痛風になりたくない人はタンパク質をアレからとりましょうという話
こんにちは!
3年前に左足の親指に激痛が走ったえこふです!
さて、ダイエットや筋肉の維持・増量のためにタンパク質を積極的に摂るようにしている人は多いと思います。
しかし、タンパク質の摂取で心配になるのは通風です。
私も3年前に経験しましたが、想像以上の激痛で、もう二度とごめんだと思っています。
ということで、本記事ではタンパク質の摂取と通風の回避を両立するためにはどんな食事をすればいいのかご紹介したいと思います。
ダイエットや筋肉のためにできる限りタンパク質は摂りたいけど、通風には絶対なりたくない人はぜひ最後までお付き合いいただけるとうれしいです。
通風とは
血液中の尿酸という物質が、結晶化して間接や足先などにたまり、炎症による激痛の発作が起こることを通風といいます。
殆どが男性に起きる発作で、女性はホルモンの関係で尿酸が高くなりにくいため、発作が起こりにくいといわれています。
ちなみに、尿管に結晶がたまるのを尿管結石、膀胱に結晶がたまるのを膀胱結石といい、2つを合わせて尿路結石といいます。
通風の原因
通風の原因は複数あるといわれており、以下に代表的なものをあげます。
プリン体を多く含む食事
アルコールの摂取
肥満
プリン体は尿酸の原料となる物質であることから、多く含む食品を避けることで体内で新たに作り出される尿酸の量を抑えることができます。
一般的に、肉や魚介類などのタンパク質を多く含む食品は、プリン体も多く含んでいるため、避けた方がよいといわれています。
アルコールは、それ自体プリン体をあまり含んでいませんが、体内での尿酸生成を促すとともに、尿酸の排泄を抑える働きがあります。
肥満は、体内でのプリン体の合成を促し、肥満に伴うインスリン抵抗性によって尿酸の排泄を抑えるといわれています。
どんな食事をすると痛風になる可能性が高いのか
今回、食事内容と痛風に関しての研究をご紹介したいと思います。
研究の概要は下記のとおりです。
調査対象者は、40歳から75歳の通風になったことのない男性47,150人
1986年から1998年の間、2年に1回質問票を送付し、食事、病歴、服薬に関する調査を行った。
質問票で通風になったと回答した人に、補足の質問票を送付し、調査基準に合致しているかどうか確認した。
上記のように、けっこうな人数とけっこうな期間で食事と通風の発症リスクについて調査したところ、結果は下記のようになりました。
肉類と魚介類の摂取量が増えると痛風になる可能性が高まる。
プリン体を多く含む野菜(豆類、ホウレンソウ、カリフラワー等)の摂取量は痛風になる可能性と関連がない。
乳製品(低脂肪に限る)の摂取量が増えると痛風になる可能性が減る。
タンパク質の摂取量は痛風になる可能性とは関連がない。
植物性タンパク質の摂取量が増えると痛風になる可能性が減る。
乳製品タンパク質の摂取量が増えると痛風になる可能性が減る。
乳製品ではない動物性タンパク質の摂取量が増えると痛風になる可能性が高まる。
つまり、この研究を見る限り、タンパク質を十分摂取しながら痛風を回避するには、植物性と乳製品のタンパク質を中心に摂取していけばよさそうな印象を受けます。
まとめ
痛風は、尿酸が結晶化し、炎症によって激痛が起きる発作です。
痛風の原因はいくつかありますが、その中の代表的なものとしては、食事があります。
今回紹介した研究によると、痛風になりたくないのであれば、下記の点に気を付けるとよさそうです。
肉類や魚介類を摂取を控える(1日1食程度)
低脂肪な乳製品を積極的に摂取する
ダイエットや筋肉の維持・増量のためにタンパク質を積極的に摂取する人は、肉類や魚介類から摂取するのではなく、豆類や乳製品から摂取するとよいと思われます。
ちなみに、当方は痛風になってから無脂肪ヨーグルトを積極的に食べるようにしたところ、それ以来痛風になっていません。
以上、タンパク質の摂取と痛風の回避を両立させるための食事についてでした。
最後までお付き合いいただきありがとうございます!
他にもダイエット関係の記事を中心に投稿していますので、そちらも見ていただけるととてもうれしいです!