母の遺骨をどこに納めるか
母とのお別れから1週間余りが過ぎました。
段々と今までの日常を取り戻しつつありますが。
まだまだ、やること山ずみのようです。
まず、お墓問題。
良く聞くのが、生前からあのお墓には入りたくない。
なぜなら、舅や姑と折り合いが悪かった。
縁もゆかりもない土地にお墓がある。とか
嫁に入った立場になると気持ちがよくわかる言葉である。
私の母も例外ではない。
姑と上手くいってなかったのは事実である。
そこで、姉たちと相談して、流行りの樹木葬にしようと決めた。
後々のことを考えると、お墓問題がないため手軽でいいと。
そこまでは、良かった。
しかし、実家のお墓は檀家に入っているため、問題が起きた。
まず、葬儀屋さんから忠告された。
檀家に入っている以上は、お寺さんに断りを得ないと必ずトラブルになると。
やはり、母だけ樹木葬という考えは甘かったか。。。
と、考え直す。
そもそも、今のお墓が骨壺が満杯状態だったということもあったからなのに。
悩む。
しかし、そこで。
お寺さんの敷地内にお墓の他に永代供養墓が出来ていたのを思い出した。
それは、二つのお堂からなり、下が気仙三十三観音霊場お砂踏になっていて、そこを八の字にお参りすることで、ご功徳を積め仏様に祈りの思いを伝えることができるというものである。
お墓参りの後に必ず、母とそこをぐるぐると八の字に回ったのをおもいだした。あーあれか。。。
片方のお堂にお地蔵様がいて、その周りに納骨壇があり13年間安置できる。
13年過ぎると、隣の観音さまがいるお堂のほうに埋葬してくれる仕組みになっているらしい。
母とそこをぐるぐると回っているときは、そんなことも知らなかった。
しかし、まさにそこが、今私たち姉妹が求めているものだった。
そこで、すぐにお寺の住職に相談したところ、快く理解してくださり、難なく母を49日の時に永代供養墓に安置することに決まったのである。
ついでに、父の骨壺もお墓から出して、母と並べて安置したいとおねがいしたところ、これもまたすんなりとお受け下さり、父と母は仲良く並んで13年間観音様に見守られ安置できる予定になった。
あー良かった。
話がまとまり、住職が永代供養墓に案内してくださり、私たちを二つのお堂の中に入れてくれて説明してくれた。
そして、観音様は、岩手県陸前高田市の高田松原の被災松を材にしていて、お地蔵様は、樹齢1000年の木で手彫り作られたものだと説明してくれました。
どちらも近くで拝見し、素敵なお姿に感動した。
それと同時に、本当に素敵なお堂に安置できることが決まり安心した思いになりました。
住職様ありがとうございます。