2023年第4四半期決算まとめ(2024/3/8 FactSet記事)
【Key Metrics】
99%のS&P500組入企業が決算発表を終えました。
73%がEPSでポジティブサプライズ、64%が売上でポジティブサプライズを出しました。
2024年第1四半期決算では、平均で前年比3.4%の利益成長を予想されております。
2023年第一四半期に向けて、32社が強気な、74社が弱気なガイダンスを出しました。
PERは20.7倍です。(5年平均19倍、10年平均17.7倍)
純利益率は11.6%でした。
【By The Numbers】
*ガイダンス
指数組み入れ企業のうち106社がガイダンスを発表し、74社がネガティブガイダンスを出しました。
これは数で見ても割合で見ても5年平均と10年平均を上回っています。
*2024Q1決算成長率予想
7つのセクターが前年比較で成長を予想されています。
ユーティリティ(YoY+24.3%):電力系が最も成長を予想される
独立系発電事業&再生可能エネルギー発電事業:72%
電力会社:42%
ガス会社:13%
通信サービス(YoY+19.4%):Metaが最も成長を予想される
双方向メディア&サービス:42%
無線通信サービス:20%
メディアと多角化通信サービスはマイナス成長
IT(YoY+18.9%):Nvidiaが最も成長を予想される
半導体:70%
ソフトウェア:15%
通信機器と電子機器はマイナス成長
4つのセクターが前年比較でマイナス成長を予想されています。
【Forward Estimate】
次の四半期は利益成長3.4%、売上高成長3.5%が予想されています。
2個先の四半期では利益成長9%、売上高成長4.6%が予想されています。
今年通年では利益成長11%、売上高成長5%が予想されています。
来年は通年で利益成長13.2%、売上高成長5.8%が予想されています。