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外出自粛の食生活ですごく役立っているもの①/料理本 編
昨日に引き続き本関連の記事になっちゃいました。けっこうな本好きなのですみません(汗)
緊急事態宣言宣言4日目。
いよいよ様々な経済保証についても細かい情報や実施が動き出しているみたいですね。
NHK 特設サイト〜「働く人 経営者への支援は」〜
わたしのまわりでもお勤め先の営業時間変更に伴うシフトの大幅削減だったり、飲食店経営者の知人などにかなり影響が大きく出ている旨を聞くようになりました。
わたし自身も撮影案件の延期や前年のこの時期の売り上げからはもちろん数字的には減少しています。
というより、今のような状況は先に海外の各国が経験してきたことであり、むやみに恐ればかりで怯えることは観点を変える必要があるとは思いますが、危機感はしっかりと持ち合わせて行動にはそれを反映させています。
ので。
もともと予定していた対面のレッスンや講座などは3月以前にはオンライン中心に切り替える旨を告知していましたし、予約済みでヘアメイクを担当するお客さまに関してもご心情も事前に確認をしっかり取った上でどうしても!という方のみできうる限りの万全の対策を取った上で臨みました。
現在まで感染のご報告は一切いただいていませんのでほっと旨をなでおろしています。
仕事の影響もありますが、最初の外出自粛が出てから3週目になりますので「家にいる」という時間をこんなにもとったのは物心ついてからの人生でははじめて、と言えるくらいになってきました。(2歳くらいから保育園行ってたので)
独り身ではなく家族がいますが、コロナ以前の日常では外食の機会も比較的多かったですし、わたし自身が毎日献立を考えて買い物をするという行為にどうしても気が向かず…。
料理自体が嫌いではないんですがあんまり家庭の生活を維持する役割に萌えなかったというか。
今思うと単にそれは「地味な作業きらいー」的な、利己的で怠慢な考え方だったな、と思うんですが、とにかく気が乗らないのでやるにしてもしんどかったんですよね。
が。
こんな事態になり、混乱の要因は”病気”ですから「適当に食事する」なんてことも言ってられない!(免疫を下げちゃうので)となり。
今までだとサッと車で外食に出かけていたのも早々に控えるようにしていたので(ここに書いてますが夫と義母が重症化リスク群に当たるとのことだったので)突然3食、養生が叶うような食生活を賄うことになって最初は戸惑いました。
しかし。
無類の読書好きのわたし。
結婚当初に買い込んでいたものの、ときどき思い出してはレシピを1回きりをほんの1部。
それも1〜2度活用してお蔵入りにしてしまって怠惰を決め込んでいたのを思い出し、いつのまにか物置スペースにしまいこんでいた蔵書をひっぱり出してきました。
これです。
この本がもう役にたつたつ。
Kindle版だと500円くらいになってましたので、iPadとかで閲覧するっていうのが問題ない方ならかなりおトクですね。
保存がきき、食感も同じ食材で何通りも楽しめるのだけれどシンプルきわまりない、いろいろな身近で日常使いの食材たちの「しまつ」を紹介くださっているのですが、
・キャベツの外葉の活用法(たいてい捨てちゃうキャベツの固そうなわさわさの外側の葉、です。)
・きゅうりを半干しする食べ方
・一人暮らしでもかたまり肉を活用する「しまつ」
などなど、これだけでも知らなかった身からしたら「おおお。」ってなるんですが、有本さんって専業主婦時代の子育ての時期の「好き」が高じてその道を極めていかれた方。
なので食と生活、食といのちや健康についての考察も、この「今」だからとても深く心に刺さるのです。
食べることは連鎖であり、
今から何食べよう?と思い買い物に行って一から作るようでは大変。 そうではなく今日とった"だし"やスープ(食材を保存用に少し手入れした際の)が明日明後日の料理のベースとなり、数日前に干したり塩もみした野菜が今日のおかずに、というように料理はしりとりなんです。
(「使い切る。」レシピ 有本葉子さん著 本文より)
という一節があります。
当然ですがからだは食べるもので状態はかなり変わりますが、そのことを「体感」を持って感じられた例えがあったんですが、まさにいま、それを必要としていた!という内容でした。
3食きっちり食べる、とかコメを食べなくてはダメだ、とか、そういった特定の決まりごとは書いてなくて、とにかく身の回りの誰にでも手に入る食材をいかに活かしきるか。
そこと「連鎖」の回し方なんかのヒントも書いてあります。
食材はすべて普通にスーパーで手に入るものですし、普段から日常的にストックしておくド定番みたいなものばかり。
わたしはまさに『「今日なに食べよう?と思い買い物に行って一から作る」』をやっていたクチなので、座禅で肩をバチン!とやられたような気分になりました…。
食事づくりに行き詰まったりしそうだったらぜひ手にして欲しい本です。