BL『映画部』シリーズを初めて読んだら眼が爆発しかけた話
こんばんは。本日もお疲れ様です。
9月の2週連続の連休はいかがお過ごしですか。
私はまぁまぁ満喫した連休でしたが
ここにきて子どもたちが手足口病の症状が出て
白目を剝きそうになりながら、
「…せや…noteを書こう」と
スマホをポチポチしています…
本日はつい先日、アニメ最終話を終えた
『黄昏アウトフォーカス』の原作である
映画部シリーズのことを書きたいと思います。
冊数もそこそこある上に
なかなか講談社は割引をやらないので
買うタイミングを逃していましたが
9月の2週連続連休時、金土日でebookjapanにて
後日49%還元キャンペーンが講談社対象でした!
(ソフトバンク・ワイモバイルユーザーのみ)
これは買うしかないでしょう!と
思い切って買ったんですが
何でもっと早く読まなかったんや!!!と
自分を張り倒したい気持ちでいっぱいに。
もっと厳密に言うと
1週間は余韻が抜けませんでした。
そのくらい、完成度が高いBLマンガです。
それではいってみよう!!
黄昏アウトフォーカス
作品紹介文はこちら
あのですね、まずですね
このシリーズの書影を見ていただければ
お分かりかと思うんですけどね
美麗作画がやばいです。
本編を読み進めて行くと、
「ほぉおおお!!」と気づくことがあるでしょう…
多分この記事を書き終わる前に
何回も言うと思いますが
じゃのめ先生のマンガでの表現が神級で
「ひぃい〜〜〜マンガが上手いよぉ〜〜〜」
と泣きそうになるくらい引き込まれます。
コマ割り、
キャラのポージングや表情、構図、
吹き出しやモノローグの配置、
どれをとっても素晴らしいです…
黄昏アウトフォーカスでは、
映画部2年のカメラマン
(受)土屋 真央 が
学生寮で同室であり、
家庭環境が荒れているがゆえに
中学時代の教師と不毛で依存的な
交際をしている(攻)大友 寿 を
映画部2年生で製作のテーマ
【BL】映画の主演キャストとして依頼することになり
作品を創り上げる日々を過ごして
恋を自覚し、恋に落ちて、
胸を焦がす想いを知ったり
自分や相手の気持ちや
これからの未来を考えたりする
それはそれはエモぉいお話です。
私は高校生時代に映画を製作している人が
間近にいなかったので、
高校生でもこんなにも熱意を持ち
映画をイチから企画し、
脚本から撮影編集全てを行う現場(?)を
見れたのはとても新鮮でした。
私はマンガを読む上で
ストーリー構成重視というか、
結構モノローグや
セリフのワードセンスを大事にするタイプです。
なのでここで誤字とか
微妙なフレーズがあると残念に思うタイプ←
じゃのめ先生のワードセンスはピカイチですよ。
とても印象的なのは
2年生の長、市川義一監督が
テーマをBLに決めた理由を話すときに
と話すんですがね。
私はまずここに痺れました。
後に出てきますが、
映画部2年組監督の市川義一という
映画バカで熱い男を体現する
素晴らしいセリフです。
そして素人にもかかわらず
元から持っている雰囲気や
カリスマ性を武器にしながらも
コツコツと演技の努力をする寿は
メキメキと成長し、
BL映画の主人公として
立派な攻め様を演じます…
そして、同室の友達として、
映画撮影スタッフとして見守る真央は
そんな寿にどんどん惹かれていくんですけど、
もう何より寿の表情がやばい。笑
私は
『金色長髪の攻め』が受けを溺愛する作品に
定期的に栄養をもらってる読者ですが
もれなく寿もそんな攻めです。
本作はシリーズ1作目なので
実際は両想いまでを描いているはずが
あまりにも攻めとしてのカリスマ性が高すぎて
もう攻め様ありがとうございます…と
ひれ伏してしまうくらい、寿は魅力的…
映画の見せ場シーン撮影では
寿の表情、コマ割り、構図すべてにおいて
『魅せ』にきています。
そして、【黄昏アウトフォーカス】という
タイトル回収が素晴らしい…
鳥肌が立つ経験を
ぜひ未読の方へしていただきたい、
そう強く思います!!!
残像スローモーション
作品紹介文はこちら
スピンオフ1作目のこちらは
映画部2年組監督の市川 義一(受)と、
映画部部長である3年生、菊地原 仁(攻)の
どすこいドタバタしんみり秘密の恋のお話…(語弊)
もう読んだほうが早いので割愛しますが
一見自信家で王子様な仁が
実は自分に自信を持てないところや
ヘタレな部分を隠し持っていること、
普段は映画命で美学に反するものは
バッサリ斬ってきた義一が、
寮のお部屋では素直で優しくて
可愛いところがあるギャップ…
普段は結んでいる髪をほどくことによる
色気ムンムンなところもいい…
残像スローモーションでは
表ではぶつかり合いながら
二人きりの時間では甘い恋に浸っているところが
もうめちゃくちゃ、めちゃくちゃ良い…
そして今回も当然のように顔が良い…
うぉおぉおああああぉおおおおい!!!!!
