気候工学、地球工学は是か非か。ライターの手記(2018/07/17)
先日、気象の極端化について触れたが、気候工学・地球工学は是か非かという観点で、述べてみようと思う。考えなければいけない要因として、「地球環境は放っておけば悪化する」という状況にあるということがある。何も対策を講じなければ、確実に地球環境は悪化の一途をたどるのである。では、どうすればよいか。そこで、工学的操作改変という発想が出てくる。地球環境の状況を決定づける各種のパラメーターを操作することにより、実際の環境を制御するという発想である。気象操作の発想自体はそんなに新しいものではなく以前からあった。ただ、まだ気象の極端化が現在ほどには進んでいなかったため、あまり触れてはいけないもののように思われていたのだ。しかし、今は違う。豪雨、台風、猛暑、大雪、地震などの自然災害の大規模化が進むにつれて、その重要性が増してきた。地球温暖化・気候変動は進行している。地球規模のエネルギー制御技術を確立する必要がある。さもなければ、地球環境の極端化はいっそう進むだろう。
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