むーちゃん ふーちゃん〜欅•櫻一期生の物語
【上村莉菜•齋藤冬優花 卒業の報を聞いて】
9月16日に10thシングル『I want tomorrow to come』の発売(10月23日) が発表された。
そして翌日、二つの重大な発表も続いてされた。
どれも一連の流れの中にあるものだと理解した…
9月17日昼過ぎ〜
香港のフェス『Clocken flap』への参加の発表。
不勉強でよく存じ上げなかったイベントだったが、調べてみたら日本のアーティストも参加してきたかなりの実績のあるフェスとのこと。
ソニミュが櫻坂に寄せる期待の一端が、伺い知れるものにも見える。
フランス〜マレーシア〜フィリピン〜韓国〜香港…次々と布石を打っている感が強い。
同日22時
上村莉菜と齋藤冬優花の卒業発表
メンバーの卒業発表をするなら、翌日のミーグリ第1次受付を前にしてのこのタイミングしかない。
むーちゃんとふーちゃん…
来るべきものがとうとう来たか…の何とも言えぬ虚脱感…
菅井友香の卒業後、グループに残った一期生5人(上村•小池•小林•齋藤•土生) が、これから櫻坂46のメンバーとしてどういった役割を果たすのかが注目されていたと思う。
後輩たちの成長を見守る立場に徹しながら、それぞれのイズムを継承させていった。
櫻坂に改名後、卒業していった一期生は、それぞれに美しい舞台の去り方をしていった…
✿ 守屋茜•渡辺梨加
2021.12.10 1stアニラ〜卒業セレモニー (日本武道館)
✿ 渡邉理佐
2022.5.21〜22 渡邉理佐卒業コンサート (代々木第一体育館)
✿ 尾関梨香•原田葵
2022.8.20 W.KEYAKI FES.2022〜卒業セレモニー (富士急ハイランド コニファーフォレスト)
✿ 菅井友香
2022.11.8〜9 卒業セレモニー (2ndTOUR FINAL 東京ドーム)
✿ 土生瑞穂
2023.11.25 3rdアニラ〜卒業セレモニー (ZOZOマリンスタジアム)
✿ 小林由依
2024.1.31〜2.1 小林由依卒業コンサート (代々木第一体育館)
今年1月、7thシングルBACKS LIVEの際に
上村莉菜は『無言の宇宙』
齋藤冬優花は『僕のジレンマ』
を、それぞれセンター曲として披露した。
渡邉理佐センターだったその楽曲を二人がそれぞれ歌うことに、何らかのメッセージを感じたムキもあったことだろう。
さらに遡れば、同じく7thシングルのカップリング小林由依センターの『隙間風よ』と、一期生5人の期別曲『風の音』を受け取ることとなった。
『隙間風よ』のMVや『風の音』の歌詞も、とても深い感慨に浸ることとなる楽曲だった。
菅井友香の卒業によって残った一期生メンバーがこの5人となった時から(もっと言えば櫻坂46に改名すると聞かされた時から)運命の糸が巡り巡っての時期として、不思議な感覚で心に残っている。
改名後、二人にとって、こと選抜という観点からは不本意な時期も多かったと思う。
しかし、それぞれに自らの立場を疎かにすることなく努めてきたからこそ、二期生•三期生から強く信頼され愛されてきたことは我々Buddiesも十分に知り得ていることだ。
引用したインタビューから約一年余り〜その決意は変わらずに二人は一つの決断をした。
今が、然るべき時期なのかどうかは我々が語ることではないかも知れない…ただ、彼女たちの想いを受け止めるのみなのだ。
直近の櫻坂チャンネルでは、齋藤冬優花が向井純葉とコンビを組んでの企画があり、上村莉菜も今後何らかの形で映像が公開されることと思う。
二人に「お疲れ様」や「ありがとう」を言うには、未だ早いのだろう。
しかし、今の段階でもそんな言葉を重ねることに躊躇はない。いくら言っても足りないくらい…と、思っているからだ。
今後の具体的なスケジュールは発表されていないが、10th期間一杯まで思い切り活動を進めて欲しいと願っている。
そして、小池美波の復帰を待って二人が卒業するとこととした〜という見方は「そうかも知れないな…」と思えるものだった。
運営側の判断があるにせよ三人同時卒業という選択肢は採らずに、小池美波が残るかたちとなった。
今週放送の櫻坂46の「さ」(文化放送) でも、すっかり元気な声を届けてくれたみいちゃんだから、その辺りの決意と覚悟はしっかりと持っているものと確信できた。
去るもの〜残るもの〜
これからの一期生のドラマを見逃すことなく見届けたい。