岩手県の旅2 岩泉町編【2024年9月】
東へと走る車🚙の中、ラジオでは、盛岡市在住の天津木村が吟じている。
そして気がつくと人生相談の番組に。
「引きこもりの孫に悩む祖母✖️キビしい喝をいれるアドバイザー」のやりとりを聞き続けていたら、ちと暗い気持ちになってしまった。
縄文時代の人たちにこんな悩みはあったのだろうか。
子どもが育つには他人の介入が必須だと
あらためて思う。
岩洞湖(がんどうこ)
ダムらしい。
SUPが3隻みえる。
人工湖に思えないほど美しい景色。
11:50 道の駅 三田会分校
ここは岩泉町(いわいずみちょう)
小学校を改築したらしきこの道の駅は、
中に入ると学校の椅子や机があって、
ホノボノする。
トイレもきれいで快適です。
「ご自由にお弾きください」
いいの?
って弾けないけど・・・誰か弾いて欲しい。
「山深くて寒冷な気候の岩泉町では、昔から雑穀類をたくさん食べてきました。」
我が家も白米だけの日は半分くらいで何かしらの雑穀が入ったり玄米だったり。
以前、小学校で白米が出るのはカレーの時くらい、と子どもに聞かされたときはビックリした。今ってそうらしいよ。
結局、ここで不揃いの乾燥しいたけと
粒の大きなバラのにんにく、
主婦的欲求をおさえられず買う。
初日の前半なのに荷物増やす。
12:45 龍泉洞(りゅうせんどう)に到着。
だんなに旅行プランをまかせると、
高確率で「洞窟」に連れていかれることがだんだん分かってきたぞ。
真っ青な空に、おびただしい数のトンボが舞っている。
この中だと、山口県の秋芳洞は行きました。
エッヘン(=^ェ^=)
洞窟の中に入っていく。
外も涼しいが中はさらに涼しい、
いや!寒いっ。
毛布にくるまって歩く大人や子どもとすれ違う。
みんな、予想以上に寒い!といわんばかりの表情だ。
こうなると、もう苦行である。
地底湖を照らすLED照明が雰囲気をだしてる。
水深が何十メートルっていったかな、相当深く、おおきな地底湖につながっていると思うと、引きずりこまれそうな恐怖を感じる。
でも、登ったり下ったりが多いので、おばちゃんは足元に目をやるほうが多かった。
なので、この暗くて寒くて狭くてくねくねした洞窟の中に、階段をつくったり、木の板を敷き詰めたりする作業はどれだけ骨が折れる仕事だったろうか、とそればかり考えてすすんでいた。
後半、緩やかな下り坂で何度かふくらはぎがつってしまった。
来た道を戻るように登ると治る。
で、また進行方向に下りだすとつる、という始末。
ダンナはだいぶ前の方へ進んでいるようだ。
わたしが突然行ったり来たりしだすんで、周りの人たちに奇異の目でみられた。
映画「パイレーツオブカリビアン」にこういう悪者がいましたね。
鍾乳洞をでるとレストハウスがあり、
そこでお手洗いとお土産物色タイム。
2階がトイレと休憩所になっていた。
からだが相当冷えたようで、まだ寒いんだけど
階段の壁にあった掲示物がわたしのハートをほぐしてくれたよ♡
十代の若者たちによる地元愛の発信は
地名の印刷されたお土産以上に心打つものがある。
龍泉洞のチケットは龍泉新洞科学館にもはいれるらしいが、なんとなくもういいか、となり車に戻ることにした。
あとで龍泉洞のパンフレットみたら、
龍泉新洞科学館には縄文時代のジオラマ展示があるとな!
縄文時代初期の土器や装飾品、貝殻が出土しているとは!
悔いが残ったので、また来よう。
13:50 龍泉洞の駐車場を出発。
運転するダンナ
「もうひとつ寄りたいところがあるんだよね。
あんまり気乗りしなければ、このままホテルに向かってもいいし」
はいはい、行きましょ。
どこだって行きますよ。
わたしは貝塚さえ訪れることができればいいのだから。
なーんて、このあと、
さらに寒い(二重の意味で)ところに連れて行かれるとは
知らぬホトケのおっとみさんー♪