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私たちはゴミですか? 独断と偏見による老いの繰り言

私たちはゴミですか?

 

毎日のように聞く、高齢化社会、少子化、人手不足。

 折からこのようなニュースが・・・ 生活が「苦しい」と感じる世帯は59.6%にのぼり、厚生労働省が5日に公表した2023年の国民生活基礎調査でわかった。子どもがいる世帯や高齢者世帯では、前年から10ポイント以上の増加で、物価高などでより厳しくなっている家計の状況が浮かび上がった。〈朝日新聞デジタル 2024年7月6日〉

 自身も高齢者と呼ばれるようになり、いざ再就職しようとするが、職がない。求人に応募するも、年齢ではじかれるか、応募者の中に少しでも若い人がいればそちらが優先される。応募者のキャリアや人柄などどうでもよく、年齢がすべてだ。まれに年齢で通っても結構きつい仕事かブラック系。どれだけ履歴書や個人情報をばら撒けばいいんだ。
もう職探しやめた!

定年後も働きたいという高齢者は多い。にもかかわらず、職がない。

 高年齢というだけでもう人扱いはされない。ゴミ扱い、これ本当。
何年か前、定年退職した人が「60過ぎたら自分の価値がなくなった」とぼやいていた。

政府の対応


 高齢化社会、少子化、人手不足は昨日今日に始まったわけではない。なのに政府はこれといった施策を取ってこなかった。

いくら政府が以下のような施策を掲げても、現実的でない。

  • 定年延長や再雇用制度の推進: 首都圏や大手の企業は定年延長しているだろうが、地方の中小企業にまで及んでいない。

  • 高齢者向けの職業訓練やキャリア支援: 職業訓練校を卒業しても、就職を保障するものではなく再就職は非常に難しい。

  • 年齢に配慮した労働環境の整備: 高齢者の特性を理解し、休憩時間の確保や安全面の整備に目配りして欲しい。行政側で企業を指導できるような仕組みづくりが必要。

大体日本はおかしい!

 若いことが正義、年寄りは悪、のような理論があるとしか思えない。女性は、目の下のたるみやしみ、しわ、ほうれい線、白髪を何とか隠すことに躍起となっている。90歳になってもお肌つやつや、髪黒々は異常でしょ。年を重ねれば、しわしわでしぼんで死に至るのは生物として当然の姿なのに・・・

米国の事情

 海外ドラマを見ていると、高齢者も普通に働いている。まぁこれはドラマの中だけかもしれないが。バイデン大統領は81歳、トランプ氏は78歳だ。

 米上院特別委員会による「高齢労働者に関する調査」(2017年12月)では、55歳以上で25万ドル以上の資産(固定資産・年金を除く)を有する者は、この層全体の4分の1に満たないと報告している。

また、同調査によると、ベビーブーマー世代(1945年から1960年生まれ)の85%は、経済的にリタイアすることができる選択があろうがなかろうが、70代、あるいは80代になるまで働き続けたいと考えている。
多くは働かずに悠々自適の生活を送るよりは、働くことを通して人生を充実させることを求めている。

 高齢労動者は、人材獲得競争が激しくなる労働市場において、人材供給を補うものとして企業にとって魅力がある。米国の労働需要は高く、2018年12月時点で99か月連続して職に就く人の数が増加し、264万人が仕事に就いた。労働需要の高さをうかがわせている。このような労働市場の状況下で、経験の豊富な高齢労働者が人材需給のギャップを埋めるものとして期待されている。

 米国では、以上のように競争優位性を得るために高齢者をうまく活用しようとするトレンドがうかがえるが、
一方で日本企業へ目を転じると、米国の状況とは多少異なり、高齢労働者を競争優位のために活用するという意識が薄いようだ。

〈デロイト トーマツ より抜粋〉

日本の高齢者よ立ち上がれ!

まとめ

 高齢化社会、少子化、人手不足はすぐに改善できる問題ではない。であるなら、現状を生かした施策を考えれば良い。

人手不足には高齢者を積極的に活用する。これに尽きる。これを実行するには行政のフォローが必須。

  • 企業の意識改革: 年功序列を改めて、年齢に関係なく役に立つ者を雇用する。

  • それなりの仕組みづくり: 年齢に配慮した労働環境の整備。


お願いだから、あと少しで死ぬからゴミ扱いはしないでくれ!

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