これとかもうファンでタヒ人出てるんじゃないか?
現在ハニーミルクで続編連載中!
私も我慢できずに読みましたよw
ハニーミルク(WEBコミック誌)を買うか
単話版を買うかというところですが
ちょっと調べたら先行配信サイトは
シーモア・Renta!・ebookjapanとのこと。
あとは購入ではなくレンタル扱いですが
Palcyも先行配信日に少し安めに読めます!
黄昏アウトフォーカス overlap
今回は、「黄昏アウトフォーカス」で製作した
映画がネット上でプチバズりをして
ある大学生バンドから
寿を主演でMV撮影の依頼がきて
義一率いる2年生組が撮影を頑張るお話。
3年生が引退をして、
もうすぐ秋になる季節。
来年は3年生になり自分の進路や未来を
いやでも考えなければならない時期。
家族や友達にも話せない同性恋愛。
寿も真央も自分に向き合い
これからの事を決めていきます。
これまで人に恵まれなかった寿は
環境や人間関係に変化があれば別れだってある。
先が不安だと気持ちを漏らし、
真央はすぐにそれを否定。かっこいいね😭
「なんかさ、運命でもあったらいいのに
赤い糸とかで繫がってるとか…」
うつらうつらとしながら
ポツリとつぶやく寿…
ごめん…顔が美しすぎる....…()
過去に何があったか詳しくは知らないけど
そんな寿を安心させてあげたい。
けど何ができるのかがわからない真央。
そんな二人が迎えるラストシーンは
圧巻でしたよ…じゃのめ先生神様すぎる…
コマ割りが!構図が!神様すぎる〜〜〜
宵々モノローグ
はい。来ました。シリーズ3カプめ。
ここにきて私の好き攻めストラックアウト
ど真ん中を光速でぶち抜いていく男が現れた…
稲葉 礼っていうんですけど…
やばすぎました…
初見のわたしの感想
あまりにやばすぎて
眼に力はいりすぎてまじで爆発するかと思いました←
あっ…それでは作品紹介文はこちら!
もうね、
無口無愛想で
人に興味ありませ〜ん
みたいな男がよ…(好きすぎて言葉にならない)
こんな感じで、関係性の変化から
展開から表現全て最高でした…
詩音のことが好きって自覚してからの
稲葉 礼がやばすぎるよ…
部屋の掃除もせんで友達にさせてたようなやつが
好きな子とイチャイチャしたいがために
自発的に部屋を片付けてウキウキで
ゴムとローシ◯ン用意してるんですよ…
私が母ちゃんなら(?)
両手挙げて小躍りして感謝したおしますね…
人間にしてくれてありがとう的なさ…
(何を言ってる)
そんでさ、
恋に恋する、夢見がちで
度々暴走する詩音を見守る半面、
詩音から変化を恐れずに
必死に努力することを教わって
これからの自分の進路を決めてさ、
「…俺にも誓って?飽きずにずっと一緒にいてよ…」
って、横でスヤスヤ寝てる
詩音に向かって言うんですよ.…
おま.…おま.......っ (´;ω;`)
また続編描いてくださらないかな…
そんなことがあったら
どこにいても叫びだす自信がある…
黄昏アウトフォーカス long take
long take編では
これまた寿と真央の
新たな悩みにフォーカスされています。
寿のオーラがやばい…
圧倒的攻め様オーラがやばい…
ここで私の小話に逸れますが
アラサーになり酸いも甘いも
社会経験も積んでいる歳になると
学園恋愛モノが読めなくなってきて…
男女の学園モノは特にそう…
なにかっこつけてんだこの男は…って
恥ずかしくなっちゃうやつ。笑
そして友達は「税金も払ってないのに」
「自分のパンツも洗ってないくせに」
って思うらしい。笑いました。笑
でもこのシリーズの男たちは
自分たちが子どもだと自覚した上で
健気に頑張ってるから超推せる...…
真央も寿も悩みがあって、
カッコ悪いから…向こうも今大変だから…
って遠慮して言えないんですよね。
時には転んだり、ぶつかったりしながら
話し合いを重ねて
自分にできるベストを見つけて進む
この高校生たちが眩しい…エモぉい…
そして仁義カプの可愛いところも見れるので
未読の方は是非読んで欲しいです…
とにかくじゃのめ先生のマンガ表現が
ただただ素晴らしく、大好きだと伝えたい。
そんな気持ち〜〜〜〜〜〜!!!!!!
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