見出し画像

Fixed Match -2 /3 (I apologize)

申し訳ない。
気づいたら8000文字を超えていた。

いくら何でもふざけ過ぎなので、勝手ながら全3部とし、改めて
書き直しつつ、パート2をここに投稿させてもらい、
次のパート3で終わりとさせて頂きたい。

それでも4000文字超えなので、お時間のある時にでもお読み頂ければ。

そんなわけで昨2023年5月。

つい先ごろ減量の為の水抜きで脱水となり、騎乗できなくなって当日に
乗り替わりという大胆不敵な過失により騎乗停止になった
今年デビューの大江原比呂騎手が、

まだ競馬学校にいて、(絶対卒業しなきゃ!1年留年してるし!)と
まなじりを上げ始めていた頃、

スマホ6の活躍により、スマートフォン等通信機器の調整ルームへの
持ち込みが、全面禁止となった。


この時、藤田菜々子元騎手一人が、何のペナルティも受けなかった
事から、“さすがは魁となり、今の女性ジョッキー隆盛の時代を
作った人だ、覚悟が違う”と讃えられた。

彼女一人だけが、規則を破らずジョッキーとしての腕を磨く事に
邁進していた、と持ち上げられたのだが、実際は違った。

スマホ6隆盛の後、しばらくはなりを潜めていた(というか、見つ
からなかった、またはJRA職員の見て見ぬふりもあって大事になら
なかっただけかもしれない、というのは私の妄想である)が、
今年7月から大事が続けざまに起きている。

7月に水沼騎手が、スマホケースを預けて中身を持ち込んだという事で、
ケースの中身を確認しない等、互いの信頼関係を逆手にとった手口が
確信犯的かつ悪質、また今年5月という近い時期にも、スマホ持ち込み
で30日間の騎乗停止となっている前科もあり、異例の9か月間という
長期の騎乗停止処分が下された。

騎手は毎年、年に1回試験を受けて騎手免許を更新する必要がある。
更新しなければ翌年以降、騎手ではいられなくなる。
試験合格の発表(といっても毎年100%合格するのだが)そしてその後
の更新は、例年毎年2月。

これまでもスマホ持ち込み以外に素行問題などで何回か競馬ニュースに
名前が取りざたされた水沼騎手に対し、見方によっては、にっこり
笑いかけながら、”引退届は早目に出してね”と言っているように
捉えられなくもない。

そして9月後半に小林勝太騎手、
10月に入って永野猛蔵騎手(おい!将来的なわしの馬券戦略の柱の
一つやぞ?何してくれとんね!)。
両名は騎乗停止の上、裁定委員会の議定待ちである。

裁定次第では、騎乗停止以上の罰則が科せられる場合もあり得る。

いずれも問題を起こしているのは若い20代前半の騎手ばかりだ。
”一体管理はどうなってる?”とその矛先が向けられ、相次ぐこの問題に
風当りを意識せざるをえないJRAは、小林、永野騎手両名への罰則を、
もしかしたらこれまでよりも厳しいものにするかも知れない。

こうした状況を見て、”この流れなら今だ!”と思ったのかどうか。
センテンス・スプリング(以降SPとさせて頂く)が、藤田騎手の
過去の外部との通信を記事にした。

それによれば時期は2023年3月より以前、スマホ6が登場する前で
まだ通信機器の取り扱いについてJRAも緩やかだった時期だ。
事実として判明している所では、相手は3名、いずれも厩舎関係者で、
やり取りとしては他愛のない日常会話。

そのLINEの記録を保有しているSPから9月頃に直撃を受けた藤田騎手
は、『外部と通信なんてしてません』で通したようだが、SPの記事
に腰を上げたJRAの事情調査では、SP側がLINEの記録を持っている事
を知ってそれが要因の一つとなったのか、JRAに全てを話したという。

その後、藤田騎手の師匠、根本康弘調教師が記者会見を開いた。

“本当は藤田と共に会見すべきなんですが、今彼女の精神状態は
そういう状態ではないので“

“菜々子は、昨年5月、6名の新人の子たちが処罰された時に、その
当時は使っていなかったが以前、複数回スマホを使った事があると
自分からJRAに申告して、口頭での厳重注意を受けている“

“スマホを使っていた事を隠していたというご指摘があるが、そんな
卑怯な子ではない。それだけははっきりといっておきたい。
それが1年以上経った今、週刊誌に記事にされた事で再び罰せられて
いる。二重処罰ではないのか?“

角田大河騎手の時は会見すら開かず細かな所は一切情報を開示しなかった
JRAだったが、今回は違い、即、会見を開いた。
確か根本調教師の会見の翌日だったと思う。。

“昨年5月、藤田騎手から申告があり、口頭で厳重注意した事は事実。
しかし、これは騎乗停止等、競馬法に則った措置とは違い、内規による
処罰であってそれを公表する事はこれまでも行っていないし、
これからも行う予定はない“

“昨年の藤田騎手の申告は、『動画の閲覧などを行っただけで外部との
通信はしていない』というものだった。
今回、事情聴取によって、複数の厩舎関係者とLINEや電話での通話を
行っていた事が判明し、本人もそれを認めている“

“昨年5月時の申告内容は虚偽の申告だったという事であり、この事も
処罰対象となる”

藤田元騎手は外部と通信していた。

競馬開催の前日の夜に外部と通信するという事は、その夜の馬の状態に
ついての情報を第三者に提供する事ができる状態にあった、
という事である。

それは少なくとも翌日の馬券購入に際して、購入する買い目の選択に
少なくない影響を与えうるし、購入した馬券が当たって情報を提供
されたその人が利益を得れば利益供与になりうる。

