかの物件を取得しています。

今後も共創DAOの皆さんと連携し、空き家を増やしていきたいです。デジタルノマドの方々のご紹介もお待ちしています。よろしくお願いします。

AiHUB

AiHUB 園田さん

こんにちは、AiHUB株式会社の園田と申します。
その子会社であるピニョキの代表のくりえみです。

私は後ほど別セッションで会社概要をお話しする予定ですので、今回は園田さんからAiHUBの説明をお願いします。

AiHUB株式会社の園田です。

私たちのスローガンは「AIに自由を、エンタメに希望を。」です。

生成AIと他技術の融合により新しい価値を創造し、グローバル市場をリードすることを目指しています。

私たちのミッションは『あなたの「つくりたい」をAIの力で叶え、ジャパンエンターテインメントを世界に広める」ことです。このミッションのもと、具体的には画像生成AIモデルの開発に取り組んでいます。

昨今、中国や他国で倫理的・法的に問題のあるAIが多く見られますが、私たちは0から許諾のあるモデルを作ることで、日本の文化を守りながらAI技術で共創していくことを目指しています。この技術を使い、漫画やアニメ、芸能、建築など様々なユースケースに展開しています。

また、バーチャルヒューマンの研究開発も行っています。これは自律的に会話ができるAIキャラクターで、見た目や動き、声など全てをAI技術で作り上げることを目指しています。私たちの実績としては、画像生成AIモデルで世界一のダウンロード数を誇るモデルを持ち、東京MXのCM制作やアニメのMV制作なども手掛けています。

AiHUBは元々OSS(オープンソースソフトウェア)のコミュニティから始まりました。全世界から自由に参加できる開発コミュニティを作り上げ、それを会社化したのがAiHUB株式会社です。

そして、今年の4月22日に施行されたDAO特別法に基づき、合同会社型DAOのAiHUB Community 合同会社を立ち上げました。ここではAI開発者、アーティスト、クリエイター、デザイナー、プロダクトマネージャー、プロジェクトマネージャー、投資家など様々な専門家が集まり、AIの開発を行っています。

目指すところはAIとクリエイティブなプロジェクトを通じて革新的なソリューションを生み出すことです。ジャパンエンターテインメントをAIの力で世界に広めるというビジョンに共感していただけるメンバーやスポンサーを募集しています。

興味がある方はぜひAiHUBのホームページやQRコードからご参加ください。

以上で、AiHUB株式会社の説明を終わります。
ご清聴ありがとうございました。

共創DAO

共創DAO Co-Founder 栗山さん(Yunyaさん)

皆様、初めまして。共創DAOのco-FounderのYunyaこと、栗山と申します。本日は私どもの「共創DAO合同会社」についてお話させていただきます。

まず、私たちのビジョンは、祭りとテクノロジーの力を用いて地域を盛り上げることです。これにより、地域に競争と調和の循環を生み出そうと考えています。

昔は各地域で大きなお祭りが行われ、住民や事業者が一体となって協力し合う文化がありました。しかし、現在ではそういったお祭りが減り、地域のコミュニティ内での助け合いの動きも減少しています。

私たちはこの問題を解決するために、「祭り」という形で再び共創と協力の場を作り出し、さらにテクノロジーを活用して地域の助け合いを促進しようとしています。

例えば、長良川おんぱくというイベントでは、長良川流域の事業者が各自の能力を活かして参加し、イベント期間中に多くのアクティビティを提供することで地域を盛り上げています。

このような取り組みを通じて、地域の繋がりが強化され、共創の回路が生まれます。

さらに、我々は四国の88箇所に倣い、「ネオ四国八十八箇所祭り」というイベントを計画しています。これは四国各地で面白い取り組みを行っている方々を繋ぎ、紹介することで地域全体を盛り上げようとするものです。

これらのイベントの土台を作った上で、私たちはWeb3のテクノロジーやDAO(分散型自律組織)を活用し、地域の協力体制をさらに強化していくつもりです。DAOの仕組みを通じて、一人ひとりが自分のできることを提供し、力を合わせていくことが可能となります。

