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岩手の旅5 続・宮古市編【2024年9月】
宮古市魚菜市場をでて、10分くらい車を走らせると、
9:30 崎山貝塚縄文の森ミュージアム
がみえてきた。
あれ、待って
いま休館日と書いてなかった?
残像を信用しない運転手は、そのまま駐車場に車を入れる。
建物の中の電気はついている。
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中に入ると、
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ほらー、休みじゃん!
あ はぁーるばる来たぜ崎山貝塚ぇえー、
さーかまく波をのりこえてぇ
…東京から600km、
お目当ての子に、フ・ラ・れ・た(T_T)
や、本来、休館日の昨日の月曜日が祝日だったからね。
ちょっと不安ではあったけど、Googleマップでは営業日だったので…いや、公式サイトを確認しなかった私たちが悪い。
…また来ればいっか?
ツレのフェラーリ級切り替えスピードに、わたしも
…だよねっ、いいとこだし、また来よ!
とおいてかれないようにダッシュで乗っかる。
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ふー、ここはいつできたのかな、
大変きれいなミュージアムでやんすよ。
中に入る手前にも展示あり。
何枚か写真撮ろうとしたが、次回絶対来るためにあえて、やめた。
ということで、気持ちアラタにして
定番観光スポットに行きます。
10:00 浄土ヶ浜ビジターセンター
駐車場の入り口にさしかかると、女性が駆け寄り、腰の低い感じで車の誘導をしてくれた。
こんな手厚いサービス、なかなか無いよ、と感心して
車の座席からこちらも平身低頭ペコペコしてたら、
ん?なんかの撮影してる。
海を眺めてたたずむ男性をカメラクルーが囲んでいる。
そうか、撮影スタッフさんだったのか、と状況を理解した。
この日もお天気は良く、だんだん気温も上がっていたので、俳優さんもスタッフさん達も大変だろう。
俳優さん?はどなたか存じあげないが。
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とりあえず浜へ降りていこう。
ビジターセンターは震災後につくられたようで、新しくみえる。
なかに入ると、線香のようないい匂いした。
その建物を通って、浜へ降りていく。
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透き通ったきれいな海だなぁ。
10:15 浄土ヶ浜マリンハウス
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面白そうなので、このさっぱ船に乗ってみよう。
大人2人分3,000円を窓口で払うと、ライフジャケットを貸してくれた。
荷物は専用ロッカーへ入れる。
船に乗り込むと、前の席にはカップルがいて、彼女は小さなワンコ🐶を抱いている。
動物にも比較的興味があるタイプだと自覚しているわたしだが、幼少期に闘犬に追いかけられたとかで大の犬嫌いな母のもとで育ったからか、この歳までワンコに縁がない。
この時も、自分の子のようにワンコと一緒に観光している彼らをみると、そういうものか、と不思議な気分になる。
自宅の庭には旅行中の数日放っておいても平気なカメが数匹いるが、もしも今わたしがその中の1匹を膝の上に乗せていたら、他の客はギョッとするだろうな、なんて想像してニヤついた。
ほどなく席が埋まり、出航。
看板に偽りなく、陸中海岸の青の洞窟は美しかった。
身をのりだしてのぞきこんだ底が見えそうなくらい透明な海の中には、無数のスイミーたちがいる。
船をおりてからも、さっきのスイミーたちが気になったので、スタッフの男性にたずねると、
あー、それなら今だとウミタナゴの幼魚ですかねぇ
と教えてくれた。
マリンハウスの中をのぞくと、お土産販売がすこしあるのと、
復興を応援する寄せ書きが壁にあった。
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ビジターセンターに戻る。
1階と2階はセンスの良いギャラリーになっていて
このあたりの自然環境や三陸復興国立公園に関する展示が行われている。
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「三陸沿岸は日本で最も古い地層を含んでいる」らしい。
マリンローズパークのマンガン鉱石も関係あるのかなぁ?
ここでマンガンボーイズが頭をよぎるとはね。
昨日会った親戚の子たちを思い出すおばちゃんのような心持ちに似てる。
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特産の展示をみて、お土産を選ぶときの参考にさせてもらう。
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後日談だが
左上の「山田の醤油」については、宮古市出身の人に
銀座のアンテナショップいわて銀河プラザへわざわざ買いにいったことがある、
と聞いた。
宮古の逸品のようだ。
行く前に教えてほしかった。
このあと行ったのは
地元民に愛されるスーパー、
マリンコープドラ。
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充実した鮮魚コーナーでは、サンマのすり身が大量に売っていたので、仕事から帰って時間がなくてもさんまハンバーグとかすぐ作れちゃう宮古市民をうらやましく思った。
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欲しいものは尽きないが、リュックひとつの旅なので
お土産に買うと決めていたご当地グルメ「瓶ドン」や
家族にも食べさせたい相馬屋のクリームパン&あんぱんをゲットするだけにとどめた。
マリンコープドラを12:15出発し、
名残惜しくはあるが、盛岡駅へ向かう。
じゃんじゃんじゃじゃじゃんじゃじゃんじゃんBGMの選曲は(↑わかる人にはわかる)、
岩手県出身のミュージシャン、大瀧詠一氏。
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電車の通らない線路と、名前のわからない川に並走した道路をとにかく車ですすむ。
動脈と静脈と神経のようだ。
名前がわからないのもなんだな、と思っていたら、ちょうど標識が見えた。
「閉伊川」とあった。ゴメンナサイ、まったく読めない。
また標識が見えてきたので、
ローマ字表記のほうに全集中し、言語出力。
「へ い が わ・・・へいがわ」
「え?あー、この川の名前?ふーん」とダンナ。
Hey, Girl
と聞こえるのがわたしだけと瞬時に判断し、
クククっと自分の奥の幼稚な自分だけが笑う。
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もう少し明るくしてもいいかなと思うトンネルをかけぬけ、盛岡市へ。
13:40 タイムズカーを返却。
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銘酒と噂の赤武(あかぶ)の酒を買いに、駅から近い坂本酒店に寄った。
狭いが予想外に洒落た酒屋で、店内では若いカップルがゆっくり日本酒を吟味していた。
残念ながらお目当ての赤部はなく、その代わりにコップ酒を2つゲットしました。
おとと、
新幹線に乗る時間まで気がつけばあとわずか!いそげっ!
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ふー、無事、新幹線の席に座れた。
大急ぎで盛岡駅ビルフェザンの地下で買ったこの2,200円の寿司が、過去イチのパック寿司クオリティで、殴られたような衝撃を受ける。
最後まであなどれん、岩手県じゃのう。
16:30 上野駅到着。
覚悟はしていたが、むあっとした都心の品のない高温多湿の空気に出迎えられる。
けど、家に着く頃にはそれにもまた慣れちゃうんだよね。
さて、次はどこへ行きます?