何もその情報だけで馬券を買ったわけではないとしても、情報の提供
を受けていれば、それで利益供与は成立すると思われる。

(法律の専門家ではなく、間違っている可能性あり、調べたが
“思われる”という所までしかいけなかった。ならそんな記事発信するな
というのもごもっともだが、最大限ウラを取って、間違っていないはず、
と思えた為、発信する事をお許し頂きたい。
読んで下さる方は申し訳ない、それを踏まえて読んで下さればと思います)

情報提供をしたかしてないか、情報提供などするつもりはなかったのか、
それともあったのか、そんな事は問題ではない。
情報提供が可能である状態にあった、事が問題なのだと思う。

それは公正さを欠いた他者への利益供与に繋がるからであり、もし利益
供与の成立が立証されれば、競馬法という法律を破る行為となる。
法律を破る行為を世間では”犯罪”と呼ぶ。

スマホで馬の話をちょっとしただけで。

それが大事へと発展してしまう。
だからこそJRAもこうした八百長に繋がりかねない事には神経を
とがらせている。

事の重大さを知っていたからか、藤田元騎手のその後の対応も
また早かった。
JRAから裁定委員会で処罰内容が決まるまでの騎乗停止を言い渡される
と、即、引退届を提出したそうだ。
師匠の根本調教師や、7月にご結婚された旦那さんとも既に相談済み
だったという。

こうなる事を予見していたかのような早さだ。

SPからの直撃があった際、藤田元騎手は既に覚悟を決めたのかも知れない。
あの大外からの追い込み方を見れば、腹をくくるまでが早い、というのも
納得がいく。

リンガスヴィグラス(だったと思う)という馬で1400mのダート戦
(だったと思う)、大外から最後方からの追い込みを決めて1着と
なったのを見た時。

追い込むと決めて一番後ろで脚をためる決断をするにはかなり勇気が
いると思うが、それを決めるまで、スタートしてから何分、いや
何10秒かで、馬の状態、走りっぷり、他馬の様子、自分の馬の位置
を瞬時に把握した上、決めなければならない。

その腹をあのスピードで走りながら素早く決められるというのは、
中々できる事ではないと思った。

決断後、彼女は事前に師匠や旦那さん(JRAの職員)を通じてJRAと
相談という名の事前打ち合わせを行い、根本調教師の会見もJRAの会見
もストーリーとしてそこで作り上げられたのではないだろうか。
(もちろん私の妄想です)

昨年5月の自己申告をした時、藤田元騎手の申告内容は虚偽だった。
“外部とは通信していない”と言いながら実際には通信していた。

“これ”自体が虚偽だったとしたら?
実際には申告した時、外部と通信した事も言っていたがそれを言って
いなかった事にしたとしたら?

あの時、昨年の5月、30日間の騎乗停止を食らったスマホ6は全員
新人と若手で、全員がこれからの競馬界を背負っていく事になり
そうな、スター候補生たちだった。
(一人は電車に飛び込んでしまったようだが)

今現在のスターといえば武豊ジョッキーになるだろう。
しかし、本人はそのつもりはなくとも、もうあと何年、現役で
いられるかわからない。
次のスターも育っていない。

いるにはいた。
武さんよりはるかに小粒だが、スターといえばいえなくもない
存在がもう一人。

2016年デビュー、16年ぶりに誕生した女性ジョッキー、
女性ジョッキー初の重賞制覇や初のG1レース騎乗、通算最多勝更新など、
多くの達成した業績は枚挙にいとまがない。

しかし新人騎手の特権である減量特典がなくなり、2度目の鎖骨骨折を
起こした頃、年間勝利数は一桁が続き、もてはやされていた最初の頃の
アイドルとしての熱も冷め、それでも少数の固定ファンがいて、そして
何より本人が、真面目に、熱心に騎乗技術の向上に取り組んでいる。

世間一般的には武騎手という大スターのはるか後方ながら、かろうじて
スターらしき存在である彼女、藤田菜々子を、昨年5月申告があった時、(今、辞めさせるわけにはいかない)、と考えたとしたら?

不祥事続きの中、スマホ6という小型爆弾が炸裂するその傍らで、
もし藤田元騎手がもっと大型の爆弾を落としていたとすれば?

”外部と通信しました。私、もう辞めないとならないですよね?”

(いやいやいや、6の子らだけで十分、こっちの爆弾は無かった事に
して、むしろ持ち上げる形にすればへたに突っ込まれる可能性も低く
なる・・・・・。

スター不在でこの子もここしばらくぱっとしない状況が続いてるし、
ここらでテコ入れするのも丁度いいタイミングだし、彼女にまた
いいイメージで注目が集まれば、何よりこの下る一方の売上のグラフ
曲線を上げる方向に向ける為のテコ入れにもなる。

今、事件になってその当事者として彼女がいなくなるなんて事になれば、
業界のイメージはガタ落ち、グラフの曲線を上げる方向になど、二度と
向けられなくなるかもしれない)

そう思ったとしたら?

(思う?誰が?
・・・・・さあ?

そんな存在、いないと思います・・・“誰”って事もないですよ。
爺のただの妄想です)

<続く>

映画”ベストフレンズウェディング”より(2分45秒)

(ここ数日、時間が空くとこればかり繰り返し観ている。好きなシーンで
好きな曲なのだが、なぜ今これなのか?理由がさっぱりわからない)

いいなと思ったら応援しよう!