この仕組みをオフラインのコミュニティにも適用し、リアルな場での助け合いを促進します。

例えば、近くに住んでいるがまだ馴染んでいない新しい住民や他の地域からの協力者が、必要な助けを得られるようにするためのマッチングアプリを開発中です。

このアプリでは、助けられた人にはトークンが付与され、その地域での貢献度に応じて嬉しい体験ができる仕組みを提供します。

また、地域への貢献がDID(デジタルID)に刻まれ、将来的には地域貢献者の税金が軽減されるような目的で活用されることを目指しています。

私たちは競争と調和の輪を広げ、小さなコミュニティから始まり、助け合いと競争の繋がりで日本全体が元気になることを目指しています。

祭りとテクノロジーを融合させたこの取り組みにご興味のある方は、ぜひ私たちのホームページからご参加ください。

以上、私の発表を終わります。ありがとうございました。

THE BONSAI

THE BONSAI 玉井さん

こんにちは、香川県高松市で活動しています盆栽マンこと玉井です。香川県の方はご存知の方も多いかと思いますが、今日は頑張って説明させていただきます。よろしくお願いします。

まず、盆栽マンプロジェクトについてざっくりご紹介します。

現在「パトロンNFT」というプロジェクトを進めており、既にNFTを発行しています。クラウドファンディングの支援の証としてNFTを発行しており、支援者をパトロンと呼んでいます。現在約60人のパトロンがおり、約60万円の支援を集めています。

盆栽生産者の北谷さん

このプロジェクトの中心人物は盆栽生産者の北谷さんで、彼が手がけた200年以上の黒松は価格が1000万円以上にもなります。


支援額に応じてNFTのデザインが変わる仕組みも取り入れています。

また、世界初となるボサのブロックチェーン証明書を発行しています。

支援者の名前は高松の名産である石に刻む予定で、ブロックチェーンにもその履歴が残るようにしています。

背景を簡単に説明すると、高松は盆栽の生産地であり、国内の80%の松の盆栽がここで生産されています。BtoBビジネスが主でしたが、現在は1本1本丁寧に作り、海外市場も視野に入れて販売していく必要があります。

支援の実績としては、コミュニティメンバーで決めた「玉けい」という名前があります。ここには40万円をかけて盆栽の鉢を作りました。これも支援者からの支援金で作成しています。

支援者の中には地方創生やビジネス創造に興味がある方々もおり、香港を拠点に輸出を一緒に行う話も進めています。

YouTuberとして活動する北谷さんのチャンネルにも出演しています。

現在、私たちはコミュニティを作っている段階であり、支援者であるパトロンには支援の証としてNFTを持ってもらっています。

将来的には、盆栽が収益を生み出すシステムを構築し、所有権を証明するNFTを発行していくことが目標です。

これにより、コミュニティに参加し、盆栽の管理を学んでもらい、その後にフィジカルな盆栽が届くという流れを考えています。

以上が私たちのプロジェクトの概要です。興味がある方はぜひDisordやTwitterをフォローし、パトロンになってください。よろしくお願いします。

DAO協会とは?

今回のイベントでは、Web3のツールを作成してくださっている方々や、紹介された様々なDAOについてお話しさせていただきます。特に、日本DAO協会について触れておきたいと思います。この協会は4月の法改正に合わせて設立され、DAOの健全な発展とエコシステムの構築を目指しています。

協会のホームページには、安全性が確認されたDAOやツールの情報が掲載されています。今回ご参加いただいているDAOやツール開発者の方々も、この日本DAO協会の掲載対象となっています。

日本DAO協会は、DAO設立時のベースとなる情報発信やサポートを提供しています。これらはDiscordやオンラインプラットフォームを通じて行われており、ボランティアの形で活動していますが、将来的にはトークンの報酬も見込まれています。

多くの方々にご参加いただき、協力をお願いしたいと思います。また、DAOを作ってみたい方に向けて様々な情報を発信していますので、ぜひチェックしてみてください。

最後に、ビラを配布させていただきますので、お手に取っていただければ幸いです。パンフレットにはツールやDAOに関する情報が含まれており、ホームページやDiscordへのリンクもありますので、そこからご参加いただければと思います。

