卒論発表を終えて

 今月中旬に卒論発表がありました.他大学を交えての規模の大きな発表会だったので,非常に刺激になる発表会だったと思います.
 今回はそこでの反省点や思ったことなどを自分への備忘録的に書いていきたいと思います.とりとめのない感じになってしまいますが,ご了承ください.

1.気になったところは指摘される
2.発表資料は絞ろう
3.バックアップは絶対取ろう

1.気になったところは指摘される

 今回の発表では自分の通っている大学以外の方にも聞いていただき,質疑応答も行いました.その中でいろいろな質問をいただきました.
 レベルの高い質問ばかりで自分としても非常に勉強になり,得るものの多い質疑応答でした.その中で共通点を持つ質問もありました.

 それは『書いているときに自分で疑問に思ったこと』に対する質問です.

 今回の論文ですが,実は書いている中で疑問点がいくつかありました.一応できる範囲内で対応はしたつもりです.

 論文の中で統計を使ったのですが,自分は統計を使って論文を書いたのは初めてだったので,いろいろと疑問点がありました.そして,調べられる範囲で対応を調べ,実行しました.
 複数年にデータがまたがっているのでトレンドがないか検定を行ったり,統計モデルの整合性を示すために検定したり,...e.t.c.

 当然といえば当然のことなのですが,こういったことをしておいたおかげで自分で疑問に思ったことを(自分なりとはいえ)対応しておいたおかげで,自分で疑問に思ったことへの質問は冷静に答えることができました.

 ということで,
「気になったことは小さいことでもしっかり調べましょう.ほかの人もきっと疑問に思うはずです」

2.発表資料は絞ろう

 今回論文はあらかじめPDFで送っておき,当日はパワーポイントで発表.持ち時間は15分で,その後質疑応答という形でした.

 普段自分はパワポで資料を作るときには,
・1ページに情報は一つ
・文字は最小限に.イラストや図,表,数式を用いて説明をする
・文字は大きくする(サイズは24以上を意識)
・聞く人の属性を考慮する(どのくらいの知識があるのか?専門用語などは使ってもいいのか?)

といったことを意識しています.このあたりのことはネットでも多くのサイトが見つかると思います.もし興味があれば検索してみてください.
 

 自分はこの中で特に2つめ『文字は最小限に』ということを意識しています.理由は単純ですが,他の人のパワポで文字が多すぎるとげんなりしてしまうからです. 笑
  というのは半分冗談ですが,文字数が多いパワポは読まれないという記事を見かけて以来,強く意識するようにしています.

 ということで,パワポの発表資料ですが,自分は絞ることを心掛けているつもりでした.1枚1枚に関しては…

 そう,全体の量がオーバーしてしまったのです…それも5~8分ほど…

 当初自分は,
(まあ,1枚1分換算で15枚は作って~ 参考文献つけて~ で,足りなそうな気がするし,2~4枚くらい増やそうかな.説明も丁寧にできるし.足りなかったら困るし,論文送った後にやった検定を付録っていう形でつけよう)
と発表原稿を肥やしてしまいました 笑
 反省点としては
「発表資料はスリムにしましょう.どうせ発表原稿にないことも話したくなります」

3.バックアップは絶対取ろう

 これは本当に強調したいです.今回のブログは自分のために書いている側面が強いですが,これだけは読んでくださっている方にも言っておきたいです.

【大事な作業を行っている人はバックアップを絶対にとりましょう!】

 12月下旬,パソコンが壊れました.突然,とはいえず調子はだいぶ悪かったので,寿命ではあったと思うのですが,データは全てとんでしまいました.

 幸いデータは作業を進めるごとにGoogle DriveとDropboxという二つのクラウドにバックアップをとっていました.おかげでデータは復旧できたのですが,もしバックアップをとっていなかったら…と思うとゾッとします.

 「大事な作業をしているときに,バックアップは絶対に取っておきましょう.そういうときに限ってPCは壊れます」


 ということでいろいろ書いてきましたが,今年はこれで書き納めということになります.
 先月からこのアカウントになりますが,来年からもいろいろ(もっとスピードをあげて)書いていきたいと思います.よかったら来年もよろしくお願いします.

 とりあえず次はRの話とか,統計の勉強に使った本の話とかしたいなと思っています.

 

 


サポートいただいたお金は教科書や研究に関する本に使いたいと思います.読みたい本がいっぱいあるので…