高度情報化時代の情報戦略
現代は、インターネットやコンピューターなど、情報処理技術が高度に発達し、さまざまな情報を容易に収集し扱うことができるようになっている。そのような中で、それらの情報に対して、どのように対応することが望ましいだろうか?
まず、情報源をよく確認することである。それから、その情報に対する解釈や見解をきちんともつことである。あやしい、あやしくないというおおまかな判断だけでも良い。できれば、それらの情報に対して、自分自身の見解をまとめて、きちんと判断することができるとよい。
情報にも、さまざまな種類やレベルのものがあり、スーパーの価格情報などの日常的なものから、国家の政治・経済を左右する高レベルの情報まで、扱う情報は多種多様である。それらを、解析し判断するのは、あくまでも人間の頭脳なのである。
頭を使うことを放棄してはならない。人間が頭脳を使って判断することを放棄したとたん、コンピューターによる自動判断により人間そのものがコントロールされてしまう状況が生まれてしまうのである。それを、私は、「主体的判断」と呼んでいる。