ご清聴ありがとうございました。

DAOツールのユースケース

チケミー

チケミー代表 宮下さん

今回使用する資料は、いつも使っているもので、NFTという言葉があまり含まれていません。しかし、今回はNFTの事例について話すため、資料をお見せしつつ、裏側で何が起こっているのかも一緒にお見せできればと思います。本日はよろしくお願いいたします。

我々は、日本発のNFTチケット販売プラットフォームを運営しており、現在日本最大のNFTチケットプラットフォームとなっています。「あるべき場所にあるべき価値を届ける」をミッションに掲げ、エンターテインメントの流通、特にチケットの流通を適正化することに注力しています。

導入イベント数の推移としては、1年弱で大手企業を中心に900以上のイベントに導入されています。例えば、ホリプロや東宝、パルコといった演劇業界のトップ企業からの導入もあります。

我々のプラットフォームの大きな特徴は二つあります。まず一つ目は、主催者のチケット収益を最大化することです。これまでのチケット流通には、転売問題など多くの課題がありましたが、我々はNFTとブロックチェーン技術を用いて、適正な流通を実現し、主催者に収益の一部を還元する仕組みを導入しています。例えば、2万円のチケットが50万円で売れた場合、その差額の一部を主催者に還元します。

具体的な仕組みとしては、買取オファーと適正な価格を販売者が設定する二つの方法があります。買取オファーは、チケットを持っている人に対して買い取りのオファーを送ることができ、当日突然行けなくなった場合にも対応可能です。

また、我々は特許を取得した適正な流通の仕組みも持っており、海外対応も可能です。

次に、NFTを使った具体的な事例を紹介します。

例えば、韓国のアイドルグループ「ドリッピン」のイベントでは、チケットごとにNFTが発行され、ブロックチェーン上での流通が確認できます。これにより、チケットの正当な所有者を確認し、不正な転売を防止することができます。

PolygonScanでトランザクションを追うことができる

また、チケットの転売状況を自動で分析し、正当な取引かどうかを判断する仕組みも備えています。これにより、既存のプレイガイド会社も我々のデータを活用し、転売問題の解決に役立てることができます。

我々のプラットフォームは、今後も多くの方々がブロックチェーンを利用して、適正な流通を実現するためのインフラを提供していきます。

以上です。ご清聴ありがとうございました。

ANGO RWA

ANGO

続きまして、ANGOの方からツールの説明をさせていただきます。よろしくお願いします。

私たちは、本日プレゼンするツールについてお話しいたします。

このツールを作るきっかけとなったのは、コミュニティで空き家を管理し、分散型で運営するプロジェクトでした。まずは、その暗号プロジェクトについて少し紹介させていただき、ツールの説明に入らせていただきます。

私たちのANGOツールは、空き家の資金調達から予約管理までを一括で行える仕組みを作りました。

私たちは、空き家というものをコミュニティで内装から運営まで一貫して行っており、2023年から2024年までに12件の物件を取り扱っています。

これらの物件は、観光地としても知られる九十九里や熱海、那須、京都、機械島などにあります。これらの空き家を一部は民泊として運営し、コミュニティメンバーには内装や立ち上げに協力してもらい、その報酬としてトークンを付与しています。このトークンを使って、宿泊や周辺の飲食店での無料飲食が可能です。

また、私たちはWeb2のユーザーもターゲットとしており、使いやすいUI/UXを提供しています。特に、LINEやX(旧Twitter)を使ったトークンの送付も可能です。弊社のユーザーの中には80歳のおじいちゃんもおり、ウォレットを作らずにトークン送付できる仕組みを整えています。

このツールを使って、ボランティア活動に参加してくれた方々に対して、価値あるリワードトークンを付与し、そのトークンを利用して様々なユーティリティを提供しています。これにより、コミュニティの力で空き家を再生し、地方の活性化に繋げることを目指しています。

さらに、私たちの空き家の予約は既存のOTA(AirbnbやBooking.com)とも連携しており、スケジュールの同期も可能です。このツールは、リアルワールドアセット(RWA)を利用するDAOのグループにとって非常に有用です。

