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米中貿易摩擦は強気相場への脅威になりうる (25年2月12日)
【動画】
【概要】
この動画では、米中貿易摩擦が企業収益や投資家心理に及ぼすリスクを中心に、強気相場が継続するかどうかを検証しています。企業の収益見通しやドル高要因、政策の不確実性などを組み合わせて、相場の先行きに慎重さが必要かを議論しています。
【話者のプロフィール】
Cameron DawsonはNew Edge Wealthの最高投資責任者(CIO)。マクロ経済分析と投資戦略に精通し、企業収益や金融政策、為替動向などを踏まえた資産配分の提案を行う専門家。以前は大手金融機関でエコノミストやストラテジストとして活動していた経歴があるとされる。
【動画の結論・要点】(詳細は後述)
米中貿易摩擦による追加関税は、S&P 500企業のEPS(1株当たり利益)を1~2%押し下げる可能性がある。
企業の先行き見通し(12か月先予想利益)の伸び鈍化が、強気相場にブレーキをかける恐れがある。
ドル高と高水準のバリュエーション、投資家のセンチメントがリスク要因となり、ボラティリティ(変動幅)を高める懸念がある。
マグ7(巨大ハイテク株)の投資やAI関連の設備投資に対して、投資家が収益性を疑問視し始めている。
FRB(連邦準備制度理事会)の金融政策は当面据え置きの公算が大きく、急激な利下げや利上げは見込まれにくい。
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