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AI英会話スピークバディを1ヶ月毎日続けた感想




きっかけ


大学3年生になって自分の進路・就活のことを考える機会が多くなった。
色々考えて「海外で働きて〜」と思った。今後の日本政治・経済に期待を持てないし、一生に一度の人生を日本だけで過ごすのはかなり勿体無い。
しかし「英語全然喋れねぇ〜」という問題がある。

理想だけで仕事は手に入らないから何か行動を起こさねばと思い、英会話を始めようと思った。


対面の方がいいかと思い、初めは近くの英会話教室を探した。
有名無名問わずいくつかあったものの、料金はどこも1ヶ月10000円ほどで万年金欠の私には厳しいと思い断念した。

次に、オンライン英会話を探した。こちらは少しお安く、スタンダードコースなら5〜6000円が平均的な値段のようだった。
しかしサイトごとに回数制限などの利用システムが異なっていたり、コースが複数あり自分に最適なのが分からず面倒くさくなってこちらも断念した。


そこで悩んでいたら、YoutubeでAIと会話するアプリの広告が流れた。
「これだ!」と思い、すぐにAppstoreで「AI 英会話」で検索。するといくつかのアプリが出てきた。

その中で私は上から2番目くらいに出てきたAI英会話スピークバディを選んだ。利用者数と評価数が高かったし、キャラクターとの会話が面白そうだったからだ。


いざ、実践。


アプリをインストールして始めると、まず3日間無料トライアルを受けられる。トライアルだからといって何か制限があるわけではなく、すべてのサービスが受けられる。

学習方法としては、まず自分にあったレベルのカリキュラム(初級〜上級)を選び、それに沿ってレッスンを進めていく。

レッスンごとに重要なキーフレーズ(例えば turn into ~)があり、そのフレーズを使えるようになるために「単語学習モード」「リスニングモード」「会話モード」「英作文モード」「応用練習モード」がある。


実際の画面


単語学習モードは、会話に出てくる5〜10個ほどの英単語があり、それらの正しい訳を4択から1つ選ぶ。大学受験をした人なら知ってるような単語が大多数だが、たまにニッチな単語も出てくるので勉強になる。


リスニングモードは自分のキャラクターを含めた登場人物たちの会話を聞き、その後会話に関する2択クイズに答える。大体60〜70秒の会話で難易度はそれほど高くない。会話スピードも設定画面で自由に調節できる。


会話モードではリスニングモードで聞いた会話の中で、自分のキャラクターが発したセリフを発音する。4、5個のセリフを言い、1セリフごとにAIが単語を正しく発音してくれるかをPerfectやGoodなどで判定し、最終的に1000点満点で全体のスコアが出る。


英作文モードではセリフのうち、重要なキーフレーズを含む部分が日本語で書かれているので、それを自分の頭で英訳して発音する。会話モードでのセリフを覚えていればPerfectが取れるし、覚えていなくてもある程度意味があっていれば高スコアが取れる。


応用練習モードでは、キーフレーズを含む文が新しく2つ日本語訳のまま出題されるので、それらを訳せるか挑戦するモードだ。こちらも正答例通りでなくても意味が通じる文であれば高スコアが取れるが、全部自分で訳さなければならないので全モードの中で1番難易度が高い。


他にもカリキュラムとは別に、キャラクターたちと自己紹介や映画といったトピックで自由に英会話ができるコンテンツがある。スコアは出ないが文法や発音が正しいか判定してくれるし、話すフレーズが決まっているレッスンとは違って、全部自分で考えて話すので実際の英会話に近い勉強ができる。

料金

料金プランは以下の3つがある。

利用料金は、12ヶ月プランにて「¥1,983 / 月 (合計 : ¥23,800) 」でアプリの全機能・全コンテンツを利用することができます。また、初めてアプリをご利用の方には無料体験が用意されています。

詳しい料金プランは以下です。
1カ月プラン:¥3,300 / 月
6カ月プラン:¥2,967 / 月(合計 : ¥17,800)
12カ月プラン:¥1,983 / 月 (合計 : ¥23,800)

https://qa.speakbuddy.jp/speakbuddy_faq/1

1ヶ月プランだと割高に感じられる。お試しでやってみたいならいいかもしれないが、1ヶ月では英語力の向上はあまり見込めないだろうから、12ヶ月プランを選択し継続していった方が良い。私ももちろん12ヶ月プランを選んだ。


メリット・デメリット

1ヶ月毎日2〜30分ほど使い続けてわかったメリットとデメリットを書く。

メリット

・緊張せず話せる
AIが相手なので自分の英語がいくら下手でも言葉に詰まっても恥ずかしい気持ちになることがない。私は人見知りで日本語でさえもコミュニケーションが取れないことが多く、なおさら英語では会話がうまくできない。なのでこのアプリは私のようなコミュ障向けのアプリだと思う。

・発音が上達する
日本人はLとRの区別ができないとよく言われる。私も初めのうちは「right」と発音したつもりが、「light」と判定されることがよくあった。今でもRの入った単語の発音は苦手だが、それでも上達していると感じるし、発音の得手・不得手がわかって勉強になる。苦手な発音がわかったらYoutubeや本などで学習することで、さらなる英語力の向上が見込める。


・ストーリー・コンテンツが豊富
レベルやトピックごとに多種多少なストーリーが用意されているので、まずは自分の好きなトピックや今後経験するであろうシチュエーションから始められる。そのおかげで苦痛にならず、楽しく学ぶことができる。

・モチベーションの維持がしやすい
数日ごとに発音や会話スピードのフィードバックがあったり、継続日数に応じてメダルが付与されたり、毎週スコアランキングが更新されたりするので、「他の人も頑張ってるんだから自分もやらなくちゃ」という気持ちになり、やる気が維持できる。



デメリット

・何回でもやり直しできてしまう
良くも悪くも言い直しが可能(場合によっては制限があるが)なので実際の英会話との乖離があると思う。英語話者と話すための前段階の学習としては最適だが、短期で英語力を高めたい人には向いていない。

・リンキングは学べない?
that I や what aなど音をつなげて発音する「リンキング」に関するサービスがない(もしかしたら私が知らないだけかも)。なので、会話モードで1単語ずつ区切ってもPerfectは取れてしまう。どうせならネイティブのように音を繋げて発音したいのでリンキングに関する学習があれば嬉しい。


・本当に伝わるのか
応用練習モードや自由に英会話できるコンテンツでは自分の頭で考えて会話するが、これが英語話者に本当に伝わるのか?と不安になる。AIの性能は目覚ましく発達しているが、まだまだ間違いが多いと聞く。このアプリでももしかしたら間違いがあるかもしれない。自分の英語が伝わるかは実際にネイティブと話して確かめるしかないだろう。


まとめ


以上が私がAI英会話スピークバディを1ヶ月続けてわかったことだ。色々書いたが、サービス自体にはかなり満足している。他にも良い英会話アプリはあるだろうし、お金に余裕がある方なら英会話教室にいくのがベストだとは思う。
しかし私のような英語力を伸ばしたい金欠学生・人と話すのが少し恥ずかしい人にはおすすめだ。
ぜひこの記事を参考にして、自分に適した学習ができるようにしてほしい。


実際やってみないとわからなかったことが多かったしこれからも何か発見があるかもしれない。
とりあえず残り1年間続けて、自分の英語力がどれほど上がるかを楽しみたいと思う。
 


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