最終的には、既存の金融機関で資金調達が難しかった空き家に対して、DAOを通じて個人からの出資を募り、無料宿泊などの価値を提供する仕組みを構築しています。これにより、ソーシャルインパクトのあるエリアに社会のリソースを投入することができます。

私たちのRWAツールに興味がある方は、ぜひ後ほど名刺交換させていただければと思います。ありがとうございました。

ODKソリューションズ

ODKソリューションズ 杉本さん

ODKソリューションズの杉本です。本日は国内初のDAOについてご紹介します。よろしくお願いします。私は日本DAO協会では「くーねる」という名前で活動しています。

まず、私の所属するODKソリューションズについて簡単にご紹介します。

当社は創業60年以上のIT企業で、大学入試のDX化を主に支援しています。毎年30万人以上の受験生が利用する受験ポータルサイト「UCARO」を運営しています。私は新規事業推進室で、Web3.0サービスブランドを立ち上げています。これにより、学びの軌跡を可視化し、個人の体験を価値化する次世代サービスを作ろうとしています。

ここでいくつか事例を紹介します。まず、国内初のDAO合同会社「TableUnstable DAO合同会社」を設立しました。

小中学生が卒業証明書NFTを基にしたDAO型の互助コミュニティを形成しています。落谷洋一氏が毎年サマースクールを開催しており、昨年は小中学生がAIを使って動画作品を制作し、それをNFT化してインフィニットオブジェクトに保存しました。卒業証明書NFTをICカード型ハードウェアウォレットで簡単に取得でき、同窓会での推薦書受け取りなどに利用されています。

次に、Web3.0ウォレットにアバター生成やAIアドバイス機能を付与した「ライフログウォレット」についてです。

過去の実績や関係を元にAIが個別のアドバイスを提供します。ICカードをタッチするだけでアバターが現れ、ユーザーは自分のことを理解してくれるAIと対話できます。例えば、過去のボランティア活動や持っているNFT情報を基に、次のイベントの案内を受けることができます。

また、既存のアプリにWeb3機能を組み込み、簡単にNFTを配布できるツールを提供しています。例えば、マラソン大会で15,000人中7,000人がNFTを取得し、そのNFTを持っているだけで特典動画を受け取ることができます。

最後に、デスグループやパナソニックホールディングと協力し、Web3.0技術を活用したトレーサビリティ基盤を構築しています。寄付金の用途をトークンに刻むことで、資金の使い道を透明にし、追跡可能にします。

Web3.0技術は非常にワクワクするものです。使ってみたいけれどもどう使ったらいいかわからない方は、アンケートに「ODKに相談したい」と書いていただければと思います。ご清聴ありがとうございました。

パネルディスカッション

マックさん: さて、次のパネルディスカッションですが、今回は具体的なテーマを決めずに始めます。地域で活動する中で抱える悩みや、やってみたいことをWeb3の技術やDAOを使って解決できないか、自由に話し合いたいと思います。ゴールを設定せずに発散させる形になりますが、皆さんのアイデアをどんどん出していただければと思います。

まずは、各自の自己紹介を兼ねて、現在の活動内容についてお話しいただきます。では、原田さんからお願いします。

株式会社givcal

株式会社givcal代表 原田さん

こんにちは。徳島県吉野から来ました。

現在、地元の若手たちと「組むプロジェクト」という活動をしています。

ブロックチェーンを地方で活用することを目指しており、地域の課題解決に向けたプロジェクトを4月から始めました。具体的には、アーティストと地域の課題をつなげる活動をしています。

他にも例えば、廃材の再利用や空き家のリノベーションなどを通じて、地域の活性化を図っています。

株式会社ピニョキオ

ぴにょきを公式サイトより

こんにちは、くりえみと申します。私はバーチャルヒューマンを作るプロジェクトをしています。

AI技術を使って自立的に活動できるタレントを作り、新しい形の芸能事務所を目指しています。私のバーチャルヒューマンは24時間活動でき、多言語対応も可能です。これにより、リアルの自分以上のポテンシャルを発揮できます。

