Uber株をビル・アックマンが購入! +独自検証+日本市場への影響 (25年2月8日)
【動画】
【概要】
この動画では、著名投資家ビル・アックマンがUber株を大口取得したニュースを中心に、Uberの最新決算や事業モデル、自動運転技術の進展による将来的な影響について解説しています。自動運転企業が一社独占するのではなく、多数の企業が参入する展開が予想され、それがむしろUberのプラットフォーム優位性を高める要因になるという見立てを示している内容です。
【話者のプロフィール】
話者は「Unrivaled Investing」という投資系動画チャンネルを主宰するDaniel。個人投資家向けにファンダメンタル分析や銘柄研究を行い、長期的に数倍、あるいは数十倍の成長が期待できる「マルチバガー銘柄」を探すことに主眼を置いている。定量分析のみならず、市場のトレンドや競合状況も踏まえた解説スタイルが特徴。
【動画の結論・要点】(詳細は後述)
ビル・アックマンはUberに約20億ドル規模の投資を実施。
Uberは配車とデリバリー両面で好調な成長とフリーキャッシュフローの拡大を示している。
自動運転技術をめぐり、多数の企業が台頭することで、Uberのグローバル・プラットフォームに有利な流れが形成される可能性。
株価は長期的に2倍程度の上昇余地があるとの見方がある一方で、経済情勢や技術革新のスピードによるリスクも存在。
【動画の詳細】
動画ではまず、ビル・アックマンがUber株を約30万株(実際は3000万株)購入し、総額20億ドル規模の投資となっている事実が紹介されます。初期のUberは経営リスクが高いと見られていましたが、2017年のCEO交代や社内体制の再編により、安定した経営基盤と収益体制が整いつつあると評価されています。
続いて、Uberの最新決算指標(グロス・ブッキングや調整後EBITDA、フリーキャッシュフローなど)が好調で、前年同期比で大幅な成長を遂げた点が強調されます。特にフリーキャッシュフローは年間で70億ドル規模に達し、投資家の関心を集める一因となっています。配車部門(Mobility)は利益率が比較的高く、一方でフードデリバリー部門(Delivery)はまだ利益率が低いものの、改善傾向が続いているとの説明です。
自動運転技術については、Waymo(ウェイモ)やTesla(テスラ)など少数企業による独占シナリオが想定されていました。しかし、実際には多様な企業が独自のAI技術を開発中であり、長期的には複数の自動運転プラットフォームが併存する可能性が高いと解説されています。Uberは世界各地に広範な利用者基盤を持ち、供給(ドライバー、あるいは自動運転車)と需要(利用者)の仲介を担う「ゲートキーパー」的な立ち位置を確立しやすいと推測されます。
さらに、自動運転が一般化すれば1マイルあたりのコストが下がり、利用者が急増することでUberの利益拡大に直結するといった長期的展望が示されています。一方で、同動画では景気変動リスクや規制リスクも無視できないとし、Uber株の将来パフォーマンスは経済情勢や技術進展の速度に左右されやすい点が留意されています。
フリーキャッシュフローに対する株価の水準は「高すぎるわけではないが、リスク要因も存在する」という評価です。従来の懸念はWaymoの台頭によるマーケットシェアの喪失でしたが、現実には多社参入がかえってUberのプラットフォーム力を際立たせる可能性がある、というのが動画の大筋の結論と言えます。
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