10/24 Factset記事
【Key Metrics】
・52%のS&P500組入企業が2022年第三四半期決算を発表し、71%がEPSで、68%が売上でポジティブサプライズを出した。
・現時点で、第三四半期の成長率は2.2%で、これは2020年第三四半期以来の低水準。
・第4四半期に向けて、28社がネガティブなガイダンスを出し、14社がポジティブなガイダンスを出した。
・Forward PEは16.3倍で、5年平均(18.5)、10年平均(17.1)よりも低い。
【Topic】
エネルギーセクターを除けば、S&P500は2期連続マイナス成長を記録した。
現在のアナリスト予想では、23年の第二四半期決算からエネルギーを除いた方がS&P500組み入れ企業の成長率が高くなる。
【By the numbers】
・EPSのポジティブサプライズの割合は5年平均(77%)、10年平均(73%)を下回る。
・売上のポジティブサプライズの割合は5年平均(69%)を下回るが、10年平均(62%)を上回る。
・EPSサプライズ幅は2.2%で、1年平均(+6.5%)、5年平均(+8.3%)、10年平均(+6.5%)を下回る。
・売上サプライズ幅は+1.7%で、1年平均(+2.9%)、5年平均(+1.9%)を下回るが、10年平均(+1.2%)を上回る。
・EPSではエネルギー、ヘルスケアセクターが比較的良い決算を出し、産業、コミュニケーションサービスが悪い決算を出している。
・売上ではエネルギーが強い決算を出し、金融セクターのバンクオブアメリカ、消費安定セクターではペプシコなどが次点で良い決算を出した。