株式会社HYAKUSHO

こんにちは、湯川と申します。私は高松で水産業を営んでいます。

瀬戸内海でサワラやナガウオを養殖し、飲食店に提供しています。

また、地域の人材不足を解消するために、移住者やアーティストと連携して仕事を作る活動もしています。

パネルディスカッション

パネルディスカッションの様子
(左から原田さん、くりえみさん、平井先生、マックさん、湯川さん)

マックさん : 皆さん、ありがとうございました。非常に多様な地域の課題に取り組んでいることが分かりました。では、次に具体的な課題や困っていること、Web3やDAOを使って解決できそうなことについて話し合いましょう。

原田さん: 私たちは今、空き家の問題に取り組んでいます。地元の人たちが空き家の存在を知らなかったり、所有者が分からなかったりする問題があります。この問題を解決するために、DAOを使って情報を共有し、トークンを使ったインセンティブで解決を促す方法を考えています。

湯川さん: その通りです。信頼の問題が大きいです。個人情報の管理や提供方法について信頼をどう設計するかが課題です。Web3の技術を使って、個人に力を与える形ができれば、流動性が高まると思います。

マックさん: Web3やDAOは緩やかにさまざまなものをつなげるのに適している組織形態です。信頼性を基に、価値がないと思われていたものをトークン化して新たな価値を見出すことができます。このような話を通じて、皆さんも自身のプロジェクトにどのように活かせるか考えていただければと思います。

(平井先生が到着)

マックさん: 平井先生が到着されたので、パネルディスカッションに加わっていただきます。よろしくお願いします。

初代デジタル担当大臣 平井卓也氏

マックさん:すみません、平井先生が来ていただきましたので、ぜひパネルディスカッションに加わっていただければと思います。急なお願いで申し訳ありませんが、どうぞあちらにお座りください。

平井先生:今の話題についてですが、空き家をDAOにするというのは意味があると思います。DAOにすることでのメリットとデメリットを両方感じており、特に空き家のようなケースではメリットが大きいと考えています。ただし、組織を民主化することで大きくするというのは難しい場合もあり、何を目的とするかによって使い分けが必要だと思います。

マックさん:そうですね。DAOには得意不得意があり、広くリーチすることや緩くつながることに意味がある場面では非常に有効です。

くりえみさん:例えば、インフルエンサーに空き家の情報を求めて、その情報提供者に特典を与えるといった形で、空き家がうまく活用されることも考えられます。私のプロジェクトでも、ファンと一緒にタレントを育てるアイドルDAOを立ち上げています。ファンが準備段階から参加し、その労力を報酬に変える新しいやり方が可能です。

平井先生:ありがとうございます。地域の活性化や空き家の問題を解決するために、DAOを活用することは非常に有効だと思います。例えば、NFTを利用して地域の特産品の証明書を作成することもできますし、教育や雇用の面でもDAOの仕組みを取り入れることで、地方の課題を解決する一助となるでしょう。

くりえみさん:コメントありがとうございます。本当に教育に反映されたら素晴らしいことだと思います。東京と地方の子どもたちの教育格差は非常に大きいですね。私は東京よりの地域に住んでいて、小学生の時に週に6つの習い事をしていましたが、地方の子どもたちは習い事を全くしていない子が多いです。地方だからといって、後天的な能力に遅れを取ってしまうのはもったいないです。

湯川さん:また、今日午前中は仕事をしていて2時に来たのですが、高校生と地域の大人で文化祭を作るという仕事をしていました。丸亀の高校生5校から50人ほどの実行委員がいて、大人たちと一緒に文化祭を企画しています。この背景には、地域の大人との交流が少ないという課題があります。普段からローカルのエリアで様々な大人と出会える場を作ることが重要だと感じています。これをDAOやWeb3の技術で実現できたら素晴らしいと思います。

平井先生:DAOの利点としてリソースの共有やアクセスの確保、学習者の成果をブロックチェーンで管理することが考えられます。リカレント教育や学び直しの市場も大きいです。何のために学ぶのかが明確な学びを提供することが重要です。学びの目的が明確であれば、日本のデジタル産業に必要な人材の供給にもなり、収入を増やす手段にもなります。

