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アマゾンのAWSの不振がビッグテックのクラウド事業の懸念を深める+日本市場への影響(25年2月7日)
【動画】
【概要】
この動画では、アマゾンの2024年第4四半期決算について、シティズンズJMPのアナリスト、ニック・ジョーンズ氏が解説をしています。特にAWSの成長鈍化やマイクロソフト、グーグルとの競争関係、そして第1四半期の営業利益見通しに対する市場の反応について詳しく説明しています。
【話者のプロフィール】
ニック・ジョーンズ氏はシティズンズJMPのエクイティリサーチアナリスト。テクノロジーセクター、特にeコマースやクラウドコンピューティング分野を専門とする。アマゾンをはじめとするビッグテック企業の分析に精通している。
【動画の結論・要点】(詳細は有料部分)
AWSの成長率は市場予想を下回り、マイクロソフト、グーグルと同様の減速傾向
第1四半期の営業利益見通しは140億~180億ドルで、市場予想の180億ドルを下回る
2025年の設備投資は900億ドル以上になる可能性があり、AI関連投資が重要
【当サイト独自考察:日本市場への影響】(詳細は有料部分)
クラウド関連銘柄(NTTデータ、富士通など)への下押し圧力(競争激化)
データセンター関連REIT(産業ファンド投資法人など)は需要拡大で上昇期待
円/ドルへの影響は限定的
【動画の詳細】
アマゾンの2024年第4四半期決算の内容について、市場の専門家たちは特にクラウド事業(AWS)の成長率に注目していました。多くの投資家は、アマゾンが競合他社よりも市場シェアを拡大しているのではないかと期待していましたが、実際の結果はその期待を下回ることとなりました。これは、マイクロソフトやグーグルなど他のクラウド事業者も同様の成長鈍化を報告していたことから、ある程度予想されていた展開でもありました。
特に市場が敏感に反応したのは、2025年第1四半期の営業利益見通しです。アマゾンは140億~180億ドルという予想を示しましたが、これは市場の期待値である180億ドルの下限に位置するものでした。この保守的な見通しの背景には、いくつかの重要な要因があります。まず、2024年がうるう年だったのに対し、2025年は通常の年であるため、営業日数が1日少なくなります。また、イースター(復活祭)の時期が2024年は第1四半期だったのに対し、2025年は第2四半期にずれ込むという季節要因も影響しています。これらのカレンダー要因に加えて、為替の変動、商品リコールの監視強化に伴うコスト増加、そしてUPSとの物流契約見直しに関連する調整コストなども、利益見通しを押し下げる要因となっています。
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