Roopt DAO合同会社は一体何をしているのか?_vol.2
こんにちは、だいしょうです。
先日、ガイアックスの廣渡さんに誘われて、Roopt DAO合同会社に参画させていただくことになりました!
(うれしすぎた!!!)
実際、本格的に関わっていくと、今まで見えなかった課題が見えてくるもので、これから DAOを始めたい方へ、リアルな知見を共有できたらと思います。
この記事は廣渡さんのnoteの続きとして書いています。今後RooptDAOのメンバーでnoteをどんどん書いていく文化を広げていきたいです。
第一弾の廣渡さんのnoteはこちら↓
今どんな活動が進んでいるのか?
最初に入った時は、AMAと呼ばれる質問会を行っていました。
・RooptDAO合同会社で何をしていくのか?
・ガイアックスさんから提供いただいたツールDAOXを試す
・どういうタスクがありそうか?
こんなことをメンバーで議論して決めていく感じです。
4回目から参加し、AMAは第5回までやってました。
5回目のときはいきなりファシリテーターやらせていただき結構ビビりました。DAOっぽい笑。
元々Roopt神楽坂に関わっている方や不動産のプロの方などもメンバーにいらっしゃいます。
今まで知らなかった専門的な意見を聞くことができるので、本当に学ぶことばかりです(マジ心強い!)
実は議事録も全てまるっと公開していて、ここから誰でも見ることができます!
またRoopt神楽坂DAOの知見もお借りして、まだ作られていなかったwikiを作成してみました!
今後メンバーでコメントを追記していきます。議論・投票しながらどんどんアップデートしていく予定です。
ちなみに誰でもコメント追加できるのでぜひ書いてみてください。
これから直近でやっていくこと
立ち上げ期なので、めちゃくちゃやることがあります!!!
今ざっと浮かんだのでもこれだけあります。
多い!!!夏休み最終日に残ってる宿題くらい多い!!!
でもすごく楽しいです。
部活の合宿みたいな感じ笑
定例ミーティングでは、
「ぼくここ得意なのでやりますよ!」
「今度、一緒に物件見にいきたいです!」
「神楽坂の方でイベントやりましょう!笑」
みんなが積極的に関わっていく感じが青春だなぁ。
こんな感じで毎週楽しくかつ真剣にミーティングしています。
上の他にもこれからどんどんタスクが出てくるので、
「なんか面白そう!」
「これ自分でも協力できそう!」
「Rooptでこんなのやってみたい!」
というものがあればぜひご連絡ください(https://x.com/takosan_DAO)
一緒にRooptDAOを盛り上げていきたいです。
見えてきた課題
意思決定のスピード感が遅くなりやすいので、最初は中央集権的な活動が良い
DAOは「みんなで決めよう!」とするのが一般的です。
しかし、最初は間違いなく中央集権的に動く方が良い。
全部みんなで決めてたらたぶん日が暮れます笑
ビットコインも最初はサトシナカモトが中央集権的にシステムを作っています。
実際、RooptDAOの最初の構想はガイアックスの廣渡さんが決めています。
タスクの振り分けやwiki作成も、誰かが大枠作ってしまった方がぶっちゃけ早いです。
(最初は誰かが旗揚げないと進まなかったりする…)
DAOやってる方はこういった声が多いのも事実です。
あたらしい経済さんの引用元のラジオでも
「最初は中央集権で、段階的に分散化する」
とおっしゃっていました。
RooptDAOに参画してから数回、強く感じます。
もちろん、
・みんなで議論してより良い意見が生まれる
・情報はオープンにしていこう!という文化が自然にできている
ここはDAOやWeb3の強みだと思います。
とはいえ、スピード感や文化を作る上で、最初は間違いなく中央集権的に動く方が良いなと実感してます。
ここで1個、面白いnoteを紹介。
ひと妻DAOのすみれさんのnote「DAOがどうやってできていくか?」が理論的にわかります。ここまで体系的に書かれた記事はレアなのでぜひ。
知識や情報量に差があるので、ど素人はベストな選択が分からない
1つ質問です。
おそらく9割以上の人は、不動産のプロを選ぶでしょう。
ど素人でもある程度、親和性の高い別分野の知識と経験で良い選択ができるかもしれません。
しかし、不動産ど素人はどこまで行ってもど素人です。
・何が正しいのか?