DAOを使って目的を持った学びの場を提供することで、子どもからお年寄りまで多くの人が集まりやすくなります。これにより、自然と教え合いやすくなる環境が生まれます。活動履歴を記録し、他のプラットフォームでも確認できるようにすることで、信頼性が高まります。

目的を持って学ぶためには、多くの出会いや偶然の機会が必要です。自治体のコンサルとして公共空間や公園の整備をサポートしていますが、Web3の技術で偶然の出会いを設計できたら面白いと思います。

地方の問題として、夢を持つためには知ることが必要です。出会いの機会が少ない地方では、夢を描くことが難しいです。私たちは「何者でもない」というテーマで若者の夢を叶える拠点を作っています。地方でDAO的な組織を受け入れる準備を進め、地方の行政や商工会と協力して活動を進めています。

合同会社型DAOの導入が法律的に可能になり、新しい法人ができることは非常に興味深いです。ブロックチェーン技術を使った税制の見直しや、取引の透明性の確保が課題ですが、それをクリアすることでDAOやWeb3の普及が進むと考えています。

そして技術と人とのギャップを埋めるために、アイデアを持った人たちが技術を活用しやすい環境を作ることが大切です。様々なアイデアを持った人たちが集まり、新しいものを生み出すことが期待されます。

デジタルというものに所有権が確定しないという問題は、法律上ずっとあり、契約でしか守れないということです。デジタルは無形資産なので、弁護士の方が詳しいですが、デジタル資産やNFTなどを購入・販売するのは体験としては良いと思いますが、ちょっとしたミスでなくなることも普通にあるということです。このあたりにふわふわした部分もありますが、魅力的なものだと思います。

逆にこのふわふわしている部分がグレーゾーンとして、いろんなチャレンジができるようになり、今までできなかったことができるようになることもあると思います。小さくやる分にはいろんな実験ができる環境が整いつつあります。

合同会社は法律上ほとんど規制がなく、自分たちでいろんなルールを決めることができます。合同会社型DAOというものが設立可能になったことは非常に大きいです。これにより、今までバラバラだった取り組みが一つの指針となり、いろんな人が集まり、新しい組織の形態や意思決定の方法、事業のやり方が生まれていく未来が待っているのではないかと思います。

合同会社は株式会社よりも小回りが効き、便利だからこそ多く使われています。合同会社型DAOの設立は非常に重要で、例えばWeb3のホワイトペーパーをどんどん改定して、新しいルールを作っていくことが求められます。ゲームの中でのトークンの移動などにも新しいエージェントを作ることが必要です。

最近では、ゲームやWeb3、DAO、NFTなどがAIとセットになってきており、この組み合わせが大きな可能性を持っています。悪いことをする人も増えますが、適切な対応が求められます。例えば、TikTokが広告の審査において優れているということが分かっており、偽広告対策に力を入れています。

法律はどんどん変わっているので、最新のホワイトペーパーを確認して、質問があれば弁護士に相談すると良いでしょう。技術的、法的、人的にできないことを出し合い、新しいルールを作る時代になっています。

合同会社型DAOは非常に革命的であり、このタイミングを逃さずに活用することが重要です。ビジネスにどう流用できるか考えることが必要です。今後も新しい組織の形態や意思決定の方法が生まれていく可能性があります。

マックさん:これでパネルディスカッションを終わらせていただきます。皆さん、大きな拍手をお願いいたします。続いてワークショップに移ります。

ワークショップ/オンライン質疑

30分ほど、ワークショップとオンライン質疑が行われていました。

【ビッグな発表】100万人DAOとは?

