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【無料】ブラックロックが買い増ししたAI関連ビックテック銘柄5選+独自検証(25年2月17日)


【動画】


【概要】

この動画では、世界最大級の資産運用会社であるブラックロックが最新の四半期に追加購入した5つのAI関連ビックテック銘柄を紹介しています。取り上げられる企業は、AIやクラウドなどの成長領域において高い将来性を評価されており、その個別銘柄の特徴や売買の背景、企業が抱える潜在的リスクとリターンが議論されています。


【話者のプロフィール】
話者は米国の投資系YouTubeチャンネルを運営している人物。主に米国市場の個別株やETFなどの動向を追いながら、機関投資家の動向や四半期ごとの情報開示資料(13Fレポート)などを分析し、個人投資家に向けて意見を発信している。テクノロジー関連やAI関連のテーマを中心に、多角的な視点で企業や市場を解説するスタイルが特徴。


【動画の結論・要点】(詳細は後述)

  • ブラックロックが大きく買い増したAI関連銘柄は、テスラ、アマゾン、マイクロソフト、Nvidia、アップルの5社。

  • いずれもAIやクラウド分野での将来性が期待されるが、バリュエーションの高さには注意が必要。

  • それぞれの企業に対し、話者は長期的視点での成長性とリスクを評価している。

  • アップルやテスラのような時価総額の大きい銘柄は、買い時を慎重に見極める必要がある。

【動画の詳細】
動画では、まずブラックロック(世界最大級の資産運用会社)がSEC(アメリカ証券取引委員会)への提出義務がある報告書を通じて、直近四半期にどの銘柄を買い増したかを取り上げています。報告対象となった5つの銘柄はいずれもAI分野に関連するテクノロジー大手であり、それぞれの買い増し規模も数百万~数千万株、金額にして数百億ドル(数兆円規模)にも及ぶという点が強調されています。

最初に取り上げられるのがテスラ(Tesla)。ブラックロックは約740万株を新たに購入しており、ポートフォリオにおけるテスラ株の評価額は800億ドルを超えるとしています。テスラ株は年初から下落局面にあるものの、過去10年の上昇率は2,000%以上と非常に高く、近年は自動運転やロボタクシー(完全自動運転車による配車サービス)といったAI関連事業にも大きく注力しています。特に米国の政界とのつながり(動画内ではトランプ元大統領との関係が言及されている)を活かした規制面での優位性や、数百万台以上のテスラ車が取得している走行データ(Shadow Modeという実際の運転データに基づくAI学習手法)などが、今後のさらなる成長要因として示唆されています。

次にアマゾン(Amazon)。ブラックロックは2,100万株以上買い増しし、総保有金額は1,500億ドル超に達しています。アマゾンはeコマース最大手であるだけでなく、クラウドサービス(AWS)により高い利益率を確保している点が重要と解説されています。動画では、AI時代において多くの企業が自前で大規模データセンターを持つのではなく、クラウド上の処理能力を借りる形にシフトするため、AWSの成長がさらに加速する可能性が高いとしています。今後のAI対応の強化により、利益率が高いクラウド分野での長期的な成長余地が大きいという展望が示され、Amazon株をポートフォリオの核とすることに肯定的な論調です。

三番目にマイクロソフト(Microsoft)。ブラックロックは1,400万株超を追加し、評価額は2,400億ドル規模に達しています。マイクロソフトはWindowsやOfficeをはじめとするソフトウェアのサブスクリプションサービスから安定収益を得ており、そのうえAzure(アジュール)などクラウド分野でもトップクラスの成長を実現しています。動画では、AI時代に向けてマイクロソフトが積極的にデータセンターに投資する方針を示していること、そして「CoPilot」などのAI機能を搭載したソリューションによる業務効率化が大きく進む見通しが述べられています。収益性と成長性のバランスが非常に優れている点が強調されており、話者はアマゾンと同程度にポートフォリオの主軸とすべき銘柄として評価しています。

四番目にNvidia(Nvidia)。ブラックロックは3,800万株以上を追加取得し、評価額は2,500億ドル超に達しています。AI用のGPU(画像処理装置)や専用チップの開発で世界をリードしており、ソフトウェア面でもOmniverse(複合仮想空間プラットフォーム)や自動運転プラットフォームなど、様々なAI分野の基盤技術を提供しています。日本企業やソフトバンクとの協業案件、さらには米国政府や大企業の大規模データセンター向けの需要増加により、売上と利益が近年急拡大していると説明されています。話者によれば、PEGレシオ(株価収益成長率)ベースで見ると業界平均より割安とも言え、今後のAI需要拡大局面でさらなる成長が期待されるとしています。

最後にアップル(Apple)。ブラックロックは約3,000万株を追加し、総額2,800億ドル以上を保有しています。iPhoneやiPadなどのハードウェア事業に加え、サービスやサブスクリプション型ビジネスが増収増益に寄与しているものの、時価総額3.6兆ドル超という現状の株価水準は割高感があるとの見方が示されています。話者自身はアップルを保有し続ける意向を持つ一方で、投資家ウォーレン・バフェット氏が一部売却に踏み切ったこと、株価が高止まりしている点には注意を促しています。将来的にはAIや折りたたみ端末などの新規製品やサービスで刺激を与える可能性があるものの、他社と比較するとリスク・リターン面でやや劣後すると話者は評価しています。

総じて、ブラックロックの動きとしてはAI分野に集中投資する傾向がより顕著になっており、話者はこれらの銘柄をいずれも長期的には魅力的としながらも、短期的にはバリュエーション面に注意すべきと強調しています。

【当サイト独自検証:事実確認&他専門家の見解との整合性】
動画で示されたデータは、ブラックロックの最新の13Fレポート(機関投資家の保有状況を示す報告書)の公開情報と一致していると考えられます。他の専門家やアナリストも、同社がAI関連銘柄に重点投資を行っていることを指摘しています。たとえば半導体アナリストの多くは、Nvidiaやテスラが自動運転やクラウドAI需要を取り込み続けることで高い成長を維持すると予想しており、今回のブラックロックの動きはその傾向を裏付けるものであるといえます。

ただし、動画内で触れられている「テスラと政権との関係」や「アップルの中国戦略」などについては、楽観的な見方がある一方で、地政学的リスクや政治的リスクも少なからず存在します。事実としてテスラは米国での規制を有利に進められるかもしれませんが、当局の方針転換が起こる可能性もあり、外部要因の変化に注意する必要があります。アップルの中国市場シェアも、現地メーカーとの競合激化が進む可能性があるため、常に状況をウォッチしていく必要があると考えられます。総合すると、動画が示す成長期待には妥当性があるものの、投資にあたっては潜在リスクと政治的・国際的状況も合わせて検討すべきです。


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