・そもそもどんな基準で良い物件を選ぶのか?
これがそもそもわかりません。(ぼくがそう)
ぶっちゃけ選挙と同じで、
「あの人が言ってるから正しいんだろう…」
となんとなくのイメージで決めます。
正規分布でも大半の人はど素人なわけで、そうなると単純な多数決が正しいかと言われると、そうでない気もするのです。
DAOは、会社の採用とはわけが違います。
DAOは不特定多数の色々なタイプの人に開かれています。
ゆえに、入ってくる人のタイプは、多様です。幅があります。
例えば、ある特定のトピック「シェアハウスに適切な不動産を選ぶ」
このとき、不動産の会社であれば、プロ同士で議論を交わすことができます。
不特定多数の人がいる場合、不動産ど素人は意味がわからない。
だから、プロの不動産屋さんが言っていることが正しいんだろうなと思うしかない。
結果として、知識がある人の意見が通ることが多い。(それ自体が悪いわけではないですし、むしろそっちの方が良いと思っています。)
となると、
・投票に意味があるのかどうか?
・素人に投票権は必要なのか?
という問題に直面します。
結論は、間違いなく必要だと思います。
選択権があることが大事だからです。
それでいうと、Gitcoinの委任投票の仕組みはうまく考えたなぁと思います。
信頼できる人に自分の票を託してもいいシステム。
そう考えるとDAOでは、個別の専門的なタスクを任せる人を投票で決める方が良い気がしています。
・収益性の高い不動産の選択
・法律や会計周りの論点に関するタスク
など専門家の判断が肝になるようなタスクを行う人ですね。
あくまで主で動く人を任命するだけで、メンバーも積極的に参加できる前提ではあります。
逆に、例えば、
・ホワイトペーパーのアップデート
・共通のルールの改正
・この専門家に任せていいか?
・トークンの配分量の決定
などもっと上位の部分の選択はどんどん投票にしてもいいかなと思っています。
こういった上位の部分は、多くの意見があった方がバランスの取れた決定ができると考えています。
これからシェアハウスの物件探しが本格化していきますが、どのレイヤーで決めていくのか?(タスク単位の投票なのか?専門家を選ぶ単位での投票なのか?)によって、DAOの運営が大きく変わってくるなと思っています。
後から参画すると前提の情報をキャッチアップするコストがかかり過ぎる
これずっと思ってたことです。
DAOって設立から期間が経つと、それまでの決定事項や資料を追うのがめちゃくちゃ大変なんです。
途中から入ってくる方はここで挫折しがちになるよなぁと。
ある程度成熟した会社であれば、上司が付いて教えます。研修で会社の情報を頭にガッと入れることもできます。
しかし、どんどん新規のメンバーが参加するDAOでは、ぶっちゃけ難しい。
特に立ち上げ初期は資料すらまとまってない!
・既存のDAOメンバーが、新規のメンバーに教える時間をつくる
・毎週定例の初心者研修会を開催する
など考えを巡らせる余地がありそうです。
実際、今、個人的に良さそうだなと思ってるのが、AIチャットbot。
わからないことすぐ聞ける専用AIチャットbotがあれば、DAOの知りたい情報がすぐに聞けるし、資料検索も一瞬だなと。
「なんかいいツールないかなぁ」調べてみたら、ありました。
Difyっていうツールが良さそう。
RooptDAOにも導入してみたいので、自分で作ってみてもいいんですが、もし作れるよって方がいたらぜひお願いしたいなと思ってます!(XのDMで連絡お待ちしてます!)
あとあんま知られてないですが、DAOとAIはめちゃくちゃ親和性が高い。
AI興味ある方も今のうちにDAOやっておいて損はないなと思っています。
どうやったらRooptDAOに参加できる?
DiscordとDAOXに参加するだけです。
Discordではサクッと交流できるコミュニティ、DAOXでは本格的な運営のようなイメージで活動しています!
以下のURLから参加できます。
とりあえず毎週木曜日21時から行なっている定例ミーティングに参加してみると雰囲気掴みやすいと思いますので、ぜひ参加してみてください!
最後に
ここまでお読み頂きありがとうございました。
RooptDAO合同会社は、現在立ち上げ段階でやること盛りだくさんです。
現在、協力してくださるメンバーをどしどし募集しているので、少しでも気になった方はぜひDiscordに遊びに来てください!
お待ちしています!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?