こんにちは。ご紹介に預かりました山本です。
よろしくお願いします。

清林館高校三年 山本さん

これまで様々な方が話してきましたが、私も全力で発表させていただきます。

今回発表するのは「100万人DAO」というプロジェクトです。現在の準備は整っており、あとは行動するのみです。皆さん、この「100万人DAO」を少しずつ広めていってください。

まず、このプロジェクトのコンセプトについて簡単に説明します。みんなのお金や時間を少しずつ分け合って、一つの大きなものを作り上げるという考え方です。皆さんの協力を少しずつ集めて、大きな成果を目指します。

次に、私たちが抱える問題意識について話します。「DAOって何?」「どうやって作ればいいの?」という疑問があると思います。これは新しい技術を使った全く新しい考え方なので、わからないのは当然です。しかし、インターネットを使いこなしている私たちは、新しい技術にも慣れています。行動を通じて、難しいことも理解できるようになります。

このプロジェクトでは、100万人のメンバーを集めて、実際にDAOを通じてその理念やシステムを理解してもらうことを目指しています。

皆で協力しながら、DAOというものを理解し、その後、自分たちがやりたいDAOを派生させていきます。このプロジェクトは、一つの大きな幹から枝分かれしていくようなものです。

具体的には、「元気玉」を作ります。元気玉は、ドラゴンボールの中で孫悟空が地球の全ての人々から少しずつエネルギーを集めて作った技です。これと同じように、少しずつ力を集めて、大きなプロジェクトを成功させるという考え方です。

このプロジェクトの具体例として、「リンネフェスティバル」「箱舟たまり畑」などがあります。これらは既に紹介されているので、詳しい説明は省略しますが、100万人規模で具体的に進めていきます。

私たちはお金だけの関係ではなく、共に助け合い、支え合う人間関係を重視しています。共に創造する「競争」の場を提供し、これを実現していきます。

よろしくお願いします。

EMUGO【100万人DAOのオーナーになれる体験】

EMUGO 村崎さん

最後にカルダノトークンを受け取り、NFTを実際に購入するという体験が行われました。

ウォレットはEMUGOが開発する「ヨロイウォレット」を使用して行われました。

私も実際に受け取ることができました↓

ヨロイウォレットにある100万人DAOのNFT

閉会の挨拶

村崎さん:皆さん、本日はご参加いただきありがとうございます。限られた環境の中でデスクトップを通じて投票を行っていただいた結果、最初の100万人DAOの議題としてどこにフォーカスするかが決まりました。投票結果として、空き家の問題解決に6票、農業に関する議題に1票が集まりました。

今回のプロセスでは、皆さんが社員権をウォレットに入れて、その社員権を持っている方々がDAOツールを通じて提案に対してオンチェーンで投票を行うことができる仕組みを体験していただきました。これにより、皆さんが意思決定に参加し、提案が可決されるとその資金がロックされ、指定された用途に使われるようになります。デジタルでの管理を通じて、DAOの透明性と効率性を体験していただけたかと思います。

マックさん:なお、モバイルアプリで投票ができていない方もいらっしゃると思いますので、引き続き1週間は投票を募集しております。1週間後にDiscordで投票結果を発表し、その結果に基づいて100万人DAOとして取り組んでいきます。

本日の取り組みは非常にチャレンジングなもので、日本国内においてもなかなか類を見ない試みでした。皆さんと共にこのプロジェクトを進められたことを大変嬉しく思います。うまくいかない部分もありましたが、これを通じて受け取る側も参加し、みんなで楽しくより良いものを作り上げることができると信じています。

技術やルール、コミュニティの構築において、作る側とサービスを受ける側が分離してしまっていたこれまでの形を変え、皆さんが意思決定に参加できるようにすることで、より良い社会を目指していきたいと思います。法的な問題についても、みんなで改善し、変えていけるものにしていきたいと思います。

最後になりますが、この香川・四国・瀬戸内だけでなく、日本や世界中を変える一歩として、このプロジェクトに参加し、共に歩んでいただければと思います。ありがとうございました。

これにて競争DAOのイベントは終了となります。この後は懇親会もありますので、飛び入りで参加希望の方は是非お越しください。ご飯はないかもしれませんが、歓迎しております。エレベーターの中にマップを貼っていますので、そのままお越しください。

ありがとうございました。

(以上になります。)


今回のイベントを主催した「共創DAO」の公式サイトはこちら↓

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