無添加食品表示普及協会を設立します
消費者庁が2022年3月末に食品添加物の無添加表示・不使用表示を規制するガイドラインを決めました。消費者を優良誤認から守るといいながら、その内実は食品添加物をたくさん使う悪しき食品業界の手先となるガイドラインです。 このため、食品業界で心ある事業者が努力と工夫を重ねて開発してきた製品に「無添加」とか「添加物不使用」とかの表示をすることが難しくなる懸念があります。
このガイドラインに反対し内容修正を求める意見交換会が、2022年5月30日に開催されました。その内容報告は、こちらnote記事をご覧ください。
設立目的
発達障害児が激増し、現在は小学校に入学する子の2割を超えていると考えられます。大人になって発達障害と診断される人も多数います。しかし、医学界はこれを治せないと言っています。成人病も、病院に通っても治らなくなっています。
これらの原因のひとつは、市販食品中のミネラル分が食事摂取基準の必要量を大きく下回っていることです。「無添加」「添加物不使用」「化学調味料不使用」「合成添加物不使用」「人工添加物不使用」等の表示は、食品中のミネラルやビタミンが保たれていることをある程度見分けることができて、こだわって製造する生産者の姿勢を表現する大切な表示です。
2022年3月30日に消費者庁の「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」が決定されました。これにより、食品業界の心ある事業者が努力と工夫を重ねて開発してきた製品に「無添加」等の表示をすることが難しくなりました。
ガイドラインに違反することなく、事業者が「無添加」等の表示を続け、消費者がその情報を間違いなく受け取ることができるように「無添加食品表示普及協会」を設立します。
活動内容
食品添加物の不使用表示ができるように、業界の自主ガイドラインを設定して、不使用表示食品を利用する消費者が優良誤認をしないようにします。
消費者庁が定義を放棄した「化学調味料」「合成」「人工」「天然」について、業界自主定義を定めて、用語の中身が曖昧であるという批判が起きないようにします。
「無添加」「食品添加物不使用」表示をしている食品の優位性を明らかにし、その流通を促進して、食事摂取基準を満たす食事になった人が健康になることを調査して実証します。
事業者と消費者に、学習会や交流会を行って、「無添加」などの表示をする食品についての理解と賛同者を増やします。
設立・活動のスケジュール
2022年6月~ 協会設立準備
・ 発起人募集
・ 発起人会
・ 団体会員
・ 普通会員
・ 賛助会員
・ 顧問・相談役
・ 組織役割分担
・ 事務所決定
・ 事務局体制
2022年10月~ 協会設立
・ 法人登記
・ 理事会
・ 部会
自主ガイドライン策定(用語定義を含む)
国ガイドライン改訂
流通促進
広報
・ 公開検討会
・ 交流会
2023年4月~ 普及浸透活動
・ 活動の継続
・ 意見広告
・ ロビー活動
発起人を募集します
発起人に加わっていただける方を募集しています。
槌田にメールでご連絡ください。
【参考資料】
この記事を書いた人:
槌田博(エコロフーズ)
食品業界の経営コンサルタント。生活クラブ生協の前品質管理部長。