岩手県の旅3 マリンローズパーク野田玉川編 【2024年9月】
14:30 マリンローズパーク野田玉川到着。
ま、まりん?ろーず?
って、なんすか、ここわ。
野田玉川鉱山地下博物館とある。
マンガンがとれた鉱山らしい。
マンガンって、マンガン電池しか思い浮かばない。
駐車場には業者の車?以外は停まっていない。お客も見当たらない。
が、受付のおばさんは居て、700円だったかな、ひとり。
洞窟の入り口には楽しげなマネキンがお出迎えしてくれた。ふたむかし前のソース顔マネキンである。
ノリがいいのは好きだ。
チェッチェッコリ🎵
愉快な歌が流れるが、坑道は薄暗く、湿気がひどく、寒いサウナのごとし。
進めど、誰もいない。
怖がりではないつもりの自分ですが、
ここ、ひとりで来るのは無理ですっ。
チェッチェッコリ🎵
陽気な音楽がむなしく聞こえるようになった。
確かにマネキンがあると鉱山で働く人々の様子がイメージしやすいよね!
とポジティブに考えようと試みる。
おそらくすべてのマネキンに
名前とキャラクター設定がされている。
どのマネキンも女子文字でいじられている。
わたしは今、この企画を通した上の人の寛容さに感心している。
歴史的にも地域的にも重要なこの野田村の鉱山跡に、マネキン達を多用して楽しい展示にしよう、と。
役場の新人ジャニオタA子さんはそう考えたに違いない。この博物館をみんなが楽しめる場所にすべく、あらゆる知恵をしぼり、その奇抜な発想にはじめはいかがなものかムードだった周りの先輩方も、もーキミに任せた!となかば投げやりなゴーサインが出て、
とわたしの妄想は膨らみ続ける。
サビ水がたれている。
いままでそれなりに多くの博物館へ足を運んだが、
こんな保存状態の展示物ばかりを置いてあるところはマイファーストタイムである。
コウモリとホントよくすれ違う。
先ほど行った龍泉洞にもコウモリはいたが、
このマリンローズのコウモリ達は我がもの顔だ。
何度かわたしの頭上やほっぺのスレスレをコウモリが飛んでいく。
超音波レーダーが弱いのか、それともわざとなのか、
少なくとも歓迎されてはいない。
本来なら、
わぁまたお会いしましたね、
糸魚川の翡翠ちゃんっ、喜ぶ場面のはずが
からだも心も体温低下中。
途中、ワインセラーがあった。
確かにここは天然のワインセラーである。
ゴール近くで熟成したワインの一杯🍷でもいただければ、
暗澹とした気持ちがふと軽くなるはず。
そんなサービスを今後ぜひお願いしたい。
※後日、ここのすぐ近くに「涼海の丘ワイナリー」があることを知る。
実際にワインの味見ができる日もあるそうです。
外にでるとマネキン、失礼、マンガンボーイズの人気投票所が設置されている。
最後まで本気のふざけっぷりに、拍手を送りたい気持ちでいっぱいである。
なのでわたしも本気でマネキンの1人の「お銀さん」に愛の1票を投じる。
美人さんだったので。
ん?ボーイズ?
あー寒くて足から冷え切ったぞ。
ただでさえ、こっちは気温が20度前後と涼しいのに、
鍾乳洞とか鉱山とか、冷蔵庫みたいなところばかりに連れてこられて、
なんなんだ今回はっ。
ダンナは
「人形が歌って出迎えてくれて楽しい、って口コミだったんだけど…」
と言い訳する。
イッツア〇モールワールドのような施設を想像してたのかと思うと可笑しくなってきた。
もしあなたがユニーク好きなら
ここは今回の旅の最もおすすめする観光スポットです。
みんなに来てほしいから、載せる写真は少なめにしました。
※ちなみに今回おすすめ土産等を教えてくれた
宮古市出身東京在住のAさんとBさんは
マリンローズパーク野田玉川に行ったことがないらしい。
つまるところ、レアなんですよ、ここは。
敷地内には「てしごと屋」という店舗&工房があり、輝石マリンローズをアクセサリーなどに加工して販売している。
マリンローズのピンク色は確かに惹きつけられるチカラがある。
もう少しリーズナブルだったら、ネックレスが欲しかった。
小さなストラップを末っ子への土産にとひとつ購入。
子どもたちをいつか連れてきたいな、ここに。
ブーブー言うだろうな、うくく( ̄ー ̄)。
15:00も過ぎたし、そろそろホテルへ向かおう。