初心者向け実践FX講座2022.9(2)
トレードに役立つコラムや用語解説、FXのお得情報や普段の生活で知っておきたいニュースなど、さまざまな話題についてお伝えしていきます。
今週のピックアップニュース:2022年9月7日 新型コロナ水際対策緩和
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220907/k10013806491000.html
コロナと経済活動との両立に向かい、9月7日には水際対策がさらに緩和されました。
入国者数の上限は2万人から5万人へあがり、72時間以内の陰性証明の提出が必須だった入国前検査もワクチン3回接種で免除されることになりました。
個人旅行はまだ解禁されていませんが、旅行会社手配であれば添乗員なしのツアーでも受け入れが可能になっています。
円安の今は海外観光客にとって日本への旅行のメリットは大きく、インバウンド需要は日本の経済を活性化させる絶好の機会です。
一方で、屋外など感染リスクが少ない場所での脱マスクの動きが進んでいる海外とコロナとの共存が進みきっていない日本との温度差も懸念されています。
これらの兼ね合いをどうしていくか、今後の政府の方針にも注目してみましょう。
早く国内外問わずに気軽に行き来できるような世の中に戻ってほしいですね!
FXコラム:物価指数で比較する日本と各国の金融政策
世界各国がインフレ抑制のための利上げを進めている中、カナダの中央銀行は金利をこれまでから0.75%引き上げて、3.25%とすると発表しました。
利上げの根拠の一つとなるのが、物価の上昇です。
カナダでは7月の消費者物価指数が前年同月と比べて7.6%上昇しています。
一方、日本の7月の消費者物価指数の前年同月比は2.6%の上昇でした。
消費者にとっては痛い値上がりであることは変わりがありませんが、日本の上がり幅は海外と比較してもまだ小幅でとどまっています。
こうした各国と日本との状況の違いはあるものの、日本と欧米諸国との金利差は円安となって現れています。
8日には財務省、金融庁、日銀が臨時の会合を開き対応を話し合う場面もありました。
終了後には市場の動きを強くけん制する発言もあり、今後の動きにさらに注目が集まっています。
政府は物価高による生活の困窮を防ぐため、補助金の検討を発表したばかりです。
それぞれがタッグを組んで、この局面を乗り切れるとよいですね。
FXの基礎知識:チャネルラインをマスターするなら次はこれ!「線形回帰チャンネル」「標準偏差チャネル」と「アンドリューズ・ピッチフォーク」
先週紹介した「平行チャネル」「フィボナッチチャネル」ですが、この他にも基本的なチャネルラインはいくつかあります。
それが「線形回帰チャネル」「標準偏差チャネル」そして「アンドリューズ・ピッチフォーク」です。
線形回帰チャネルは、開始時間の基点から終了時間の2点間をドラッグして描画させます。
標準偏差チャネルは、線形回帰チャネルと同様、開始時間の基点から終了時間の2点間をドラッグして描画させますが、中央ラインから標準偏差を用いて算出した間隔で平行線を上下に描画します。
アンドリューズ・ピッチフォークは、トレンドの継続や転換による売買ポイントを3本の平行なラインを引きます。
どれもトレンドを把握するのに役立ちますので、ぜひ比較して自分にあったツールを見つけてくださいね!
それぞれのラインの引き方や、実際にトレードでどう活用していくはこちらの記事で詳しく解説しています。
→チャネルラインの引き方と活用方法(後編)
https://wp.me/paAhJs-148
FX用語解説:スプレッド
FXには、売買手数料の他にスプレッドという手数料がかかります。
スプレッドとは、FX業者が提示する買値(Bid)と売値(Ask)の差額のことで、この差額がFX業者の利益となります。
スプレッドは、各FX業者によって設定金額が異なり、差額の幅が狭い方がお得となります。
売買手数料は無料のFX業者も多く、スプレッドの差額の幅も均衡しているので、相対的なバランスを考えながら、より自分に合った業者選びを心がけましょう。
FX用語の学習に便利なアプリもぜひダウンロードしてみてくださいね!
→FX用語集
https://apple.co/2JMLHPI
→ウェブ版はこちら
https://ecoledefx.xyz/words/
読者からの質問コーナー:Q.FXのリスクって?
FXの主なリスクは「為替変動リスク」「金利変動リスク」「流動性リスク」「システムリスク」などです。
為替変動リスクと金利変動リスクは、どちらもトレーダーなら日常的に意識しているリスクだと思います。
それに対して、常にあるわけではないため忘れがちなのが流動性リスクとシステムリスクです。
市場の参加者が少なくなる休日などには、スリッページが発生し、思った通りのタイミングで約定が行われないことがあります。
特に流動性が低い時間帯での市場の急変には要注意です。
めったに無いことですが、FX会社側のシステムトラブルで取引が行えないというリスクもゼロではありません。
FX会社を選ぶときは、トラブルがなくスリッページも少ないところを選ぶとよいでしょう。
また、一箇所だけでなく複数の会社で口座を開設しておくのもリスク分散に繋がります。
来週の注目経済イベント
9月12日(月) 英 月次GDP・貿易収支・鉱工業生産
9月13日(火) 米 消費者物価指数、英 失業率(ILO基準)、豪 ウェストパック消費者信頼感、独 ZEW景況感指数
9月14日(水) 欧 鉱工業生産、英 消費者物価指数
9月15日(木) 米 小売売上高・鉱工業生産、欧 貿易収支、日 通関ベース貿易収支、英 BOE金融政策発表、豪 雇用統計
9月16日(金) 米 ミシガン大消費者信頼感指数、英 小売売上高
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https://apple.co/2UFv6Pb
編集後記
新型コロナ感染者のピークアウトが見られ始めた今週。
水際対策に続いて、陽性者の療養期間も見直しの方向が進んでいます。
ただし、療養期間の見直しは新しくエビデンスが見つかったわけではなく、あくまでも経済活動を止めないための措置です。
ルールが変わったことで感染期間が短くなるわけではないので、症状がある人や検査で陰性の結果が確認できない場合は、感染対策を十分にしないと周りに感染させてしまう可能性があるということも忘れないようにしましょう。
感染者数が落ち着きつつある今のうちに、今度こそウイルスによって過剰に日常生活が妨げられないような仕組みが作れることを願っています。
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最後までお読みいただきありがとうございました。